waikazuchan のノート

公共交通、福祉を中心に、様々な問題をみる雑学ブログ。千葉県南部の南房総より将来のことも。

8年ぶりの出先の報告

2016-12-09 00:38:18 | Weblog・新着
8日の午前中、私個人としては8年ぶり3回目になります、横浜市内にある国土交通省関東運輸局の鉄道部にいきました。

8つの事柄について、担当者とやりとり。


先般、7つの議会に提出中の内房線についての陳情書の説明
→千葉県南部にあるJR2箇所の4種踏切において、事故がおこり、その後の対策がなされていない現状での年明けのSL臨時列車の運行には理解ができないこと。
私は10年前から、陳情書提出者の一員である袖ヶ浦の住民団体は2年前から、JR東日本千葉支社へ出向くことが直接できない中で、内房線沿線自治体の執行部と議会がともに連携しての取り組みが必要であること。
これらを陳情書提出の理由として話をしました。
→13日の袖ヶ浦市議会の陳情書付託先の委員会審議で陳述をすることも話をしました。


りんかい線・京葉線の新木場経由の乗り入れについて
→少なくとも4年後の東京オリパラまでに実現が必要であることを。


袖ヶ浦市内の馬場、姉ヶ崎街道と南房総市内の南一号の3つの踏切について、現地を撮影した映像を見せながら、踏切道改良促進法による指定踏切として受けることができるよう説明。


JR乗務員にかかる問題
浜野駅での車いす利用者の列車乗降中の車掌の発車ベル操作。
館山駅での乗客がいるにも関わらず、列車の車掌がドア扱いをし、その乗客が乗れなかった件。
いわゆる、居眠りやお手洗いが間に合わないケースの問題など。
当該鉄道会社において、1番目と2番目は乗務員個人の責任として、3番目については乗務員の健康管理に関わることであり、会社組織の責任として、企業としてのそれぞれの問題に対しての解決のための目配りが必要ではないかと話をしました。


11月22日の福島沖の地震の際に、千葉県南部に津波注意報が発令していた時間帯。
内房線では発令を受けて列車を止めたものの、一部の上り列車が保田駅の手前で停止。
乗務員の案内などはいっさいなかった。長時間の停車ではなかったが、もし、被害をもたらす津波であれば、あのままでいいのかとする、通学で利用していた高校生の親御さんからの声を説明。


新しい千葉駅について。
改札からホームへの階段が4箇所から3箇所に減った1から6番線ホームについて、現状、オフピークでも南側の階段とエレベーターが混雑する。交通弱者への配慮がされているかどうか。
また、緊急時のために、階段が1箇所減らされたホームについては、そのための予備階段が必要ではないか。
→関連して、千葉県障害者条例に基づく、各保健所に専属の相談員である広域指導員の方が、近く千葉駅の現場視察予定であることも伝えました。


正式発表前ではあるが年明け3月予定のダイヤ改正が一部、明らかになっている。
内房線の特別快速の廃止
館山始発の早朝の内房線上り2本の廃止
内房線の日中の各駅停車を木更津乗り換えとする
→早朝の列車一部廃止は、もう少し、通勤・通学に配慮してもいいのではないか
→木更津乗り換えについては、同一ホーム乗り換えのケースが限られ、交通弱者に配慮すべきではないか。


視覚障害者の方のために、点字ブロックともう一つ簡易な柵を駅ホームに。
内房線の末端駅においては、構内踏切の設置の問題が生じるが跨線橋を撤去した通路にあらためるべきでは。


以上、主に8つの事柄を話をいたしました。
運輸局の担当者からは、その場での具体的な回答はありませんでしたが、

踏切の指定については、踏切安全通行カルテ作成段階において、カルテの規定はもちろん、現地調査、鉄道会社と道路管理者のヒアリングをしての段取りになる、という回答がありました。

それ以外の事柄については、鉄道会社に伝えるかたちになりました。
ただし、乗務員の件と津波発生時の対応については、後日、内容を確認する場合があるということが。
私の方で当事者の方との正確な裏取りをえて、伝達することで、確認をいたしました。


8年ぶりの出先の来訪はここまで。
コメント

8年ぶりの報告の前に

2016-12-09 00:37:54 | Weblog・新着
8日は8年ぶりに横浜にある国土交通省関東運輸局へ。


報告の前。


横浜以外に。

品川、秋葉原、浅草橋西口、両国南口、錦糸町、船橋、東船橋、津田沼、幕張本郷、幕張、新検見川、検見川浜、千葉みなと、千葉駅と

まわりました。


西千葉駅に続き、新検見川と千葉みなとの2駅は、遠隔操作に必要な機器の設置を確認。
浅草橋駅西口と両国駅南口は、その遠隔操作実施駅で、浅草橋は案内なく、両国駅は案内があるなど、遠隔操作による駅社員配置なしの対応が不十分であることがわかりました。
→遠隔操作の駅は早朝の時間帯に駅社員が改札などにいないことで、近隣の主要駅がモニター画面で監視・操作をするものです。
ちなみに伊東線の末端駅はすべて、終日、遠隔操作駅になっています。


千葉駅ではロータリーで交通量調査が。
千葉駅東口の改札外のエレベーターを本日、あることを確認。しかし、案内掲示が十分とはいえない。
千葉駅の旧東口のきっぷうりば付近は工事で、シャッターが閉まったままですが、深夜のたむろ・たまり場・ホームレスの方が集まるような場所にならないか、気になります。


横浜の関東運輸局の場面で。
私は10年、袖ヶ浦の住民団体の方は2年、事実上、JR東日本千葉支社へ直接、出向くことができないままです。
運輸局の担当の方に、


色眼鏡でみるような応対でなく、当事者同士が向き合う機会が必要であることを、先方に伝えていただきたい


というお願いをしました。

おそらく、JR側は報道発表前の情報である年明けのダイヤ改正について、物言いをすると思います。
しかし、あえていいます。


この10年、いや夜間無人化問題を含め23年にわたり、お客さんにとって都合の悪い話はぎりぎり、ほとんど一週間前になって、既成事実のように合理化などの話をしてきた当該鉄道会社。
いやな話であっても、地元の公共交通機関である民間の鉄道会社として、沿線のお客さんにある程度のあいだをもって説明し、理解を得ることが責務ではないか。
こんなことをしていれば、ますます、鉄道会社としての純粋な信用・信頼というのは低下をするだけ。
残念ではありますが、11月に一部竣工した新しい千葉駅ビルのレイアウトで、この鉄道会社がわかりやすく表れている。
つまり、買い物客には暖かく、交通弱者には冷たいということです。


今回の私の横浜への出先の来訪は、きわめて重いことを。
コメント