伊佐子のPetit Diary

何についても何の素養もない伊佐子の手前勝手な言いたい放題

男性にもいる羽生ファン

2024年12月29日 | 京都の社寺と文化財

羽生結弦 notte stellata2025よりコンセプトフォトが公開された。



去年のメインビジュアルとあまり変わらないので
去年の撮影(2023年)だと思い込んでいたが、
新たに今年(24年)撮影したようだ。
衣装も同じノッテステラータだし、
羽生結弦選手があまりにも変わらないので去年のものだと思ってしまった。
今度のnotte stellata2025でも演じられるはず。
ますます見たくなったが、
野村萬斎さんインでチケットが取りにくくなっただろうか(>_<)



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かねてより羽生結弦好きを公言していた健さんこと、
緒方健二氏がニューズウィーク日本版のインタビューに答え、
著書の宣伝と共に羽生結弦についても少し語る。

なぜ短大保育学科に?『事件記者、保育士になる』
著者・緒方健二が
「全宇宙の羽生結弦さんファン」に感謝する理由とは【編集長が聞く!】
https://youtu.be/rHHdL3U21V0?si=INVMyaVaxoUTu6bH
ニューズウィーク日本版


9分ころよりピアノで「春よ、来い」を練習していて、
いずれは羽生選手のバックで弾きたい、と。
21分ころから羽生選手を注目するようになったきっかけ、
羽生選手を「若」と呼び、
羽生ファンに感謝している理由など。

強面の元事件記者の健さんが羽生好きというのが心強い。
近ごろは羽生は男性にも認められている。



野呂一郎という聖和大学教授は例の「東洋経済」を読んで、
羽生結弦が最高のプロレスラーだと悟ったという話↓

note
https://note.com/noroichiro/n/ne2e72ccabe1f
プロレス&マーケティング第102戦 羽生結弦こそ最高のプロレスラーだ。
野呂一郎


この方は「東洋経済」を定期購読しているということで、
そういう人にも羽生結弦の神髄が伝わったらしいことは、
羽生選手は東洋経済の取材を受けて正解だったようだ。
こうして羽生プロ活動について
少しでも多くの人に伝わりその成果が広がってゆくと良いと思う。



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「レンズ越しの羽生結弦」をやっと読了した。
神カメラマンと呼ばれる小海途良幹さんを通して、
羽生結弦の被写体としての凄みに焦点を当てた。
羽生関連の著書の中でもいっとう読み応えのある本だった。




小海途さんの向上心、
定型をきらい独自色を出したいという彼の苦闘が、
羽生結弦を撮影することで花開いた。
その経緯がスリリングであった。

「羽生さんの写真には心から満足したカットが存在しない」と、
あとがきで語る小海途さん。
いつか満足できる羽生さんの写真を撮ってくれるはずだと、
これからも小海途さんに期待してもいいのだと思えた。

プロ2周年、白衣装の羽生を撮った時、
白のレースを調達したのは小海途さん自らだったというのも驚き。
いつかあの時の写真を全部公開してもらいたい。
今回の撮影を含めて新たな写真集を出して欲しいと思ってるのだ…



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Yuzuru Hanyu ICE STORY 3rd -Echoes of Life- TOUR
公式HP
https://echoesoflife.jp/

↓公式X
Yuzuru Hanyu ICE STORY 3rd -Echoes of Life- TOUR
https://x.com/echoesoflife_jp

↓公式インスタグラム
https://www.instagram.com/echoesoflife_jp/


https://echoesoflife.jp/schedule.html



*Echoes of Lifeストーリーブック、グッズ

-グッズ-ラインナップ


↓商品によっては25年1月以降になるものもあり

グッズ通信販売
■通信販売個数制限:1アイテム5個まで
・発送開始:12月下旬より順次発送予定
・送料:950円(税込)

販売サイト
https://echoesoflife.jp/goods.html

↓申し込み
https://axelstore.net/series/echoesoflife_officialgoods


ライブ・ビューイング会場での物販
https://liveviewing.jp/echoesoflife/

映画館でジップパーカー(ブラックのみ)が買えるように。
Tシャツもブラックのみに
オフィシャルパンフレットも追加

ストーリーブック、オフィシャルパンフレット、Tシャツ、ジップパーカー
ポケッタブルバッグ、タグキーホルダー、アクリルキーホルダー、
マルチポーチ、ノートブック、マスキングテープ、ポストカード、
クリアファイル、フォルダー、アクリルスタンド、
そのほか「プロローグ」と「GIFT」のディスクも販売



