感じるままに・・大人の独り言

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パラミタミュージアム「平山郁夫展〜シルクロードと日本の美」に行って来た(*^ー^)ノ♪

2017-10-07 21:13:00 | お気に入りの絵画・美術展
9月30日の土曜日、主人とラドン温泉に行く前に、お局様オススメの「平山郁夫展」を観にパラミタミュージアムに行って来た👍
パラミタミュージアムは2003年3月に開館し、池田満寿夫の陶彫「般若心経シリーズ」をはじめとする多彩なコレクション群と、魅力あふれる企画展を両輪に、 展覧会を開催している。

今回の「平山郁夫展」は、同ミュージアムの開館15周年を記念する特別企画展なんだそうだ👍


パラミタミュージアムは三重県の北部・菰野町にあり、こちら↓


ミュージアムの駐車場の前には、平山郁夫展の巨大なポスターが貼られている↓


2009(平成21)年12月2日に逝去された平山郁夫画伯は広島県出身の画家だそうで、「美を描き、美を救う」活動を精力的に続けられていた日本画壇の重鎮である。

画壇での数々の業績だけではなく、人類が残した文化遺産の保存修復活動などに貢献された稀有な画家としても有名だそうだ。

少年時代を過ごした故郷の風景をこよなく愛し、故郷の美は、画家としての原点となった。

又、平山画伯は1945(昭和20)年、15歳の時に勤労動員先の広島市内で被爆し、そうした自らの被爆体験に基づき、仏教への深い思いと平和への切実な祈りをこめて独自の画境を切り拓いて来たらしい。

そう言う仏教への関心は、玄奘三蔵が歩んだシルクロードへの追体験となり、シルクロードから世界の戦跡へ、ユネスコ親善大使として世界遺産の保存救済などへ文化活動が広がり、国際的な「文化財赤十字」活動を実践される事にも繋がって行った。

この展覧会では画期的な画業となった「シルクロード」作品を始め、「日本の美」や、画伯の原点といえる「故郷や瀬戸内海」などを描いた作品を厳選し展示されていて、その数は平山芸術における日本画のこころと、絵に託した平和の祈り約100点にもなる。

作品は水彩画のスケッチが多くて、故郷の瀬戸内海や三重県の熊野古道を描いた作品も幾つか展示されていた。

私が足を止めて、暫し見とれてしまった絵の「因島大橋 夕陽」がこちら↓オレンジ色の空と瀬戸内海の海に浮かび上がる大橋が、本当に美しいp(^-^)q


三重県にも来られたんだなぁと感慨深かった「熊野路(古道)」の作品がこちら↓


中でも今回の目玉作品である、シルクロードを描いた作品は、見応えがある大きさといい、迫力といい本当に圧巻で素晴らしかった(*^O^*)
「パルミラ遺跡を行く・朝」の作品がこちら↓


朝の鮮やかなオレンジ色とはひと味違って、クールな夜の世界を描いた「パルミラ遺跡を行く・夜」がこちら↓


どちらも甲乙つけがたいインパクトのある作品で、私は一通り作品を堪能した後に又観に来てしまったくらい素晴らしい作品だった(^^)d

日本の美を描いた水彩画の作品もシリーズで楽しめるし、シルクロードの作品は本当に見応えがあるので、見終わった後の満足感も高い👍

私は今回始めて平山郁夫氏の存在を知ったが、日本にも私が知らない色んな才能豊かな画家がまだまだ沢山いるんだなぁと感慨深かった。

又、こちらの美術館には併設のパラミタガーデンがあり、鈴鹿山麓に植生する 山野草が彩る里山での散策も楽しめるとの事。
パラミタガーデンは、カフェの隣にあり、こちら↓


素晴らしい美術作品を堪能した後に、自然の美しさも楽しめるなんて、リフレッシュ出来ること間違いなしである(*^O^*)


カフェ越しに見えるパラミタガーデン↓


今、季節はまさに芸術の秋だ🍁
是非目と心の保養の為に足を運んで頂きたい👍

パラミタミュージアムについては、こちらを参考にしてネ

「パラミタミュージアム」
住所:〒510-1245 三重県三重郡菰野町大羽根園松ケ枝町21-6
電話番号:059-391-1088
最寄り駅:大羽根園駅から徒歩約5分
営業時間:通年 9:30~17:30