写真は、死体のブルの頭のあたりで、何かをして
いる様子が伺えるのですが...。
闘牛ショー: その21.
いくら、写真を眺めていても何をしているのか、
良く分かりません。ヒョットしたら死体のブルの
耳を切り取っている場面のようにも想像できたの
ですが、私の座席からは遠くて何も見えませんで
した。
そこで、ブルの死体を運ぶロバ隊がやって来る前
のハップニングの紹介です!!
ここで、面白い話を一つ:
それは、「耳の授与」なのだ。ブルが息絶えた途
端、観客が白いハンカチに包まれることがあると
いうことだ。
そう言えば、死体のブルの前に陣取った特等席に
座っている人達が主に白いハンカチを振っていた
のを覚えている。
一体、これは、なんのためなのだろうか?
それは、感動的な闘牛だったら、観客が闘牛士に
褒章を与えることを望んでいる場合だそうだ。
この褒章とは「ブルの耳」のだ。だから、毎年
集計される闘牛士のランキングは出場回数と獲得
した耳の数を元にしてつくられる、というのであ
る。
そこで、耳を与えるかどうかを決めるのは闘牛の
主催者だという。
規則によって観客の半分以上が白いハンカチを振
っている場合は耳を一枚与えないといけないこと
になっているらしい。二枚目を与えるかどうかは
主催者の判断に任されている、という。
「よくやった!」が耳一枚。「最高!」が耳二枚。
これは、面白いやり方だと思う。
この1回目のショーの場合は、観客の半数以上だと
は分からないが、特等席の他にも観客席のアチコチ
で白いハンカチを振っていたのが望見されたので、
耳一枚を闘牛士に与えたのかも知れない…。
今日は、ここまで。
Jimmyのトルコ紀行