女、婦人(おんな,ふじん)(Woman)
女を表わすヘブライ語の表現はイッシャー(女性の人)で、「妻」とも訳されることがあります。
同様に、ギュネーというギリシャ語も「女」とも「妻」とも訳されます。
「知恵ある女は家庭を築く。無知な女は自分の手でそれをこわす」。
(箴言・格言14:1)
「本当に賢い女性は自分の家庭を築き上げ、愚かな女性は自分の手で家庭を破壊する」。
(箴言・格言14:1)
「知恵のある女は自分の家を建て、愚かな女は自分の手でこれをこわす」。
(箴言・格言14:1)
「有能な妻はこれを所有する者にとっての冠であり、恥ずべき行ないをする女は夫の骨の腐れのようだ」。
(箴言・格言12:4)
「有能な妻は夫の冠であり、恥ずべき行動をする妻は夫の骨を腐らせる」。
(箴言・格言12:4)
「賢い妻はその夫の冠である、恥をこうむらせる妻は夫の骨に生じた腐れのようなものである」。
(箴言・格言12:4)
神がイスラエルに与えた律法のもとで生活していた女性は、多くの特権を与えられており、自分の判断で行動することができました。
例えば、箴言・格言31章10~31節で述べられている「有能な妻」は、家の者のために良い材料を購入し、りっぱな服を作ります。
何と、「彼女は下着をも作ってそれを売り」ました。
「商人の船のように」、この優れた女性も必要とあらば遠い所まで出かけて行き、選り抜きの食物を探して来ます。
「彼女は畑について考慮し、そしてそれを手に入れ」、「ぶどう園を設けた」と記されています。
「自分の取り引きが良い」ので,彼女の活動は利益をもたらします。
神(エホバ、ヤハウェ)を恐れるこの勤勉な女性は、「自分の家の状態を見守って」いるだけでなく、無私の態度で他の人を助けます。彼女が称賛されるのも当然です。
「有能な妻 - 倹約し、勤勉で人に与える、賢い女」
有能な妻を見いだすのは誰か。真珠よりはるかに貴い妻を。
夫は心から彼女を信頼している。儲けに不足することはない。
彼女は生涯の日々、夫に幸いはもたらすが、災いはもたらさない。
羊毛と亜麻を求め、手ずから望みどおりのものに仕立てる。
商人の船のように、遠くからパンを運んで来る。
夜の明ける前に起き出して、一族には食べ物を供し、召し使いの女たちには指図を与える。
熟慮して畑を買い、手ずから実らせた儲けでぶどう畑をひらく。
力強く腰に帯し、腕を強くする。
商売が好調かどうか味わい、灯は夜も消えることがない。
手を糸車に伸べ、手のひらに錘をあやつる。
貧しい人には手を開き、乏しい人に手を伸べる。
雪が降っても一族に憂いはない。一族は皆、衣を重ねているから。
敷物を自分のために織り、麻と紫の衣を着ている。
夫は名を知られた人で、その地の長老らと城門で座に着いている。
彼女は亜麻布を織って売り、帯を商人に渡す。
力と気品をまとい、未来にほほえみかける。
口を開いて知恵の言葉を語り、慈しみの教えをその舌にのせる。
一族の様子によく目を配り、怠惰のパンを食べることはない。
息子らは立って彼女を幸いな人と呼び、夫は彼女をたたえて言う。
「有能な女は多いが、あなたはなお、そのすべてにまさる」と。
あでやかさは欺き、美しさは空しい。主(神)を畏れる女こそ、たたえられる。
彼女にその手の実りを報いよ。その業を町の城門でたたえよ。
聖書(箴言・格言 31:10~31:31)
有能な妻をだれが見いだせるだろうか。その価はさんごよりもはるかに貴い。
彼女を所有する者の心はこれに信頼を置いた。そして、収益に欠けることがない。
彼女はその命の日の限り、悪ではなく、善をもって彼に報いた。
彼女は羊毛と亜麻を求めた。そして、何であれその手の喜びとなることを一生懸命に行なう。
彼女は商人の船のようになった。はるか遠くからその食物を携えて来る。
彼女はまた、まだ夜のうちに起き、食物を家の者に、定められた分を若い女たちに与える。
彼女は畑について考慮し、そしてそれを手に入れた。彼女は自分の手の実からぶどう園を設けた。
彼女は力を腰の帯とした。その腕に活気を添える。
彼女は自分の取り引きが良いことを知った。そのともしびは夜も消えない。
彼女は手を糸巻き棒に差し出した。その手は錘をつかむ。
彼女はそのたなごころを苦しんでいる者に差し伸べ、その手を貧しい者に差し出した。
彼女は家の者のために雪を恐れない。その家の者は皆、重ねの衣を着ているからである。
彼女は自分のために上掛けを作った。その衣服は亜麻と赤紫に染めた羊毛でできている。
彼女を所有する者は門のところで知られる者である。彼が土地の年長者たちと共に座るときに。
彼女は下着をも作ってそれを売り、帯を商い人に渡した。
その衣服は力と光輝であり、彼女は後の日を笑う。
彼女は自分の口を知恵をもって開いた。その舌には愛ある親切の律法がある。
彼女は自分の家の状態を見守っており、怠惰のパンを食べない。
その子らは立ち上がって彼女を幸いな者と言った。彼女を所有する者も立ち上がり、これを称賛する。
有能さを示した娘は多くいる。しかしあなたは ― あなたはそのすべての者よりも優れている。
麗しさは偽りであることがあり、美しさもむなしいものとなることがある。しかし、神(ヤハウェ、エホバ)を恐れる女は自分に称賛を得る。
彼女にその手の実を与えよ。その業が門のところで彼女を称賛するものとなるように。
(箴言・格言 31:10~31:31)
だれが賢い妻を見つけることができるか、彼女は宝石よりもすぐれて尊い。
その夫の心は彼女を信頼して、収益に欠けることはない。
彼女は生きながらえている間、その夫のために良いことをして、悪いことをしない。
彼女は羊の毛や亜麻を求めて、手ずから望みのように、それを仕上げる。
また商人の舟のように、遠い国から食糧を運んでくる。
彼女はまだ夜のあけぬうちに起きて、その家の者の食べ物を備え、その女たちに日用の分を与える。
彼女は畑をよく考えてそれを買い、その手の働きの実をもって、ぶどう畑をつくり、
力をもって腰に帯し、その腕を強くする。
彼女はその商品のもうけのあるのを知っている、そのともしびは終夜消えることがない。
彼女は手を糸取り棒にのべ、その手に、つむを持ち、
手を貧しい者に開き、乏しい人に手をさしのべる。
彼女はその家の者のために雪を恐れない、その家の者はみな紅の着物を着ているからである。
彼女は自分のために美しいしとねを作り、亜麻布と紫布とをもってその着物とする。
その夫はその地の長老たちと共に、町の門に座するので、人に知られている。
彼女は亜麻布の着物をつくって、それを売り、帯をつくって商人に渡す。
力と気品とは彼女の着物である、そして後の日を笑っている。
彼女は口を開いて知恵を語る、その舌にはいつくしみの教がある。
彼女は家の事をよくかえりみ、怠りのかてを食べることをしない。
その子らは立ち上がって彼女を祝し、その夫もまた彼女をほめたたえて言う、
「りっぱに事をなし遂げる女は多いけれども、あなたはそのすべてにまさっている」と。
あでやかさは偽りであり、美しさはつかのまである、しかし主(神)を恐れる女はほめたたえられる。
その手の働きの実を彼女に与え、その行いのために彼女を町の門でほめたたえよ。
(箴言・格言 31:10~31:31)