基本がきちんと書いてあって、初心者向けの良書なのであるが、模範プレーする人の舌が見えるため、後味悪い印象の本がある。
企画も内容も良心的でいいのに、写真の扱いを間違ったケースと思う。
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名将の条件 監督受難時代に必要な資質/野村克也/SBIクリエイテイブ/2016
プロ野球の名選手かつ名監督だった野球人が書いた実質的な遺作の本。世の中にはちょっと有名になったくらいでビジネス書を発刊したり、ニホンシリーズで優勝したことで有頂天となりビジネス書モドキの悪本を刊行するケースが結構ある。が、野村克也の場合は、実戦と実践が伴っている。少なくとも、選手やチームを育て上げたことが伝わってくる . . . 本文を読む
感染症と文明 共生への道/山本太郎/岩波書店/2011
各国史における重大事案としての感染症の経緯について、先入観なく読める好著。著者は医学部卒の感染症の専門家。読んだ印象となるが、世界史と感染症をもっと関連づけると、世界観、歴史観は変わる気がしてならない。また、テレビ出演する感染症の専門家と称する人たちとは一味違った見解が読める。
「共生への道」という副タイトルがついているが . . . 本文を読む
カラダ革命ランニング マッスル補強運動と正しい走り方/金哲彦/講談社/2004
ちょっと古い本で、上級者向けの本として評判は今一つかもしれないが、紹介するだけの価値がある本と思ったので書評として纏めることにした。
まず、この本は、ランニングを苦手とする人、長距離走れない人、ランニングの基本がわかっていない人、故障を抱えている人が読むことを想定し、書かれている。靴の選び方、食事、ストレッチング、 . . . 本文を読む