疥癬の治療をしても全然治らなかったニャ
なんとネコエイズに感染してしまっていた。
生き物を飼うってことは大変なことです
というようなわけで、ニャのかいかい病は、はかばかしくない状態のまま、4回目の注射の時期を迎えてしまったのです。
あんまり効かない注射を打ちに行くことに釈然としなかったので、迷えるネコたちのSoterとして世に知られるミャー大工さまにメールして問い合わせてみたら、疥癬にしてはそらちょっとおかしいわぁ、疥癬ならリボルーションでも垂らしておいたら、つうことで、是非セカンドオピニオンを求めるよう勧められました。
ところが、このへんには獣医さんは多くはなく、イヌ3頭とネコ1匹を飼っている山向こうの親戚めぐちゃんに尋ねたところでは、以前はA獣医だったが、いまはなんとニャと同じB獣医だというのです。んじゃだめだわ、と、おらちの山荘の隣組のO倉さん、この方は家の中でネコ1匹を飼い、家の外にしつらえたネコアパートで7、8匹の野良ネコの面倒をみておられる、に聞いてみたら、以前はA、Bだったが、どうも感心しないのであちこち探してやっと見つかったのよ、と伊豆の国市のジョイ・オリーブ先生を紹介していただいた。
しっかし、ここは遠い!伊豆の背骨の反対側にあたるんだわ、伊豆の国市って。
だが、行かねばならぬ。
朝、9時前にスタートしてはるばる伊豆スカイライン亀石峠を越え、三島の方から来る電車の田京とかいう駅のあたりでぐるぐる回ったあげく、10時過ぎに受付してもらったら、患者というか患犬患猫を乗せた車はもう敷地から道路に溢れ出ている有様で、いつになったら診ていただけるのかとため息が出るのでした。
やっとニャの順番が回ってきたのはもう正午を回ったころ。おらの話を聞いたジョイ先生は、イベルメクチンはもう効いてもいいわよねえ、と言いながら、ニャの耳のあたりの少しぐじゃっとした部分からちょびっと患部をそぎ取り顕微鏡で見ました。すると、「ヒゼンダニは1匹もいないわねえ」という。治らん訳がわかったのでした。
そうすると、単なる皮膚病?
いろいろとおらちの周辺一帯のネコ生息状態を聞かれ、野良ネコ地獄状態の現状を説明したところ、先生は「うーん、ネコエイズにかかっていて免疫が落ちているために、すぐ治るはずのノミ刺されなんが悪化しているのかもしれないわね」とおっしゃる。
そこで、検査をしていただくと、発症はしていないが、ネコエイズキャリアになっていたのであります!
がーん! そう言えば、おらちにやってきた頃から、始めのうちは腰から下半身、やがては顔から上半身に、他のネコとの争闘で負傷してきたな、と思い出されました。これで、ニャがネコエイズに感染していない方がおかしい。
こうして、ネコエイズネコとなったニャとおらは、「飲むかどうかわからないけど」という前提で処方された抗生剤とステロイドらしい錠剤をもらって、またまた山を越え、暗い気持ちで山荘に戻ってきたのであります。おわり
なお、念のために付記しますが、ネコエイズはヒトにはうつりません! で、おらは安全安心!です。安晋ではありませんよ。
それから、獣医にしても人医にしても、皮膚の関係で必要と思われるケースで顕微鏡を覗く手間を省くところはダメです! ほんの数分の手間なのにやらないセンセイがいる。おらなんか、白癬菌が原因だと診断されて1年以上それ用の薬を塗ってて治らず、別の埼玉の皮膚科に同じ薬を処方してもらいに行ったら、すぐ顕微鏡で見て、「白癬菌なんておらんよ、ほっとけ!」だと。んで、ほっといたら治りましたよ。
どうなってんのかねえ、まったく!
猫エイズ、人間に移らないと聞いていたけど
移ったんかい!
藪医者は8割だと思うぞ。
やっぱりセカンドオピニオン大事やね
治って良かった
ヒトの医者も動物の医者も、かなりいいかげんにやっててもなかなかボロは出ないみたいですよ。
どうなってんのかねえ、まったく!
それはそうと見慣れないHNですけど、どなたでしたっけ?名前、変えたな、きっと!