二つに見えて、世界はひとつ

イメージ画像を織りまぜた哲学や宗教の要約をやっています。

タイトルについて

2022-07-05 18:54:57 | 日記
 ただひとつの息がある
  

私はキリスト教徒ではない、
ユダヤ教徒ではない、
イスラム教徒でもない。
私はヒンズー教徒ではない、
スーフィーではない、
禅の修行者ではない。

どんな宗教にもどんな文化にも属していない。

東から来たのではない 、
西から来たものではない。
海や大地から生まれたものではない 、
天界から来たものではない。
何かの要素からできているものでもない、
この世やあの世に存在するものではない。

アダムとイブのような太古の物語と関係はない。

いいえ
わたしは何者でもない。

居場所は定まらない、
跡を残すことはない、
いいえ 、 
わたしは身体でもない、
魂でもない。

わたしは愛している
あの人のなかにいる。

ふたつにみえて、
世界はひとつ。

そのはじまりも 
その終わりも
その外側もその内側も 
ただひとつにつながる、

そのひとつの息が人間の息(いのち)を吹きこんでいる。

「スーフィーの賢者ルーミー/その友に出会う旅」より

ルーミーの詩「ただひとつの息がある」より

  ふたつにみえて、
  世界はひとつ。

これをタイトルに選びました。簡単な言葉ですが哲学や宗教のキーワードとなる語句です。