無敵の生きかた みんなが味方になる

無敵の生きかた　みんなが味方になる/小林正観/廣済堂出版/２００９

仕事、家庭、人づきあい、子育て、健康、人の悩みは尽きない。
本書は、それなりの人生経験ある人にとって、生きづらさ、精神的疲労感、ストレスを感じた時に、その原因が精神的なことである場合、自身が陥った呪縛を解き放つ魔法の書みたいなところがある。

目標がはっきりした若い人はともかく、それなりに試練を乗り越え、真っ当に生きてきた人にとって、本書は心に沁みる珠玉の言葉（人生訓）に満ちている。

人生は、うまく立ち回ることが目的ではない。
マナー・作法等出鱈目ぶりが首相になってから表面化した現首相や増税眼鏡のように、権力者として、陰湿に政敵や批判する議員の足を引張ることは人生のゴールでもない。
贈収賄、脱税、他企業を出し抜いて蓄財することが経営者として成功することを意味しない。
補助金をちょろまかし裏金を捻出する一方、地域住民に迷惑をかける保育園経営者が従業員向けの朝礼で美辞麗句を語り、GWに別荘等に通いしつつ経費で風俗通いする社会福祉法人理事長だらけでいいはずはない。