-広島公演-

広島グリーンアリーナ(広島県立総合体育館)
■公演日程:2025年1月3日(金)/1月5日(日)
■協力:広島ホームテレビ
https://echoesoflife.jp/schedule.html

日程 OPEN START
1月3日(金) 15:30 17:00
1月5日(日) 14:30 16:00


チケット販売スケジュール 

*広島公演は完売しているが一応('◇')ゞ
もう無理とは思うが(>_<)↓

■一般販売3次(先着)
・受付期間:2024年12月23日(月)19:00~

チケット申し込み ローチケ
https://l-tike.com/sports/mevent/?mid=740255



―広島公演 ライブ・ビューイング ディレイ・ビューイングー

上映日時 上映内容
2025年1月5日(日)16:00開演 ライブ・ビューイング
2025年1月11日(土)13:30開演 ディレイ・ビューイング
※1月5日(日)公演の再上映
チケット料金 全席指定: 4,000円

■一般発売(先着)
ディレイ・ビューイング
・受付期間:2024年12月25日(水)18:00~2025年1月10日(金)12:00
※お申込みは、おひとり様につき4枚まで
※一般発売は先着順、予定枚数に達し次第受付を終了。

※1月5日(日)公演(ライブ・ビューイング)の一般発売はございません。
・ローソンチケット
https://l-tike.com/cinema/mevent/?mid=737401


-千葉公演-

LaLa arena TOKYO-BAY

■公演日程:2025年2月7日(金)/2月9日(日)

日程 OPEN START
2月7日(金) 15:30 17:00
2月9日(日) 14:30 16:00

https://echoesoflife.jp/schedule.html#chiba


チケット販売スケジュール
■一般販売1次(抽選)
・受付期間:2024年12月28日(土)14:00~2025年1月6日(月)23:59
・当落発表:2025年1月11日(土)12:00~

TICKET
公演情報
https://ticket.tv-asahi.co.jp/ex/project/eol_chiba

簡易座席図



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羽生結弦 notte stellata2025
2025年3月7日(金)~ 9日(日)
セキスイハイムスーパーアリーナ(グランディ21)

公式サイト
https://nottestellata.com/

公式X
https://x.com/notte_2025




チケットは1/7日より発売予定
イープラスで最速先行
▼日程2025年
 ・3月7日 16:00開場/17:00開演
 ・3月8日 17:30開場/18:30開演
 ・3月9日 15:00開場/16:00開演


チケット詳細
申し込みは1月7日から

チケット購入 イープラス
https://eplus.jp/sf/word/0000162894
イープラス独占最速先行:
2025.1.7(火)12:00〜1.21(火)12:00


プレミアム席35,000円
アリーナ席26,000円
スタンド席21,000円
車いす席18,000円

*JTBのパッケージツアープラン

チケット付きパッケージツアー
https://jtb-entertainment.net/tour/2025/nottestellata/
羽生結弦 notte stellata 2025
JTBパッケージツアープラン


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羽生結弦公式YouTubeチャンネル

https://www.youtube.com/channel/UChXVX37lFVqMfYWNsDvqhdQ/videos

↓羽生結弦公式X(twitter)

羽生結弦official_Staff公式
https://x.com/YUZURUofficial_

↓羽生結弦公式インスタグラム 
yuzuruofficial_

https://www.instagram.com/yuzuruofficial_/


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*羽生結弦関連テレビ*

・1月4日(土)khb東日本放送(仙台ローカル)
午後3時25分~午後4時25分
スポーツのチカラで宮城をもっと熱く
独占!羽生結弦 30歳の誓い

・1月5日(日)CSテレ朝ch2
午後4時~
Yuzuru Hanyu ICE STORY 3rd “Echoes of Life” TOUR 広島公演 DAY2

