翻訳読本/別宮貞徳/講談社現代新書/1979
世の中には語学力があるという理由から、通訳や翻訳家を志す方がたくさんいる。一方で、日本語としての意味が難解のため、何度読んでも意味不明な翻訳書が多数存在する。翻訳家のスキル不足のせいで、せっかくの原書が適切に評価されないことを意味する。
著者は、美しい日本語が書けない人、書こうという意欲のない人は翻訳に不向きであるとしている。難解かつ意味不明な翻訳 . . . 本文を読む
知的生産術/出口治明/日本実業出版社/2019
高度成長期と現在の対比で、産業界における知的生産活動の結果としての生産性について分析、少子高齢化が進展する時代にあって、日本が進むべき道を指し示した好著。一方で、著者は日本のサービス業界の生産性の低さを憂えている。著者は、日本企業に蔓延する長時間労働を否定、定時退社主義であるアフターファイブは、人に会う、本を読む、旅行することを奨励すべきだとしてい . . . 本文を読む