自己満足的電脳空間

完全自己満足主義。テーマはない。自分の趣味・関心事を偏った嗜好と思考でダラダラと書き綴る自分のための忘備録。

Team Lotus & Caps

2017-03-17 15:00:00 | ベースボールキャップ
大学入学の為、上京し、今はなき恵比寿のミスタークラフトで購入した
Team Lotus キャップ

今から20年も前に購入したもので、もうボロボロだけど思い入れが強いキャップである。



日本人初のF1フルタイムドライバー・中嶋悟選手が1987年、Team Lotusからデビュー。同時にフジテレビがTV放送を開始。日本製エンジンのホンダを搭載するウィリアムズとロータスが勝利を重ねていたことから、あっという間にF1ブームが到来。

ワタクシもそれに追随するようにF1に興味を持つ。

中嶋さんが所属していたからか、チーム・ロータスに強く惹かれた。

当時はキャメルがメインスポンサーということでケバケバしいイエローの車体だったが…

それでも、車体がイエロー、ロゴがブルーで統一されていたから美しかった


AUTOSPORTを立ち読みして、前年までは神々しいほど美しい
John Player Special(JPS)カラーだったのも惹かれた理由だと思う。



1987年にアイルトン・セナが2勝を挙げ、そのセナの後釜として翌年からはワールドチャンピオンのネルソン・ピケが加入したが、急速に戦力が低下、凋落が始まる。

1990年をもってメインスポンサーのキャメルを失い、以後の参戦も危ぶまれた。

何とか踏みとどまり、1992年にはミカ・ハッキネンとジョニー・ハーバートの華麗なるドライブで復調の兆しが見えかけたが…

Castrol Lotus 107 
【※伝統のブリティッシュグリーン&イエローが閃光のように一瞬だけ復活した年だった】

復調ならず、1994年を持ってF1から撤退…。寂しく、悲しく、怒りにも似た感情を抱いたなぁ…。

その後、いくつかのコンストラクターが「ロータス」を名乗ったが、それはTeam Lotusへの侮辱のようにも思えた。Team Lotusは美しい想い出のまま全世界のファンの心に刻まれているのだ。そう思っている。



僕にとってTeam Lotusは、瞬時で魅せられたのも束の間、打ち上げ花火のよう瞬時に消えてしまった、ミラージュのような…でも、とても大切で確立されたものだった。

Team Lotus my dear, Thanks Team Lotus!

※その他グッズはこちら

個人的なユニフォームへのこだわり

2017-03-17 06:00:00 | ユニフォーム・球場考察
国を問わずプロ野球ユニフォーム好きな私だが、ここ数年、特に日本プロ野球(NPB)のユニフォームの劣化には目を覆いたくなる。

日本野球機構管轄のプロ野球では長い間、ユニフォームへの広告出稿が認められなかったが、2000年のプロ野球実行委員会で大きさなど条件を限定して、広告をつけることが可能になった(※1)。セントラル・リーグ(2006年より使用)とパシフィック・リーグ(2000年より使用)で規定が異なっており、セ・リーグでは原則ホーム用のみで使用可能で、パ・リーグではビジター用にも使用が認められている。

が、その広告出稿により、ユニフォームの美観が大きく損なわれた。広告収入は大きな収入源になっていることから、ビジネス的に否定はできないのだが、近年はその広告ロゴ添付が複数箇所に、挙げ句の果てにはキャップまで(※2)散乱し始め、明らかに見苦しくなってきている。この傾向はNPBのみならず、台湾のCPBL、韓国のKBOも同様である。特に一時期CPBLはひどかった…。(※3)

(※1)しかし、それ以前の1952年(昭和27年)に広島カープ(現・広島東洋カープ)が肩口に「フマキラー」と書かれた袖章をつけていた。地元の大下回春堂(現・フマキラー)の当時の社長・大下俊春が球団取締役だった縁で、資金援助の見返りとしての広告だったらしい。


