感じるままに・・大人の独り言

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昭和の思い出⑨「泣く子も黙る" 三羽烏 (ガラス)"の1人、アベさんとの思い出🌠」

2017-10-28 13:26:00 | 昭和の思い出
私が在籍していた短大の隣には、姉妹校の四年制大学のキャンパスがあった。学生の内の殆どが男子学生で、しかも金持ちのボンボンが多くて、学生のご身分なのに通学に自分の車を使っている学生が多かった。
その上にバブル世代だったので、中には高級外車を乗り回している学生も少なくなかったのを覚えてる(* ̄∇ ̄)ノ

男子学生が九割以上を占める中、その隣にあった女子短の私達が、チヤホヤされない理由がなく、今思うと私のモテ期の絶頂期は、短大時代だった事は間違いない(*´∀`)♪

何故ってとにかく、女子学生が比率的に少なくてキャンパス内で見慣れないせいか、私達短大の女の子達が図書館やお昼時に学食に姿を現すと、それだけでもパッと華やぐ🌸


おまけに時代はバブル時代🕺
ナンパなんて、ご挨拶のイタリアンな時期真っ只中だったのだから、毎日ナンパのお声がかかるのは当たり前👍
私と親友なんて最初の内は面白がって、ナンパされた数を正の字で書いてたくらいだった(^o^;)
すぐに面倒さくなってやめちゃったけど、、( ̄O ̄;

そんな中、大学の中でコワモテで恐れられている" 三羽烏 "と言われている四年生の男子学生達がいた。
合気道の主将と応援団の主将と空手部の主将の3人で、いつも大勢の学ランを着た下級生を引き連れて学食を占拠してたもんだf(^^;


その3人の内の1人、空手部の主将(だったと思うけど)のアベさんが、今日の主役である(* ̄∇ ̄)ノ
アベさんは確か空手部の主将で(合気道だったかな⁉️)、応援団の団長の毛利さんの様に大柄ではなかったけど、角刈りで目付きが鋭くて、三羽烏の中では1番コワモテで皆に恐れられている存在だった💦
こんな感じに近かったかなぁ↓


そんなコワモテのアベさんと何処で知り合ったのかと言うと、私と親友がバイトしてた喫茶店" ジミー "だった☕

アベさんは、ジミーには1人で来る事が多くて、その時の印象は寡黙で礼儀正しく目立たない感じだった気がする。今思うと空手部の主将としてのコワモテの一面は、彼の営業用のお顔だったのだろう。
なので、ジミーに来る時のアベさんはコワモテのオーラは一切消していたからきっと、三羽烏の時の自分と素の自分とを使い分けていたのだと思う。

ジミーで顔見知りとなり、後で三羽烏の1人だと知った事もあり、私も親友も皆に怖がられている" アベ主将 "がイマイチピンと来なくて、信じられなかった(^o^;)

それでも、四大の学食に行った際、何十人もの学ランの生徒が取り囲む中のど真ん中に、他の二人の主将と一緒にアベさんが陣取って座っているのを目撃すると、「アベさんってスゴい存在なんだねぇ😱」なんて、親友と言ってたもんだ(*´∀`)♪


その上、ちっとも怖くなかった私達は、「アベさ〜ん❗」なんてアベさんに手を振ったりする事もあり、それを見ていた周りの学生達がギョッとしてビビっている事もあった( ^∀^)

短大のお友達にも「アンタ達、怖くないのォ⁉️」なんて言われたけど、「お店の常連さんなの。ぜ〜んぜん怖くないよぉ✨」と答えてたし、実際のアベさんは本当に穏やかで優しくて面白い普通の男子学生だった(*^。^*)

そんなある日、私達が四大の学食でランチを取っていると、学ランを着た学生が5、6人くらい近付いて来て私と親友を取り囲むと、後ろ手に組んだ1人が「アベ主将がユッコさんとミオさん(親友の名前)を呼んでいます、ウィースッ❗」なんて言う(* ̄∇ ̄)ノ