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*羽生結弦関連書籍*


・日刊ゲンダイ2025新春特別号
12月29日
400円
表紙 羽生結弦
独占直撃!「今」を語る


YUZURU IV 羽生結弦写真集
能登 直
3,630円
著者/編集: 能登 直
出版社: 集英社
特典としてポストカードが2枚 (100mm×148mm)


レンズ越しの羽生結弦 神カメラマンが見た絶対王者
2,970円
出版社:山と溪谷社


装苑2025年3月号
文化出版局
858円
1月28日(火)発売
カバー&巻頭特集 羽生結弦


羽生結弦写真集 Tai スペシャルBOX入り
AERA編集部
16,500円
2025年03月21日頃
144p(16ページ増)
予約締め切り2024年1月6日(月)


YUZURU HANYU with GUCCI 『a full filling time』
マガジンハウス
24,999円
2025年05月15日
216p



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東本願寺 鐘楼

2024年10月29日 | 京都の社寺と文化財

以前東本願寺へ行った時には境内の南側に位置する鐘楼は、
修復中でクレーンが見えていたが、修復がすべて完了したようで、
現在はクレーンも覆いも取り払われ、完成した姿が境内に佇んでいた。







東本願寺の鐘楼は境内の南に位置する阿弥陀堂の前、
その端っこにある。
阿弥陀堂門の南横くらい?






この鐘楼も重要文化財に指定されている。
東本願寺の鐘が鳴るのはあまり聞いたことがないが、
たまに鳴ることはあるらしい。


今回の鐘楼修復では屋根も葺き替えたようだ。
真新しく明るい茶色の屋根が現れた。
入母屋造りで檜皮葺きだそうだ。
金箔も貼り直しただろう。

創建当初は伏見城から移築され、
1858年、安政の大火により焼失、
1894年(明治27年)門徒の寄付により再建されたという。
(京都新聞より)

↓(会員登録が必要)
https://www.kyoto-np.co.jp/articles/-/1350906
京都市下京区の東本願寺で重要文化財の鐘楼修理が完了 
秋晴れの空の下、響き渡った鐘の音
2024年10月12日 17:15
三皷慎太郎





お東にあったもともとの鐘楼が伏見城のものだったのは知らなかった。
が、現在のものは、
明治時代に堂宇が再建されたのと同時に再建されたものだろう。
それでも明治の重文建築で130年を経て損傷が目立ったと見える。


お買い物広場のそばには慶長年間に作られた撞鐘(つきがね)が置かれている。
かつてはこの鐘が鐘楼に吊り下げられ、鳴らされていたのだろう。



お東の境内は広いのでいつもどこかしらで修復作業が行われている。
それも再建から100年以上が経ち、修理が必要だからだろう。

巨大な御影堂とその南に位置する阿弥陀堂は修復が完了している。




手前が阿弥陀堂で向こう側に御影堂が見える。
二つは廊下で繋がっていて、
どちらも巨大な木造建築で重要文化財に指定されている。
本山の境内に入るたび大きなスケールにビビる((´∀`))


鐘楼のすぐ近くの出口(入り口)は阿弥陀堂門である。



阿弥陀堂門も重要文化財だ。
これも最近修復が完了したばかりだ。
東本願寺は観光寺ではないが、堂宇は見ごたえのある建築が多い。



境内を阿弥陀堂門から出て、お堀端を歩くと、
またもやありがたいお言葉を書いた看板に遭遇する。


人生に正解なし
人生すべて無駄なし

無駄ばかりの人生を送って来たなと思っていた私でも、
無駄ではないのだろうか。
考えさせられる言葉だった…。






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東本願寺・菊の御門

2024年10月01日 | 京都の社寺と文化財

東本願寺の中央の門は御影堂門(ごえいどうもん)と呼ぶが、
その北側にある門は菊の御門と呼ばれている。
親から聞いた話によると、
いつの頃か天皇が来る時だけ、この門から入るため、
皇室の菊の家紋を扉につけたのだという。
両親の話だから正確ではないかもしれないが。







この菊の御門はまったく開かれることがなく、
いつも閉じられたままだから、信憑性はありそうだ。
今のところ、
皇室や天皇が東本願寺を訪ねたという話は聞かないので、
だから門が閉じられたままという見方も出来る。

