伊藤福祉のあそブログ

ブログを開設して十数年。気ままに遊びをメモってます

今日は施設の大運動会

2011年05月25日 | 福祉の仕事
私が勤めている高齢者入所施設に暮らす方の運動会がありました。運動会と言っても学校の校庭で行うそれとは異なり、120人程度の人が入れる施設の屋内ホールで行っています。

入所している皆さんの平均年齢は約80歳であり、激しい運動は不可能です。そのため、入所者全員が参加して行う種目は、椅子に腰かけて行う玉入れと隣の方に風船を送るゲームを行っています。男女混合で紅白に分かれ、午前中に実施しました。100人は参加していたと思います。

職員種目もあります。大縄跳び。ヘキサゴンの縄跳びと同じ要領で行います。5人が順番に縄に入り、最後は施設名を唱えて終了です。20代の職員はぐるぐる回る縄に、躊躇なく入っていきます。私も縄を引っかけることは無かったのですが、縄に入る始めのタイミングがうまくつかめず、何回かまわる縄を見送ります。若いころは俊敏だったと自負していたのですが。

あと、利用者さんと職員がペアとなって二人三脚による障害物リレーがありました。途中の障害物に大量に入った粉の中の飴を手を使わずにくわえるゲーム。よく見かけますが、なにせ粉が多すぎて飴が少なすぎます。飴を探す役はすべて職員でした。おかげで顔は真っ白です。
お化けのような顔をした職員を見て、利用者さんは大喜びでした。

福祉施設に勤務して間もなく20年になろうとしています。

今回の運動会を通して、福祉の現場で汗を流す20代、30代の若い支援職員たちは、皆さんに喜んでもらえる種目をいろいろと考えています。彼らは、人生の大先輩から「楽しかった」と声をかけてもらえたとき、仕事に対する喜びが得られるものです。

皆さんが安全に、楽しく、心に残る思い出ができたことがわかったとき、利用者さんが他者と楽しく語っている話を我々が聞いたときに、福祉の仕事を続けて良かったと感じるときが訪れます。