食事中だった私達は、「イヤよ、食事中で行けないって言っといて( ̄O ̄;」と断ると、もう1人が「連れて来るまで帰って来るなと言われてます、ウィースッ❗」と言って動かない(-""-;)

おまけにもう1人が、「お二人が来てくれないと、オレ達がシバかれます(´;ω;`)、ウィースッ❗」なんて、言い出すので、気の毒になった私達は、渋々アベさん達三羽烏のいるところまで出向いて行った(--;)


アベさんの所まで行ってみると、皆の手前、いつもと違うコワモテのお顔のアベさんだったが、それでも私達に悪そうな感じで他の二人の主将を紹介してくれて、(きっとこの二人に紹介しろと頼まれたのだろう)「一緒にお茶でもどう?」なんて、席を用意してくれてススメてくれた💦
だけど、学ランの学生達がズラリと取り囲む居心地の良くない席で、しかも三羽烏と一緒にお茶なんてとんでもないと、勿論お断りして戻って来たf(^^;

そんな事が何度か続いて、私と親友はすっかり三羽烏に気に入られてしまった( ̄▽ ̄;)
流石に一緒の席でランチやお茶をする事はなかったが、私達の席には下級生からコーヒーやスイーツが届けられる事もあった☕


大学では知らない者がいないくらい恐れられていた彼らも、一人一人は武士道に乗っ取った礼儀正しく優しい学生だった。
アベさん以外の二人とは、個人的に交流する事はなかったが、ジミーの常連客だったアベさんとは、たった一年だったけど楽しい時間を共有する機会があった私達(*´∀`)♪

ジミーに来ているのはアベさんだけじゃなくて、私達と仲良かった先輩達もよく来てたので、私達がアベさんの冗談に笑いながら「ヤダァ〜、アベさんったら面白いんだから」なんて、アベさんの背中とかよく叩いてたりするのを見ていた先輩達には後で、「お願いだから、ああいう事はしないでくれ、心臓に悪いから、、(;゜∇゜)」なんて言われる事も多かった。

アベさんはよく、私達のバイトが終わるのを待ってては、車で藤が丘や星が丘のお洒落なカフェに連れて行ってくれる事もあり、パフェやドリンクをご馳走してくれた🍹

車中では、面白いお話や怖い話とかもしてくれて、私達を笑わせたりビビらせたりしたが、1番怖がりだったのは、アベさんだった(* ̄∇ ̄)ノ

アベさんがいつもの如く怪談話をしている最中に、「ワァッ‼️」と驚かせると、「ギャア〜ッ!!(゜ロ゜ノ)ノ」と大声を上げて飛び上がり、私と親友はその姿を見て、ゲラゲラお腹を抱えて大笑いしたもんだ(^○^)


アベさんは又、コワモテの見かけと違いピンク色がお気に入りで、甘い物や可愛いグッズも大好きだった❤️
この事を知っているのは、もしかしたらごく少数の私達だけだったかもしれない(((^_^;)

「ワァ〜これ、可愛い(*^▽^*)」なんて言うと、気前良くプレゼントしてくれたりもしたもんだ✌️

人は本当に見かけによらない。
コワモテで皆に怖がられている人程優しくて情に厚い人が多いのかもしれないと、私はJK時代にはバルタンから、そして、短大時代にはアベさんから学んだ。
(何故だかコワモテだけど優しい人とのご縁を授かってしまう私、、σ(^_^;)?



アベさんは確か山口県の出身だった記憶があり、総理大臣と同じ出身に名前なので、少なからずご縁のある人だったのかなぁと、先日の選挙戦を観ながら思い出してしまった。

今頃どうしてるのかなぁ✨
相変わらずコワモテの表向きのお顔と、私達が知っているメルヘンチックで面白くて優しい素のお顔とを使い分けていて、今でも1人でカフェタイムを楽しんでいるのかもしれないな(*^。^*)