『冬のソナタ』を読む
「夢を見たあと」(p121~144)
1 盗撮写真
スキー場で、ユジンはミニョンを盗撮していた。
ミニョンは見ていた写真を机の上に置いたまま、窓の外を呆然と眺めながら考えこんだ。
――ユジンはよくわたしの真似をするの。酷いときはわたしが好きだった人を好きになったりしたのよ。どうしてミニョンさんと仕事をしていることをサンヒョクに内緒にしたのかな。
――愛し合ってる人にとっては、お互いの心が一番いい家でしょ。
ミニョンの頭の中は、ユジンを信じたい心と、そうすることができない現実が複雑に絡み合っていた。
(p134~135)
なぜ、「ユジンを信じたい心」が生まれたのだろう。
(終)