マレーシアのサラワク州で海外工事を担当していた時のお話でございます。
マレーシアへの出張は、いつもはMAS(マレーシア航空)を利用しておりました。
ある時、出張が延びたため、予定のフライトを変更してJALの便で帰国することになったのでございます。
私はJALの国際便に乗るのは初めてでございました。
その頃は、バブルの影響で課長と名が付けば一応、ビジネスクラスに乗ることが出来たのでございます。(笑)
私は席を確かめ、腰を深く下ろし、リクライニングシートをやや下げて、出発を待っていました。
(あっ、アナウンスがあるまでは、リクライニングシートを倒したり、テーブルを使うのは国内線も含め、全く自由でございます。)(笑)
最初から突っ立っていなくても良いのでございます。w
ただ、非常識なほど倒すのはイナカモンのすることでございます。(笑)
3週間ぶりの帰国だったので、私はかなりお疲れでございました。
予定時刻よりやや遅れて無事離陸して、しばらく上昇してから順調に水平飛行に移りました。
スチュワーデス達が一斉に立ち上がり、新聞紙や週刊誌を客に
「コレ読みたいやついますか~?」
ってな感じで客をチェックしておりました・・。(笑)
私は早く寝たいと思って、サングラスを掛けておりました。|-■■ノィョゥ
すると、可愛いスッチーが私のところへ来て、しゃがみ込みながら
小声で話し掛けるのでございます。
「あの、私、お客様のこと存じ上げております。
いつもご利用ありがとうございます。」
と言うのでございます。( `Д´)マヂデスカ!?
「あれ?オカシイなぁ、オレJALに乗るの初めてなのになぁ・・。
ハワイに行った時かなぁ・・?JALに乗ったのは・・?
オレってそんなに有名なのかしらん?グフフ・・」
そしてそのスッチーは真っ先に新しい日本の新聞や、男の興味のありそうな雑誌を持って来てくれるのでございます。
「ひょっとして誰かと勘違いしているな、きっと・・。」
と思いましたが、気になって仕方ありません・・。(笑)
寝ようと思っていたのに、目が冴え渡ってきてしまいました。w
もう彼女の方ばかり目が行ってしまいます・・。o(・_・= ・_・)o キョロキョロ
サングラスをしていたので、他からは見えないでしょうが・・・。w
機内食のサービスも終わり、映画を見ながら私はあらぬ妄想を
膨らませておりました・・。(笑)
きっと彼女はオレに気があるんだな・・。ムフフ
あぁ、オレ結婚していなくて良かったなぁ・・。ラッキー・・。
お付き合いするのに、ノープロブレムだもんね・・。
そうか、スチュワーデスと結婚したらカッコイイよなぁ・・。
プロ野球選手かタレント並みだな・・。グヒヒ
・・・・・・・・・
・・・・・・・・・
そして、免税品の機内販売が始まりました・・。
私はもう数回目の海外出張でしたから、機内でお土産を買うような
おのぼりさんとは違います。(笑)
なんてったって、国際ビジネスマンですから・・。(笑)
(英語じぇんじぇん出来ないけど・・。w)
そして、彼女が私のそばにワゴンを運んで来ました・・。
「アッ、あの~エルメスのスカーフ1枚下さい・・。エヘヘヘ・・」
って言っておりました。(笑)
嗚呼・・、あれはJALの手だったんでしょうかね~?
機内販売の売り上げ上げる為の・・。(笑)
しゃくだからバラジすけど、スッチー達の職業病って知ってますか?
それは・・、膀胱炎なのでございます・・。w
客優先で厠を使用させますから、ガマンし過ぎてなるようですぅ・・。w
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