東本願寺と皇室に関係があるのかどうなのかは分からないが。。
ただ東本願寺の飛び地境内地である庭園・渉成園には、
明治天皇行幸の地という石碑が建てられているので、
あながち無関係ではないかもしれない。





この菊の御門は長い間、高い木製の塀が門の前に設置されていて、
それが邪魔をして菊の紋章が良く見えない状態だった。
が最近、菊の御門の修復が始まったらしく、
門の全貌が見渡せるようになった。
この機会にと写真に撮ることにした。

御門がいつ頃建てられたのかは知らないが、
本堂が再建された明治時代よりは下るのかもしれない。
(推測です)


菊の御門は閉じられているので、中央の御影堂門から、
本山の中へ入ることにする。
ついでに本山を見学。


御影堂門はものすごく巨大なので近くからだと全体を写せない。
最近は外国人観光客がとても多いので、
このお東にも沢山の外国人が。。


東本願寺では能登半島地震への義援金も募っている。
能登は豪雨被害でまたも地域によって停電や断水が起きている。
まだまだ寄付は必要だ。


巨大な御影堂門の下を通ると目の前に
これも巨大な御影堂(ごえいどう)がある。



巨大すぎて全体を写せない。
明治時代の再建だが、近年、重要文化財に指定された。
(御影堂門も)


これほど巨大な木造建築もあまりないのでは。
近年、修復が終わり、新しい姿に蘇った。




御影堂の南側に阿弥陀堂がある。
西本願寺とは、位置が逆である。
(お西は阿弥陀堂が北にあり、御影堂は南側にある)

阿弥陀堂は御影堂より少し小さめで同じく重要文化財だ。
こちらも近年修復された。


御影堂と阿弥陀堂は廊下で繋がっており、
靴を脱いだまま歩いて阿弥陀堂へ行ける。




そして、渡り廊下の一角に毛綱(けづな)がガラスケースに納められ、
公開されている。

ガラスが邪魔して良く見えないが、
髪の毛を編んで作った綱である。


毛綱とは何か。

幕末の禁門の変により、
京都の町はどんど焼けで多くが火災の被害を受けた。
東本願寺にも延焼し、本堂を始め阿弥陀堂など多くが焼失した。

明治に入り、お東再建の動きがあり、全国の門徒が協力した。



木材を運ぶために船で川下りをし、橇(そり)を運搬に用いた。
その際、綱を用いたが、より強度のある綱が必要だった。
そこで、全国の門徒の女性の髪の毛と麻とをより合わせて、
編まれた綱が毛綱であった。
門徒の女性たちが自身の髪を切って提供したのである。
少しでも本山の力になりたいという思いからであろう。
全国各地から53本もの毛綱が寄進されたという。

最も大きいものは長さ110㎝、太さ40㎝、重さは何と約1tにも及ぶという。
(本山の説明文より)


それの本物が御影堂と阿弥陀堂の渡り廊下に展示されているのである。
明治の再建の苦労をしのぶためである。
東本願寺にも様々な歴史があることを考えさせる展示だった。


阿弥陀堂の前から修復中の鐘楼が見える。
これも重要文化財で、この前まで膜で覆われていたが、
屋根の葺き替えが終わったようで真新しい屋根が見えた。



東本願寺の境内は広いので、本堂や阿弥陀堂の修復が終わっても
どこかしらで修復作業が行われている。
現在は手水屋形という建造物がテントに覆われていて修復中。
これも重要文化財だとは知らなかった。
龍の口から水が出ていて手を洗い清める所である。




阿弥陀堂の南には京都タワー(ニデック京都タワー)が良く見えた。



そういうわけで、
菊の御門を見に行ったついでに本山内部も見学した。
浄土真宗は拝観料を取らないので無料で入れる。
西本願寺は国宝だが、そこも無料で入れる。
真宗はお参りする場所であるから無料なのだ。


双方とも本堂はがらんとしていて、見どころはないのだが、
建物自体が国宝だったり重要文化財だったりする。
東本願寺の御影堂は世界でも類を見ないような巨大木造建築だ。
建築を見るだけでも建築オタなら見応えがある。


