自己満足的電脳空間

完全自己満足主義。テーマはない。自分の趣味・関心事を偏った嗜好と思考でダラダラと書き綴る自分のための忘備録。

SHOE DOG(シュードッグ) ―靴にすべてを。―

2019-01-18 00:05:00 | 愛読書
SHOE DOG(シュードッグ) ―靴にすべてを。―


フィル・ナイト (著), 大田黒 奉之 (翻訳)
出版社: 東洋経済新報社 (2017/10/27)


世界的なブランドが、一気に身近に感じられた。ナイキ創業の背景に、日本との深い縁があったことが明かされているからだ。また、余談だがナイト氏がバックパッカーだったことも親近感を抱いた大きな要因であろう。冒頭の数ページだけだったが、氏のバックパッカー体験はオレがバックパッカーだった頃の記憶を鮮明に呼び覚ましてくれ何かがシンクロした。

まず1点目の日本との深い縁。それは、ナイトが起業したのは、日本製スニーカー「オニツカタイガー」をアメリカで売るためだったことだ。日本で作られた靴をアメリカで売る。1960年代に米国の誰もが笑うような夢を抱き、著者は日本に渡る。

1962年、まだ24歳の青年だったナイトは、ナイキの前身となるブルーリボン社を起業。当時スニーカーはまだ一般的ではなく、アスリートだけが履く靴だった中で、いつか皆が日常的にスニーカーを履くようになると信じていた。前半は、ハッタリだけでアメリカでの独占販売権を獲得したり、資金繰りが無計画だったり。ナイトの無鉄砲さや泥臭い面に目が離せない。


2点目の日本との深い関わりは、ブルーリボン社の危機を救ったのが、日本の商社「日商岩井(現・双日)だったことだ。オニツカとの激しい裁判を経て、銀行にそっぽをむかれたブルーリボン社。自社ブランドシューズ「ナイキ」の製造を諦めずに済んだのは、日商岩井のおかげだ。後半は、オニツカの代理店から離れ、社名をナイキに変更し、1980年に株式上場を果たすまでの展開が描かれる。

書名の「SHOE DOG/シュードッグ」とは、靴にすべてを捧げる人間のことを指すそうだが、この540ページにも及ぶ大作には、靴に情熱を注いだナイトの起業から上場までの18年間がまとめられている。



「世界は馬鹿げたアイディアでできている。歴史は馬鹿げたアイディアの連続」

なるほどね…。非常に深い言葉だ。


ちなみにオレが初めて「ナイキ」というシューズブランドを認識したのは1985年公開の「バック・トゥ・ザ・フューチャー」を見た時(実際に鑑賞したのは公開されてからだいぶ後だったが)




オレが初めて「ナイキ」に憧れを抱いたのは1995年に野茂英雄さんがLADに移籍してから(近鉄時代のスパイクはミズノだったが、LAD移籍後はナイキに変更)