カナダのリンクで大山式が復活していた。
目障りだ…。
家のテレビは毎日確認して、何とか写っていたのに、
土曜日になって写らなくなってしまった。
でもレコーダーの方は、何とか録画出来ていたようだ。
カテゴリーに羽生結弦があるので、
カナダの羽生だけの感想だ。
ショートでは、4回転に二回とも失敗し、
コンビネーションもつけられず、79点どまりだった羽生。
成績は4位、
練習はつんで来ていると自信を見せていたのに、
本番ではなかなか練習通りが出来ないということなのだろうか。
それともまだ、怪我の影響があるのだろうか。
さすがにインタビューは大人しかった。ほっとした。
フリーでは、冒頭のループを転倒、後半のサルコウが2回転になり、
二本の4回転を失敗した。
でも、サルコウのあとに3回転はつけ、
あとはジャンプのミスもなかった。
最後のスピンでよろめいた。
体力がいっぱいいっぱいのようだった。
結果は2位、予想通りだ…
でも、男子選手の中で、ひとり透明な浮遊感というか、
美しさがあった。
決まったジャンプも透明感と浮遊感に満ちていて、
ふわりとしていて力みがない、
この頼りなげな羽生選手がいい…
最後のよろめいたスピンがいい…
それでもラストのポーズをとる彼がいい…
あのよろめきが心を打つ…
よろめきさえが美しい
何もかもが満足だ
ショートでもひとり、白い衣装の羽生は華やいでいた。
華やかなステップ…彼には華がある
これであの口が何にも言わなければいいのだが
大人しくしていればいいのにあの口は。
私は音楽の雰囲気に左右されてしまうのかもしれない。
いい音楽が、演技を助けるように見えるのかもしれない。
優勝してほしかったという気持ちもあったことに気づいた。
グランプリは捨てて欲しいと思っていたのに。
…体操の内村選手は、捻挫のしすぎで足がぶらぶらしていて、
テープで常に足首を固定していないといけないらしい。
肩も痛めているので、子供に高い高いも出来なかったと言う。
トップのスポーツ選手は、そんな中で競技を続けている。
泣き言や、言い訳は通じない世界なのだろう。
最初に羽生の靭帯損傷が発表された時、
長年の酷使により…とかなんとかと書かれていた。
まだ21歳なのにもう「長年」なのか…、
と慄然としたのを覚えている。
これから羽生選手は、自分の体の具合と、
心の中の闘争心とを、
どう折り合いをつけていくのだろうか。
新聞に、山極寿一という京都大学総長が、こんなことを書いていた。
「近ごろ、どうも人々は勝ち負けにこだわりすぎるような気がする」
と。
「最近何でも勝つことに生きがいを感じる人が増えた。
それは社会が効率化に走り、個人の利益や価値を重視するように
なっているせいだと思う。
勝利はそれを称えてくれる仲間がいなければ意味がない。
仲間の反感を買って勝利を収めても孤独になるだけである」
一瞬、私はこれは羽生のことを書いてるのかと思った。
羽生に読ませたいとも思った。
勝つことに貪欲な人の極北に羽生がいるような気がする。
みんなそうなのかもしれないが
私が羽生しか見てないからそう思うのかもしれないが、
彼のすさまじいくらいの闘争心に、
狂気めいたものを感じることがある。
今回のフリーの落ち着いたプログラムの曲は
それを少し和らげてくれているような気がする。
仲間が称えてくれるような人になって欲しいと思う。

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COMMENT:
AUTHOR: よろ
DATE: 10/30/2016 15:11:47
ジャンプのあとの柔らかい手が印象的なフリーでしたね。
コレオやステップに近いジャンプを成功させたことで曲を壊さずに滑り終えた。
美しかったですね。
でも、私は刹那に命をかけて身を削るように生きる彼に寄り添って
一緒に落ちていきたい気持ちもあるので、
今回のように自分をコントロール出来た様子を見ると
嬉しくもあり寂しくもありでした。
ファンの中では邪道ですよね。
私は彼の言葉、好きですよ。
1流アスリートになるとコメントのレクチャーなど受けるようだけど、
彼は自分の言葉で語って愛おしい。特に試合直後の興奮時は。
怒りなど激しい感情、消化しきれていない自己分析、あるべき理想の姿、
パンパンの頭の中で色々ごちゃまぜになって整理できないのに、
体裁を整えようと頑張って助詞の使い方とか変になっている様子とか愛しくてたまらないです。
つっこみどころ満載でマスコミやアンチの玩具になること
経験的に知ってるだろうに自分を語ることをやめないところ・・、
破滅型の男の特徴で、ツボります。
COMMENT:
AUTHOR: 伊佐子
DATE: 10/31/2016 10:00:56
よろ様は、本当に深く羽生選手を
よく知り尽くして、そして愛してらっしゃるのですね。
覚悟を決めて…
破滅型…そうですよね。その通りですね。
彼の馬鹿げた発言、またあのバカと思いながら
私も…つい聞いてしまいます
COMMENT:
AUTHOR: よろ
DATE: 10/31/2016 19:16:45
いえ、羽生さんのことなど本当は知りません。
でも自分の世界の中の彼を確かに愛してます。
EXみました?あれは現世のものではありませんよ。
COMMENT:
AUTHOR: 伊佐子
DATE: 11/01/2016 09:41:52
すごい言葉ですね…
彼のことなど知らない
それがすべてです。知らなくてもいい、
自分の世界の中で自分が愛しているのだから