お東の東側周りに巡らされているお堀の北側には、
多分鷺だと思う鳥が常にいる。
2匹いて、時おり鳴き声も聞こえる。
お堀に常駐しているようだ。



お堀端にはありがたいお言葉を書いた看板も等間隔に設置してある。
「人は出会いによって育てられ
人生は別れによって深められる」


しかし、割とネガティブな言葉も多く、
「人間の欲望は
品切れすることはありません」とか、

「物事をありのままに
引き受けられない私」だの、

「自分の思いを叶えるために
神も仏も利用する私」だとか。




これは教訓にせよという意味なのだろうか。
我が身を振り返れということなのだろうか。
ネガティブというよりまるで脅し(◎_◎;)
もう少し明るくて希望の持てる言葉を選べなかったのだろうか、
と、お堀端を歩きながら考えたのであった。







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京都文化博物館・別館内部

2024年01月12日 | 京都の社寺と文化財


気持ちが浮ついているので、少し落ち着こう---。


京都文化博物館・別館の内部は以前も写真に撮ったし、それをブログに書いた。
けれどもとても好きな場所なので何度でも書くのだ。
というより文化博物館へ行くたびに写真を撮っている気がする…。
それくらい好きだからだ。

京都文化博物館・別館はもともと明治39年(19006年)、
旧日本銀行京都支店として建てられた。
設計は東京駅や日本銀行などの設計で有名な
辰野金吾とその弟子・長野宇平治である。
1969年に重要文化財に指定された。

1965年まで銀行として使用され、68年には平安博物館として開館した。
平安博物館(私立)は主に資料的な博物館として研究に用いられていた。
1988年に京都府京都文化博物館として新たに出発した。
2011年にリニューアル改修工事が行われ、
旧日本銀行京都支店の建物は文化博物館の別館として位置づけられた。
現在はイベントなどで使用され、
イベントがない時は解放され、自由に写真を撮っても良い。



京都文化博物館 公式サイト
https://www.bunpaku.or.jp/

別館ホール
https://www.bunpaku.or.jp/exhi_gallery_hall/exhi_hall/

別館について
https://www.bunpaku.or.jp/about_us/bekkan_outline/

日本の近代建築の祖ともいうべき辰野金吾とその弟子・長野宇平治が設計し、
明治39年(1906)に竣工した日本銀行京都支店の建物です。
明治を代表する洋風建築として昭和44年(1969)に
国の重要文化財に指定されました。
三条通を中心とする「界わい景観整備地区」における
景観重要建築物のひとつとして保存公開しています。



別館は重要文化財なのに自由に出入り出来て、写真も撮れ、
市民に開放されているところがとても好きだ。
重文の建築を気軽に、間近で見られる所がいいのだ。



何度も写真に撮ってるが、とてもフォトジェニックな内部だと思う。

外観は煉瓦づくりで白のラインが美しく、辰野様式らしくて
重厚感があるとともに味わいがある。


内部はこげ茶色の柱や窓口、そして白の壁とのコントラストが
とても美しい。
あまりにも美しいのでいつも訪問するたびにため息が出るほどだ。



かつて銀行だった部分がそのまま活かされ、
客と対応する窓口もそのまま残されている。
アールヌーヴォー風の意匠が美しい。



白い壁にも美しい装飾が施され、柱はギリシャ風のデコレーションがされている。




天井のデザインも凝っていて、
木製の茶色の格天井と四角い天井窓が組み合わさっていて、
シャンデリアがぶら下がっている。
シャンデリアはいつも鈍い光を放っていて、薄暗い場内に存在感を見せている。




博物館内には博物館全体の模型が置かれていて、
建物の全貌を知ることが出来る。

三条通りに面した別館の後ろに本館がある。
別館はイベントが主なのに対し、
本館でいろいろな特集展示の展覧会が行われている。
また本館にはフィルムシアターが併設され、
席数は100と少しくらいだが、意欲的な映画を公開している。
文化施設として意義のある活動をしていると言える。




別館と本館を繋ぐ中庭には府のマスコットキャラクター、
まゆまろがいる。


このように美しい文化博物館・別館の内部が、
美しく保存されているなといつも思っていたが、
実は老朽化が進み、壁にひび割れや漏電などもあるそうだ。
一見、美しく見える白壁も、かなり傷んでいるのだという。

