閑雲孤鶴の日々  - Fire生活者の呟き -

Fire生活経験談のほか、世相世情 💹📆、知的生産技術💻📱、書評📒について、書き綴ります。⏳

財務省を解体せよ!

2024年12月22日 | 書評 政治
財務省を解体せよ!/高橋洋一/宝島社/2018 国民生活を犠牲にし、際限なき増税実現することで、天下り枠確保することを省益としてきた、財務省の問題行為の手口を紹介した暴露本。 財務省は、第一次安倍政権時代、官界中枢に配置された秘書職ネットワークを活用し、政権重要文書配布を妨害、出来上がっていた国会答弁用の想定問答集の抜き取り(削除)をやっていたとある。マスコミ対策として、調査能力がほとんど無い . . . 本文を読む
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アメリカ民主党の崩壊

2024年05月26日 | 書評 政治
アメリカ民主党の崩壊/渡辺惣樹/PHP研究所/2020   過去20年間に的を絞り、アメリカ民主党政権がしでかした悪行について、歴史書風に編集した本。 渡辺惣樹の本なので駄本ではなく、意図を持って書かれている。一言で言うと、この本は過去20年間、日本のマスコミ、特にワシントン駐在の特派員が報道してこなかった情報集である。ワシントン駐在特派員が報道していたなら、この本は刊行する価値が . . . 本文を読む
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財務省、偽りの代償 国家財政は破綻しない

2024年03月16日 | 書評 政治
財務省、偽りの代償 国家財政は破綻しない/高橋洋一/扶桑社/2022 財務省出身の名うての元官僚、高橋洋一が、財務省にとって都合が悪い事を、一冊の本ですべてぶちまけた名著。見出しを一読すれば、精読すべき重要箇所がはっきりわかるようになっている。 問題意識ある方に、特にお読みいただきたい箇所は、「財務省の税務権力に怯える政治家」、「政府資産の大半は天下りに使われている」、「財務省に餌付けされるマ . . . 本文を読む
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マル暴捜査

2024年01月21日 | 書評 政治
一見読み応えありそうな内容満載の本だが、肝心なことはあまり書いてない。 書評的には、両極端な評価となるが、それは著者が、NHK等テレビ局記者という立場であったことが影響している。池上彰が初心者向け入門書だらけであるように、この本もその程度の入門書レベルの常識が書かれているに過ぎないという評価があるが、警察の立場で書かれた本は少ないのでその点は評価したい。 入門書としてなら問題ないレベル。特に、 . . . 本文を読む
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アズ・ア・タックス・ペイヤー

2023年06月03日 | 書評 政治
アズ・ア・タックス・ペイヤー/高市早苗/祥伝社/1989 次期首相候補の一人と噂される高市早苗議員が、議員になる前、アメリカ武者修行時代の経験から、アメリカと日本の政治家の政治活動実態を比較した本。高市は、アメリカの政治家について絶賛するスタンスで述べている。一読するとアメリカのやり方が何から何まで道理として正しいという書きぶりとなっている印象があるが、それを根拠にして本書を評価することは本書に . . . 本文を読む
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アメリカの保守本流

2023年05月24日 | 書評 政治
アメリカの保守本流/広瀬隆/集英社/2003   著者が広瀬隆ということで書いてあることすべて鵜呑みにする必要はないが、読み物としては面白い。人脈的な記述が秀逸なのである。 一言で言うと、アメリカの金持ちは金持ち同士結婚し、さらに金と政治力を増すと考えればわかりやすい。 肥え太った金持ちがどの政治家とくっ付いて悪だくみしたかについて関心ある方にお勧めしたい一冊である。 . . . 本文を読む
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警視庁公安部外事課

2023年05月02日 | 書評 政治
警視庁公安部外事課/勝丸円覚/光文社/2021 庶民には馴染みのない、警視庁公安部外事課の警官と、大使館関係者、スパイ工作員の係わりを実体験ベースで纏めた、真実味溢れる本。真実を書きすぎると、身バレする可能性があるためか、著者は肝心な部分をぼかして纏めているが、それでも結構読める。著者は、公安警察官に必要な資質として、①健全な愛国心、②質素な生活、③家族愛を挙げている。ただ、これらは、どの職業に . . . 本文を読む
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安全保障戦略

2023年04月29日 | 書評 政治
安全保障戦略/兼原信克/日本経済出版/2021 国家国民的課題として、長らく出版化が望まれた、安全保障分野の待望の一冊。著者は外交官。それもあの岡崎久彦に師事、第二次安倍政権にて官邸入りし、重要政策を担った人物。 本書は、安全保障分野にとどまらず、歴史、制度、インテリジェンス、国家安全保障局、外交、日米同盟、サイバー戦、経済安全保障など幅広い視点から、論じたもの。本書は、同志社大学学生向けのテ . . . 本文を読む
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ブラック霞が関

2023年01月23日 | 書評 政治
ブラック霞が関/千正康裕/新潮社/2020 元厚生労働省の官僚が書いた、厚生労働省の労働実態について問題提起、業務改革提言した本。暴露本ではない。著者の使う日本語は、非常に平易かつ美しい。久しぶりに日本語の手本となりそうな文章を読まさせていただいた。知る限り、官僚とは高慢でぶしつけな方が多いようだが、この方はそうではない。公僕として日本のために働こうとする官僚が意外に多いことをこの本を通じて改め . . . 本文を読む
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日本の検察

2022年12月22日 | 書評 政治
日本の検察/久保博司/講談社文庫/1989 最近、不法滞在の外国人による窃盗事件に関して不起訴事案が相次いでいる関係で、読むことにした本。この本が書かれた30年前と今を比較すると、検察の体質が変わっていないのではないかと思われる点が続出していることに驚かされる。特筆されることは、検察は、マスコミへのリークを通じて世論操作を行ない、被疑者起訴、有罪を確実なものにさせる戦術を長年採用したことである。 . . . 本文を読む
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