地デジTV受信用チェッカー(ISDB-T用)2台の測定値を比較してみました。
(両機共かなり古い物です)
信号源 MG3700A (全CHの 地デジ波 が出せます)
当方は IF 周波数に「UHFの53CH以上」を使います。 *皆様にも推奨します!!
それは、IF に52CH以下の周波数を使い、下記の様な受信点等の近くで運用した時、もし
IF 変調波が漏れていたりしたら、恐ろしい事も想定されるからです!
御亭山運用映像⇒https://www.youtube.com/watch?v=0NMN27eCUkc&feature=youtu.be
なお、現在の放送CHは 52CH までで、それ以上のCHはリパックで使わなくなった為、
地デジチェッカーも52CHまでしか測定できない物が多くなりましたので、現在市販
されている地デジチェツカーでは、当方のFHD-ATVでは使えない事となります!
各チェッカーの測定条件が同一になる様にISDB-T SG出力を2分配し、同一長の5C-FVで
両チェッカーに入力し、レベルを変えながらその表示値を並べて見ました。
(2本のケーブルを逆にしてチェッカーに入力しレベル比較しても僅差ですので
ほぼ同等レベルを確認しました)
リーダー LF985A マスプロ LCT-4
LF985Aの測定誤差は ±3dB以内 の様なので(マスプロは誤差表記すらなし)かなり
大まかな数値比較として見て下さい。
入力 50dBμV(Term) : -56.99dBm
入力 40dBμV
入力 30dBμV
注:LF985Aでは 入力35dBμV以下 の場合「UNCAL」と表示され、精度保証無し
となります。マスプロはそこ迄測定できるのか?
入力 28dBμV (Term) : -78.99dBm
測定値のBERは表示方式にも大きな違いが有り、またMERの数値にも
かなりの差が有りました
28dBμVの場合、片や映らないであろう数値でも、片や映る数値が出ますが、どちら
を信じたら良いかは、この程度のチェッカーでは信頼性に欠けますので、何とも
言えませんが、、なんと このレベルでも、殆どの TV や STB で 写ります!!!
(正規なSGからの信号の為、このレベルでも映るの かも??)
但し、今まで業務測定関係ではかなりの率でリーダーの測定器が使われており、
マスプロのチェッカー(LCV4Aでも)では「測定値を認めない」との事案が多々
ありました。
ISDB-T方式FHD-ATVでもマスプロのチェッカーで測定される方が多い様ですが、
レベルはIFゲインでどうにでも変えられるので、測定しても「その時のレベルが
上がったか下がったか」のSメーター程度の比較にしかならないかと思います。
また、MERもかなりの相違が有りますので、これだけで判断する事は如何なもの
かと思います。
結論としては、測定値だけではなくブロックノイズやフリーズが無く、正常且つ
滑らかな映像が見られる事だと思います!!