そういえば京都国立博物館の本館も長い間公開されないままである。
以前は本館で特集展示が普通に開催されていたのに。





それがメンテナンスのため非公開となり、
展覧会は平成知新館でのみ行われるようになって久しい。
それくらい本館は痛みが激しいのだろう。
いつになっても改修工事が完了したという告知がない。
ほったらかしというわけではないと思うが、
それだけ改修・保存が困難なのだろう。



文化博物館も京博も文化財であり、
文化財を守る努力はされていると思うが、
明治期の古い建築を保存・活用し、
維持管理してゆくのはそれほど難しいのだろう。
重文に指定されているのに、そしてだからこれら美しい建物を、
何とか後世へと残し、伝えてゆけないものだろうか。
維持管理する技術が進めばいいが・・・。



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平等寺(因幡堂)特別公開

2023年10月19日 | 京都の社寺と文化財
因幡堂(因幡薬師)の名前で知られている、
京都市下京区にある平等寺で普段非公開の本尊(薬師如来)が
特別公開されているのをテレビのニュースで知った。
歩いて行ける場所なので行って来た。


住所は 京都市下京区不明門通(あけずどおり)松原上ル
因幡堂・因幡薬師
京都十二薬師霊場各札所寺院、特別公開
10月7日~10月22日



いつもは烏丸通を五条通りから四条通へ右側を歩いていると、
「因幡薬師」の灯籠が見え、そこが因幡堂だと分かる。
不明門通の突き当りにある。


薬師如来とは左手に薬壺を持ち、
病気を治す仏様として尊崇されている。
因幡薬師として知られている平等寺のご本尊も、
病封じの仏さまとして信仰を集めているようだ。



本堂は何度か火災に合い、そのたび再建された。
特に幕末の蛤御門の変の時のどんど焼けでは堂宇ほとんどが焼失し、
現在のものは明治19年に再建されたものだという。
建立されたのは平安時代にさかのぼるらしい。
(西暦1003年だとか)
京都十二薬師霊場のひとつという。



今はひっそりとしていてとても小さなお寺だが、
建立された時はかなりの規模だったようだ。



ホームページ
https://inabado.jp/

現在は真言宗のお寺で、智山派智積院に属するという。
だから本尊は薬師如来なのだ。

今回、特別公開されたのは、
寺の境内の片隅に建てられた小さな収蔵庫のような所の内部だ。
境内からしてとても狭いが、本堂や収蔵庫も狭い。



その小さな収蔵庫の中に本尊の重要文化財である薬師如来立像があった。
本堂にはお前立が置かれてあり、
文化財の本尊は別に保存されているという、よくある形であった。

残念ながら収蔵庫内部の仏像は撮影禁止だった。
(古い文化財なので当然なのだが)



収蔵庫に保管されていたのは↓

本尊 薬師如来立像(重要文化財)平安時代
桜の木の一木造

脇侍 
如意輪観音坐像(鎌倉時代)重要文化財
釈迦如来立像(鎌倉時代)重要文化財

弘法大師像




本尊の薬師如来像は平安時代の創建当初のもので、
本堂は幾度も火災に合いながら本尊は守られたという。
一木造りだけあって、どっしりした造りで堂々としていて貫禄があった。
経年で黒ずんでいたのが歴史を感じさせた。
(画像はホームページより)


脇侍は如意輪観音と釈迦如来像という珍しい取り合わせだった。
そしてその左横に真言宗らしく、弘法大師の坐像があった。

もうひとつ、毛髪を編み込んだ経典?のタペストリーのようなものがあった。
ガラスケースの中に保存されていたが、
説明によると日本の文化財の中で似たようなものが見つからないので、
重文などの文化財指定が出来ないそうだ。
端っこを見たら、確かに編まれた黒い髪の毛が何本も無数に飛び出ていた。
何百年も前の髪の毛に情念を感じるのだった




洛陽三十三観音第二十七番霊場でもあるらしく、
こちらの観音堂には十一面観音が祀られているという。
(中までは見られなかった)




今は町の中の小さなお寺になってしまっているが、
古い時代から因幡薬師として篤く信仰されて来た
その片鱗が伺えるご本尊の公開だった。



狭い境内の中には新しい馬頭観音像(好き)もあったので写して来た。



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