話す前から何を話すつもりなのか予測されてしまうタイプの人がいる。
冗談一つ言わず、非常にまじめで、礼儀正しいく、物事を固定的に考えてしまう方に多い。
そういう人は、話をしていて面白くないため、つまらない人として扱われやすい。
本についても同じことが言える。
新書に関する私の経験だが、書店にて、表紙と著者を見ただけで、この程度の本だろうと予測がつく本が最低1割はある。目次を見て、やっぱりこの程度かと思う本は2割ある。ちょっと面白そうだと思って読んでみて、なんだ自分が普段考えていることと変わりがない本、たいしたことが書いてないのに頁数だけは300頁もあって失望した本が2割は存在する。
そう考えると、残りの4割が、自分が知らない分野の本、本当に読む価値ある本ということになる。
しかし、この4割の本を手当たり次第に、一冊一冊きちんと読む時間など、誰にもない。
だから、つまらない本とどう付き合うか、どういう基準で読むのをやめるのかを最初に決め、習慣化しておかなければならない。
さもなければ、つまらない話しかしないつまらない人に付き合うのと同様の我慢を強いられるだけであり、義務感で読んだところで、挙句の果てに、そのストレス発散のために他人に対してつまらない話をついしてしまうつまらない人間になってしまうことを怖れるのである。
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