財務省を解体せよ!/高橋洋一/宝島社/2018
国民生活を犠牲にし、際限なき増税実現することで、天下り枠確保することを省益としてきた、財務省の問題行為の手口を紹介した暴露本。
財務省は、第一次安倍政権時代、官界中枢に配置された秘書職ネットワークを活用し、政権重要文書配布を妨害、出来上がっていた国会答弁用の想定問答集の抜き取り(削除)をやっていたとある。
マスコミ対策として、調査能力がほとんど無い新聞社の論説委員クラスを審議会委員に登用、手なずける一方、審議会報告書が一段落するタイミング等を見計らってマスコミに情報リークしたり、時に提供した情報により社説を書かせるといったことも行なわれていたと指摘している。
本書を読んだ感想となるが、財務省はマスコミと癒着しているばかりか、政権転覆を企図した政治活動を続けてきた、反国家組織であると思わざるを得ない。組織的にみて明らかに国家公務員法違反状態にあるとみていいようだ。
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