いずものひとりごと

そのとき・そのときで
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抗がん剤から心臓守る

2019年06月24日 22時26分20秒 | 治療・通院生活
タイトルは、6月24日日経新聞朝刊 科学技術面の見出しです。
抗がん剤の副作用で重い心臓病に陥る患者が目立ち始め、早期発見や治療法を目指す研究が増えている。
とのことです。

死亡原因で、「がん」と言われても、直接的原因は、別の要因、抗がん剤に耐えられなくなったケースが意外と多いのでは、と感じていました。
でも、がんでまとめられてしまっている感は否めませんでした。患者側もそう受け取るからでしょう。
副作用が影響していることもあると思うのですが、それを追求することはなかなか難しいのだろうなとも思っていました。
徐々に、研究も進んでいくのは大変うれしい出来事です。

記事の「▼抗がん剤の副作用」の説明で、
抗がん剤はがんだけでなく正常な臓器や組織も攻撃するため様々な副作用が生じる。脱毛や下痢、口内炎は一般的で、血液中の白血球の減少で免疫力が低下したり血小板が減って出血が止まるにくなったりする。抗がん剤を中止するかほかの種類の薬に切り替えれば症状は緩やかになる。
心臓病の発症な最も深刻な副作用だ。抗がん剤の影響で心臓の筋肉の細胞にある小器官、ミトコンドリアの働きが鈍るのが一因だ。細胞が生きるのに必要なエネルギーを作れなくなり心筋細胞が死んでしまい、血液を送り出す心臓の働きが低下する。
と書かれています。



まさに、私は白血球、血小板、赤血球がかなり減少し、他の抗がん剤に替えても体がもたないということで、化学療法が中止になりました。
それと前後して心臓の異常が出始め、化学療法が終わって1年近く経ちますが、今だに心臓を守るためとして薬を服用しています。
「危険域への最後の点滴」前の先生の中止判断に感謝しています。

副作用が強く出てしまったこともあり、体力の回復が遅れ気味の私は、心臓関係がやっと平常値に戻ったとはいえ、5年後10年後に症状が突然出ることもあるので、様子を見ていきましょうということで定期的に通院しながら、それでも徐々に以前の日常を取り戻しつつあります。
とはいえ、化学療法はまさに、毒を以て毒を制す、の治療だなと思いながら受けてきましたが、体に入った毒はいろいろなところで影響が続いています。

研究医の日々の活動が幸せを運んでくれますように!