今日も明日も元気

おやじの本音を綴ります。

事業を継続するには…

2011-09-01 19:25:08 | 地球・月・太陽・星・宇宙・・・

仁と礼に基づく理想社会の実現…人間愛と規範を守ることで国家の秩序が保たれる

孔子が説いた儒教では年長者に対する"礼"は絶対です。その最愛の弟子と云われた顔回は徹底したイエスマンで、孔子の申し付けや指導に対して絶対服従を貫きます。そのため他の弟子達からバカにされていたのですが、ただ何も解らずに行動していたのではなく、孔子が何を云わんとしたかまでを完璧なまでに自分のモノとして取り込んでいました。ある時孔子の使者として指揮する顔回は、まさしく孔子そのものであったといわれます。その能力の高さは孔子を凌ぐであろうと期待された顔回ですが、残念ながら若くしてその一生を終えた時の孔子の嘆きは計りしれません。

そしてもう一人孔子が可愛がった弟子が子路です。単純で軽率な性格を時には叱り、時には讃えながらその率直な性格から孔子の信頼を得ていました。しかし質実剛健の弟子は反乱のなか君主を守り落命しました。

二人の愛する弟子を失った孔子はその後不遇の末路を辿ったと言われます。師の意志を継ぐ…事業継承の難しさは古今東西何処も同じです。

ロシアの宇宙事業継続が危機的な状況にあると報道されました。ロシア宇宙庁の発表によると相次ぐ打ち上げ失敗で300億円(年間予算の10%超)が失われたとしています。専門家によると過去の予算削減で人材が大幅に不足したのが原因とされています。スペースシャトルに続いてソユーズの運用も見直された場合国際宇宙ステーション(ISS)が無人化してしまうかも…

わが日本ではママさん宇宙飛行士の山崎直子さんがJAXAを退職しました。今後は宇宙工学専門家として「宇宙を身近にする活動」をされるということですが貴重な経験をどのように活かすことができるか?後進の指導と言っても、今後の有人飛行計画は見通し立たず…イカンぞ、このパターン!!

宇宙ステーション"ノア"を建設して人類浄化を謀った実業家ドラックスは我らが007によって退治されましたが、気が付いたらいつの間にか五つ星が描かれたいたりして…


夏の夜に・・・わたしだけ?

2011-08-19 19:40:21 | 地球・月・太陽・星・宇宙・・・

23年前・・・日本国中が喪に服している中で、当家は不謹慎にもトカゲ星人が地球を征服しようとする連続TVドラマに夢中になっていました。観終わると、どうしても続きが気になりレンタルビデオ店をハシゴして借りてきては、またまた気になって・・・性懲りもなく日に3本4本とビデオ鑑賞に明けくれたのを思い出します。最近リメイク版が宣伝されているようですが、果してドジョウは2匹いるのでしょうか?(わたしはドジョウになりましたが・・・)

ところで小学生の頃に読んだ「ノーマン」(手塚治虫作)に出てくる爬虫類型星人のゲルダン人は圧倒的な戦闘能力を持ち地球征服ならぬ月征服を謀り、地球人の祖先である月星人は彼らとの壮絶な戦いの結果滅びてしまいました。その名残でいまでも月星人と共に闘った祖先からのメッセージにむかって人類の友である犬たちは満月を観ると興奮するのだ・・・そう信じていました。

45億年前に原始惑星"ティア"の衝突により誕生した衛星"月"…その引力で38万kmの宇宙から地球の自転スピードを絶妙にコントロールする生命維持のキーマンです。

なぜか月を観ると落ち着くのは戌年生まれだから?いえいえ、みんなそうだよね?