エキシ、いろいろ考えさせられました…
目障りだ…。
家のテレビは毎日確認して、何とか写っていたのに、
土曜日になって写らなくなってしまった。
でもレコーダーの方は、何とか録画出来ていたようだ。
カテゴリーに羽生結弦があるので、
カナダの羽生だけの感想だ。
ショートでは、4回転に二回とも失敗し、
コンビネーションもつけられず、79点どまりだった羽生。
成績は4位、
練習はつんで来ていると自信を見せていたのに、
本番ではなかなか練習通りが出来ないということなのだろうか。
それともまだ、怪我の影響があるのだろうか。
さすがにインタビューは大人しかった。ほっとした。
フリーでは、冒頭のループを転倒、後半のサルコウが2回転になり、
二本の4回転を失敗した。
でも、サルコウのあとに3回転はつけ、
あとはジャンプのミスもなかった。
最後のスピンでよろめいた。
体力がいっぱいいっぱいのようだった。
結果は2位、予想通りだ…
でも、男子選手の中で、ひとり透明な浮遊感というか、
美しさがあった。
決まったジャンプも透明感と浮遊感に満ちていて、
ふわりとしていて力みがない、
この頼りなげな羽生選手がいい…
最後のよろめいたスピンがいい…
それでもラストのポーズをとる彼がいい…
あのよろめきが心を打つ…
よろめきさえが美しい
何もかもが満足だ
ショートでもひとり、白い衣装の羽生は華やいでいた。
華やかなステップ…彼には華がある
これであの口が何にも言わなければいいのだが
大人しくしていればいいのにあの口は。
私は音楽の雰囲気に左右されてしまうのかもしれない。
いい音楽が、演技を助けるように見えるのかもしれない。
優勝してほしかったという気持ちもあったことに気づいた。
グランプリは捨てて欲しいと思っていたのに。
…体操の内村選手は、捻挫のしすぎで足がぶらぶらしていて、
テープで常に足首を固定していないといけないらしい。
肩も痛めているので、子供に高い高いも出来なかったと言う。
トップのスポーツ選手は、そんな中で競技を続けている。
泣き言や、言い訳は通じない世界なのだろう。
最初に羽生の靭帯損傷が発表された時、
長年の酷使により…とかなんとかと書かれていた。
まだ21歳なのにもう「長年」なのか…、
と慄然としたのを覚えている。
これから羽生選手は、自分の体の具合と、
心の中の闘争心とを、
どう折り合いをつけていくのだろうか。
新聞に、山極寿一という京都大学総長が、こんなことを書いていた。
「近ごろ、どうも人々は勝ち負けにこだわりすぎるような気がする」
と。
「最近何でも勝つことに生きがいを感じる人が増えた。
それは社会が効率化に走り、個人の利益や価値を重視するように
なっているせいだと思う。
勝利はそれを称えてくれる仲間がいなければ意味がない。
仲間の反感を買って勝利を収めても孤独になるだけである」
一瞬、私はこれは羽生のことを書いてるのかと思った。
羽生に読ませたいとも思った。
勝つことに貪欲な人の極北に羽生がいるような気がする。
みんなそうなのかもしれないが
私が羽生しか見てないからそう思うのかもしれないが、
彼のすさまじいくらいの闘争心に、
狂気めいたものを感じることがある。
今回のフリーの落ち着いたプログラムの曲は
それを少し和らげてくれているような気がする。
仲間が称えてくれるような人になって欲しいと思う。

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AUTHOR: よろ
DATE: 10/30/2016 15:11:47
ジャンプのあとの柔らかい手が印象的なフリーでしたね。
コレオやステップに近いジャンプを成功させたことで曲を壊さずに滑り終えた。
美しかったですね。
でも、私は刹那に命をかけて身を削るように生きる彼に寄り添って
一緒に落ちていきたい気持ちもあるので、
今回のように自分をコントロール出来た様子を見ると
嬉しくもあり寂しくもありでした。
ファンの中では邪道ですよね。
私は彼の言葉、好きですよ。
1流アスリートになるとコメントのレクチャーなど受けるようだけど、
彼は自分の言葉で語って愛おしい。特に試合直後の興奮時は。
怒りなど激しい感情、消化しきれていない自己分析、あるべき理想の姿、
パンパンの頭の中で色々ごちゃまぜになって整理できないのに、
体裁を整えようと頑張って助詞の使い方とか変になっている様子とか愛しくてたまらないです。
つっこみどころ満載でマスコミやアンチの玩具になること
経験的に知ってるだろうに自分を語ることをやめないところ・・、
破滅型の男の特徴で、ツボります。
COMMENT:
AUTHOR: 伊佐子
DATE: 10/31/2016 10:00:56
よろ様は、本当に深く羽生選手を
よく知り尽くして、そして愛してらっしゃるのですね。
覚悟を決めて…
破滅型…そうですよね。その通りですね。
彼の馬鹿げた発言、またあのバカと思いながら
私も…つい聞いてしまいます
COMMENT:
AUTHOR: よろ
DATE: 10/31/2016 19:16:45
いえ、羽生さんのことなど本当は知りません。
でも自分の世界の中の彼を確かに愛してます。
EXみました?あれは現世のものではありませんよ。
COMMENT:
AUTHOR: 伊佐子
DATE: 11/01/2016 09:41:52
すごい言葉ですね…
彼のことなど知らない
それがすべてです。知らなくてもいい、
自分の世界の中で自分が愛しているのだから
エキシ、いろいろ考えさせられました…