靖国神社/島田裕巳/幻冬舎/2014
靖国神社の入門書との書評が多いが、中身的には、あまり知られていないことがきちんと述べられている良書。A級戦犯合祀が強行され、合祀を強行したことが、天皇の靖国参拝の道と閉ざしたとする箇所は重要である。(182頁)安倍首相時代、安倍首相が靖国神社参拝時に鎮霊社を訪問したこと、鎮霊社の存在に言及したことも紹介されている。
天皇陛下御親拝を願い自決した沼山氏のこと . . . 本文を読む
アメリカを動かす宗教ナショナリズム/松本佐保/ちくま書房/2021
アメリカキリスト教界に係る用語の定義、信者数の人口ウエイトなど、基本的なところから始まり、プロテスタント、カトリックの保守派、リベラルの主張の違いが述べられている。中でも、大統領選挙でトランプ候補を支持した宗派として、保守系右派のプロテスタント系福音派の主張と実態を分析している。シオニズム、中絶、同性愛等の問題に関して、プロテス . . . 本文を読む
日本の神社百選 一度は訪れたい古代史の舞台ガイド/日本の神社研究会/宝島社/2018
ハンデイサイズの神社案内本。写真付き、簡単な地図付きで、神社の由緒の解説も読める。本にて紹介される神社は有名なもの中心となるが、ご朱印ブームもあり、近隣の神社の由緒を調べるべく、各地の埋もれている神社参拝する人が増えるきっかけとなりそうである。 . . . 本文を読む