(※2)左が千葉ロッテ 右が福岡ソフトバンク

醜い…あまりにも醜すぎる…

(※3)2010年 興農ブルズ所属時の高津臣吾投手     

ホーム用にもかかわらず左胸中段に親会社ロゴが配置され、
その親会社ロゴよりも遥かに多くの占有スペースを占める
無数の広告ロゴ

(※3)2005年の兄弟象… #50 陳致遠(チェン・チィユァン)

広告だらけ…www


さて、NPBのユニフォームに話を戻そう。アメリカ系スポーツの伝統に添い野球のユニフォームは「都市名(日本は親会社の企業名のほうが多いが)」「ニックネーム」「球団ロゴ等」のみが表示され、洗練されたデザインが長年維持されてきたが、現在日本プロ野球のユニフォームは無造作に貼り付けられた広告ロゴにより、それが台無しになっている。

広告についてはこちらで賛成・反対の両意見がやり取りされていて参考になる。



頑なにユニフォームに広告ロゴを排除し続けてきた本国アメリカでも競技は異なるがNBA(米プロバスケットボール協会)が広告ロゴを試験的ではあるが導入されることが許可されたという報道を見ると時代の流れとはいえ、伝統を破棄することの悲しさを感じてしまう。MLBはどうなっていくのだろうか…。不安は消えない。

【NBA】ユニホームの広告ロゴ、試験導入へ!2017-18シーズンから3年間の試験的導入

米プロバスケットボール協会(NBA)は2016年4月15日、ユニホームにチームの広告ロゴを掲示することを許可することが、オーナー投票により決定したと発表した。スポサー企業のロゴパッチがユニホームにつけられるのは、2017-18シーズンの開幕からで、3年間の試験的導入となっている。

ロゴパッチの大きさはおよそ2.5インチ(約6.3センチ)四方の大きさで、ユニホームの左胸に付けられる。NBAの30球団が、それぞれスポンサー枠を売り出すことになる。

こういったスポンサー契約は世界のスポーツリーグでは一般的だが、米国のメジャースポーツには浸透していない。

米メジャーリーグサッカー(MLS)や米女子プロバスケットボール協会(WNBA)、モータースポーツではみられるものの、米大リーグ(MLB)や米ナショナル・フットボール・リーグ(NFL)、北米アイスホッケーリーグ(NHL)のユニホームにスポンサーのロゴはない。

NBAはこの構想を2016年のオールスターゲーム(2016 NBA All-Star Game)で試験し、 ユニホームに起亜自動車(Kia Motors)のロゴを付けたが、 ソーシャルメディア上でファンから批判を受けている。



他にも野球ユニフォームの最大の特徴でもあった刺繍による文字が、デザインの多様化、機能性重視により昇華プリントに徐々に切り替わり、ユニフォームの持つ重厚感が失われ薄っぺらい貧素なユニフォームではない何かに成り下がっている。軽量化による機能性アップが目的なのは分かる…。でも、これでは、あまりにも品位がない。ユニフォームに対する敬意を感じられない。

今年から千葉ロッテマリーンズのユニフォームサプライヤーがデサントからマジェスティックに変更になり、嫌な予感はしていたが、案の定、福岡ソフトバンクや東京ヤクルトのように醜悪な昇華プリントになってしまった…。醜い、あまりにも醜い。(埼玉西武も2017年から昇華プリントになってしまった…)

オーセンティックユニフォームらしいが、こんなペラペラなものが45,000円(税込)だぁ? 1/10の価格でも高いわ

このようなことを嘆いている私のようなステレオタイプな人間は徐々に淘汰されていくかもしれないが、やはり野球のユニフォームに受け継がれた伝統がどんどん破壊されていく様は昔からの野球ファンの一人としては寂しい限りである。

消える刺繍、高校野球にも増える昇華プリントに複雑なファン心

※他にもユニフォームのこと、ゴチャゴチャ言ってます(笑)