伊佐子のPetit Diary

何についても何の素養もない伊佐子の手前勝手な言いたい放題

仏像が盗まれた

2009年02月05日 | 京都
建仁寺の仏像が盗まれたという。
文化財の防火訓練をやったばかりだが、
盗みにも気をつけなくてはならないとは。

ニュースの時に、
建仁寺に来ていた観光客にインタビューしていて、
客が「仏さんを盗んだらバチが当たる」と答えていたけれど、
そう答えるしかないだろう。

と思っていたら、
今度は東寺の仏像も12月に盗まれていたというニュース。
もう本当にけしからぬよ。
最近京都では仏像の盗難が多くなって来た。
ちょっと前、
山科だったかの毘沙門堂とやらの毘沙門天も盗まれたと。


こういう仏像泥棒はシステムが確立していて、
きっと流す人、売る人、買う人がきちんといると思う。
買う人は盗品だと知っていて買う。
そして一人でリビングなんかに置いて、
俺一人のものになったと言って悦に入っている。
そういう手合いがいると思う。
そして古美術商なんかにも盗品専門というか
、盗品もオッケーなブラックな店がある。


店自体が泥棒に盗って来てくれ、という場合もあると思うね。
システム化というか、ビジネスとして成り立っている。
盗品ビジネス。
仏像専門泥棒がいて、盗品専門鑑定士がいて、
盗品専門古美術商がある。
もちろん公にはしない。店には出さない。
秘密ルートで仕入れて、
顧客リストから買ってくれそうな悪い客に秘密裏に連絡する。

もしくは裏メニューのような感じで、
あんたんとこにあれがあると聞いたが…、
とワケアリの客が来ると、こっちへ…、
と裏へ通され、そこでブツを見せられる。
客に頼まれたりすることもあるかもしれない。
あのブツが欲しい。何とかしてくれ。
…(文字どおりブツだ)

際限なくブラックな想像をしてしまうが、
そうとでも考えないと仏像泥棒が横行する理由が分からない。



建仁寺の件は、
建仁寺という禅寺だったことにうーん、と唸った。
ずる賢い、そこを狙うか、という感じだ。
通常、
普通の人は禅寺には仏像というイメージはあまり持たないものだ。
仏像はあるだろうけれどウリではないし、
それほどすごいものが置いてあるとはあまり思わない。
そういう穴場的なお寺を選んでいることが、
ものすごく手慣れているというか、プロの仕事というか、
いかにも小賢しい。


しかし、12月には東寺から盗まれていたという。
仏像の宝庫、東寺を狙うとは何という大それた、
それこそバチ当たりな泥棒なのだ。
しかし東寺の方も、メインの建物ではなく、
ちっちゃい毘沙門堂という、
普通の人が決して注目しない場所から不動明王の立像を盗んでいる。
東寺の有名なアレではなく、指定のされてない小さい立像だ。
そこに腹が立つ。
ものすごく小賢しいことをする。
泥棒に知恵があるだけによけいにむっとする。


ただ驚いたのは、現在東寺では盗まれた像の場所に、
別の仏像を置いているということだ。
名もない仏像をひとつくらい盗まれても
他にいっぱい持ってるということなのだろうか。
まあそれもすごいことだが、
でも盗まれた事実がそれで相殺されるわけではない。

ニュースでは、
日本の古美術は外国人のコレクターに人気があり、
そういう人らに向けて売るために、
盗品ビジネスが成り立っているのではないかと推測されていた。

いやな話だ。
盗品でも良いから欲しいというコレクターなんているのかしら。
そんなものを持っていても楽しくないだろうに。



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ビートルズ本

2009年02月02日 | 本・書評
アフィリエイトなるものを、試してみることにした。

小遣いを稼ぎたいというよりも、
本の画像を写真に撮ってアップすることが面倒なことと、
それが著作権的に良いのかどうなのか
未だによく分からないでいるのとがあってなのだった。

自分の買った本なら、
写真に撮ってどこに貼りつけようが自由だろう、
とずっと考えていたけれどどうなのだろう。
本の著作権というか、
本の画像の著作権(?)というものを、
今までずっと曖昧に考えて来たので、
いや、
むしろあまり考えなかったと言ったほうが良いかもしれないので、
改めてちょっと自問する意味で
アフィリエイトを利用しようかと思ったのだった。

本の画像を自分のサイトでアップする時は、
アフィリエイトを利用すれば良いというような記事を
何かの本で読んだような気もする。
いつどこで、
何の本で読んだかが老人力によって全然覚えていない。
利用すると良いのか、利用した方が良いのか、
利用しなければならないのか、
利用してもしなくても良いのか…、
その辺がよく分からないのだが。

ちょっと画像が小さいけど…





昨年末くらいに本屋さんで見かけたのがビートルズ本。

「ビートルズの謎」という本は、
一般にビートルズ伝説というものがあり、
それが正しいのかどうか、どうして伝説が出来上がったのか、
などを検証した本。
講談社現代新書。
完全にマニア向けだ。
たとえば、
「エプスタインのレコード屋にビートルズの曲を買いに来た青年は実在したのか」
「ブッチャーカバーはどのような経緯で撮影されたか」など…、
うーん、マニアック過ぎる。


そしてもうひとつ、ビートルズ本があった。
これはどの本屋にも置いてあったわけではなく、
同じ新書なのに割と目立たない感じでひっそりと発売されていた。





「真実のビートルズサウンド」という本で、
これはビートルズの曲を聞いて影響を受け、
音楽プロデューサーになったという日本人
(結構有名な人をプロデュースしている)が書いたもので、
著者がビートルズファンだから、
無条件にビートルズを賞賛したものだ。
無邪気とも言える。

ビートルズの各楽曲の音の、どの部分が画期的で、
どの部分が優れていて、
どの部分に痺れたかが克明に書かれており、
これまで、このように純粋にサウンド的に
ビートルズを論じたものが意外となかったことに気がついた。



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