今日であの悪夢の様な大震災から丸6年が経った。
あの日、私は職場にいて勤務中だったのだけど、未だかつて経験した事がない大きな横揺れを体感した。
最初は目眩でも起こしたのかと思ったが、その内周りが騒ぎ始めたので、自分だけに起こってる現象ではなく大地が揺れているのだという事が判った。
車酔いに似た感じの気分の悪さを感じるくらい、ゆっくりと大きな横揺れが結構な時間続き、これは何処かでとんでもない事が起こっているに違いないと思わざるを得なかった。
不気味な横揺れが収まり、どれくらいの時間が経ってからなのかは記憶にないが、当時の上司が勤務中にも拘らずNHKをつけると、そこには目を疑うような光景が画面一杯に映し出された。
CGを駆使して作られた映画のワンシーンを観ている様な、海からの津波が港から始まって街全体を呑み込んで行く光景が映し出され、私達は皆言葉を失って呆然と観ていたのを覚えている。
東北地方を震源地とした巨大大地震の影響は、遠く離れた三重でも感じられる程だった。
まともに体験した関東や東北地方の人達はどれ程怖かった事だろう。
その当時、福島に住んでいた元同僚の話では、「車を運転中だったけど、大地が大きく歪みながら揺れていた」そうだ。エンジンを切って、車の運転席にしがみついてるのがやっとだったらしい。
生き残った人達はともかく、亡くなられた多くの尊い命に心から哀悼の意を捧げたい。
そして、それと同時にこの日に起こった惨劇を生きている私達は生涯忘れることなく、教訓を無駄にすることなく生きていかないといけない。
私の住んでる三重も、いつ東南海地震が来てもおかしくない状況にある。
もし大地震が平日の日中に起こったとしたら、職場が海に近い場所にある私は助からない可能性の方が高いと思っている。
そう考えると、決して他人事ではないのだ。
今なお仮設住宅に住んでいて自宅に帰れない人、避難先で心ないいじめの被害にあっている子供達。
原子力発電所や放射能等、解決されない問題もまだまだ数えきれない程あって、本当の意味での復興はいつになったら完了するのだろうか。
特に放射能汚染問題については、いじめ等の二次被害にも飛び火してたりで深刻な状況は変わらない。
震災直後、私は家族で台湾に旅行したのだが、その際飛行機を降りてすぐのイミグレーション前の段階で、放射能検査を受けさせられた。
日本から来たと言うだけで、何でこんな事をされないといけないのかと憤りを感じたことがある。
だから、ただ福島から来たと言う理由でいじめられたとしたら、心に受けた傷は計り知れず、心が痛む。
なのでとにかく、大震災で被害に遭われた人達がもうこれ以上辛い思いをしない様に一人一人が意識を変えて、其々が出来ることをしながら次の地震にも備えなければいけないと思う。
3.11…あの惨劇を風化させない為に、忘れかけていた記憶をリセットする日でもあるのかもしれない。
あの日、私は職場にいて勤務中だったのだけど、未だかつて経験した事がない大きな横揺れを体感した。
最初は目眩でも起こしたのかと思ったが、その内周りが騒ぎ始めたので、自分だけに起こってる現象ではなく大地が揺れているのだという事が判った。
車酔いに似た感じの気分の悪さを感じるくらい、ゆっくりと大きな横揺れが結構な時間続き、これは何処かでとんでもない事が起こっているに違いないと思わざるを得なかった。
不気味な横揺れが収まり、どれくらいの時間が経ってからなのかは記憶にないが、当時の上司が勤務中にも拘らずNHKをつけると、そこには目を疑うような光景が画面一杯に映し出された。
CGを駆使して作られた映画のワンシーンを観ている様な、海からの津波が港から始まって街全体を呑み込んで行く光景が映し出され、私達は皆言葉を失って呆然と観ていたのを覚えている。
東北地方を震源地とした巨大大地震の影響は、遠く離れた三重でも感じられる程だった。
まともに体験した関東や東北地方の人達はどれ程怖かった事だろう。
その当時、福島に住んでいた元同僚の話では、「車を運転中だったけど、大地が大きく歪みながら揺れていた」そうだ。エンジンを切って、車の運転席にしがみついてるのがやっとだったらしい。
生き残った人達はともかく、亡くなられた多くの尊い命に心から哀悼の意を捧げたい。
そして、それと同時にこの日に起こった惨劇を生きている私達は生涯忘れることなく、教訓を無駄にすることなく生きていかないといけない。
私の住んでる三重も、いつ東南海地震が来てもおかしくない状況にある。
もし大地震が平日の日中に起こったとしたら、職場が海に近い場所にある私は助からない可能性の方が高いと思っている。
そう考えると、決して他人事ではないのだ。
今なお仮設住宅に住んでいて自宅に帰れない人、避難先で心ないいじめの被害にあっている子供達。
原子力発電所や放射能等、解決されない問題もまだまだ数えきれない程あって、本当の意味での復興はいつになったら完了するのだろうか。
特に放射能汚染問題については、いじめ等の二次被害にも飛び火してたりで深刻な状況は変わらない。
震災直後、私は家族で台湾に旅行したのだが、その際飛行機を降りてすぐのイミグレーション前の段階で、放射能検査を受けさせられた。
日本から来たと言うだけで、何でこんな事をされないといけないのかと憤りを感じたことがある。
だから、ただ福島から来たと言う理由でいじめられたとしたら、心に受けた傷は計り知れず、心が痛む。
なのでとにかく、大震災で被害に遭われた人達がもうこれ以上辛い思いをしない様に一人一人が意識を変えて、其々が出来ることをしながら次の地震にも備えなければいけないと思う。
3.11…あの惨劇を風化させない為に、忘れかけていた記憶をリセットする日でもあるのかもしれない。