グレートノーザン鉄道

アメリカのグレートノーザン鉄道の実物(歴史、資料等)と鉄道模型(HO:レイアウト、車両)に関するプログです。

単色時代の客車塗色

2005年05月25日 | 実物・車両
(鈴木光太郎さんのコメントへの回答です。)
単色時代の優等列車は、オリエンタルリミテッドとエンパイアビルダーが有名です。
Wood’s Bookによりますと、1924年にプルマン社製で全鋼製化されたオリエンタルリミテッドの車両の塗装はGNオリーブグリーンで、レタリングは金文字とのことです。
 1929年6月に登場した、エンパイアビルダーの客車も全てプルマン社製で、塗装はオリエンタルリミテッドと同じGNオリーブグリーンに金文字のレタリングでした。
 電気機関車は、同じくGNオリーブグリーンで、レタリングは金文字のバージョンと、白・赤のロゴの入ったバージョンがあったようです。「天賞堂ブック」をお持ちでしたら232ページの電気機関車Y-1をご覧下さい。両方のバージョンがカラーで掲載されています。
 この時代、他の客車も同じGNオリーブグリーンでした。レタリングは、Wood’s Bookの書き振りからすると金文字は優等列車のみのようですので、おそらくは白であったのではないかと思います。
 写真は、Jordan Artworksの「Sounds of Seattle」と題する絵画です。GNオリーブグリーンの感じが分かるかと思い、添付してみました。(他にも何枚かありますので、下記のURLをご覧下さい。)
http://www.jordanart.com/gallery.html

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1 コメント

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客車の色 (鈴木光太郎)
2005-05-26 02:40:51
客車塗色のこと、ありがとうございます。

ご提示の彩色画を見ると、蒸気機関車の緑と客車の緑がほとんど同色で渋い明るい緑に見えます。

TMSので見た模型製品紹介写真の蒸気機関車の緑は湘南電車の腰板のような濃い緑でした。

しかし、鉄道全盛期の油絵を見ていて、ため息ばかりですね。



油絵集の内、

"Memories of Minneapolis "と題した、石造りアーチを走る蒸気機関車の絵は、多分元の写真と思えるのが、黒白ですが、美しいくっきり写真が

"レイル"No28、1992年、本島三良コレクションの中に掲載されています。(グレートノーザン社公式写真らしいです。)
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