創造の主へ・・・葦の声を聞きたまえ

2011-07-22 20:14:35 | 地球・月・太陽・星・宇宙・・・

“人間は考える葦である”

10歳で「三角形の内角の和は二直角である」ことを解いたフランスの天才哲学者パスカルは人間が秘める無限の可能性と、余りにも非力でかよわい存在であることを説いています。

それは多くの尊い命を奪い去った東北大震災という自然の驚異の中、自らの危険を冒してでも救助に立ち向かう勇気ある人々によって明らかにされました。

神によって造られたアダムとイブの子どもたちは、やがて天に向かって飛び立ち遥か400kmの空に鉄の塊を浮かばせて黒船で135回も往来しながら漆黒の宇宙をも可能性の中に取り込もうとしました。しかし14人の犠牲者と高額なコストによって得られた功績を更なるものへ進化させるには時代遅れと言わざるを得ないのでした。

いつか明ける宇宙新時代の紀元前での出来事・・・20世紀少年の夢を現実のモノとしてくれたスペースシャトル、お疲れ様。もし親戚の北九州に来ることがあったら是非知らせておくれ。必ず会いに行くから!!


娘が教えてくれたギリシャ神話

2011-06-07 20:42:57 | 地球・月・太陽・星・宇宙・・・

「雨のうちはへ降るころ、今日も降るに、御使にて式部丞信經まゐりたり。例の茵さし出したるを、常よりも遠く押し遣りてゐたれば、「あれは誰が料ぞ」といへば、笑ひて「かかる雨にのぼり侍らば足形つきて、いとふびんに汚なげになり侍りなん」・・・」

清少納言の随筆“枕草紙”の一段ですが、清少納言が差し出してくれた敷物を「足が汚れているのでと・・・」と言いたくなるほど足元ビチョビチョです。

その随筆でもっとも美しい星と称されたのが昴(すばる)です。

「星はすばる。ひこぼし。ゆうづつ。よばひぼしすこしをかし。尾だになからしば、まいて。」

入梅の候、まだすこし肌寒さく湯ったりと肩まで浸かりながらリラックスタイム・・・なんの気なし星のことを思い浮かべて次女とバストーク。

「もうすぐ七夕だけど彦星は何座のなんという星かな?」ちょっと知ったかぶって娘に質問すると期待通りに「わからん・・・忘れた!」と返してきました。

わし座のアルタイル。おり姫はこと座のベガ。」大人気もなくイイ気持ちになったのもつかの間、逆襲を受けます。

さそり座が東の空に現れた時に、オリオン座はどこにあるでしょう?」

話しの流れから行けば西の空だろうと答えると

「神話でさそりの毒を恐れたオリオンが逃げたからだよ。その暴れん坊のオリオンが可愛いといって追いかけまわしたのが七人姉妹のプレイアデスでプレアデス星団(昴)のことだよ。」

むむむっ・・・こりゃいかんぞ。しかし追撃の手は緩まずさらに

カシオペア王妃は娘のアンドロメダ姫と海の妖精を比べて自慢して笑ったためにオリオンのお父さんのポセイドンが怒ってアンドロメダ姫を化け物鯨の生贄にしてしまったんだ。でもアンドロメダ姫のことが好きだった天馬(ペガスス)に乗ったペルセウスが鯨退治をして姫を助けたんだよ・・・」

わぉ!参りやした。出直してきます・・・バスタオルを腰に巻いて逃げだす父の背中に

「続きはあしたねっ!!」


津久美に眠るロマン

2011-05-10 18:41:00 | 地球・月・太陽・星・宇宙・・・

先日、大分の地方紙の“2億44万年前の宇宙塵”という見出しが目に飛び込みました。

大分県津久見市日代(ひしろ)にある網代島は海洋プランクトンが堆積した“チャート”で出来ているということです。その“チャート”に宇宙から降り注いでくる“宇宙塵”が含まれていたということです。

その直径は0.2㍉以下ということで成分分析を行ったところ隕石に近い成分(これにはまさしく“はやぶさ”の功績が大と言えるところです)ということです。

しかも含まれている地層が実にすばらしいのです。2億年前といえばペルム期末にマントルの大噴火“スーパーブルーム”が発生し、地球上の生物の多くが絶滅した後の頃です。

そして地球を新支配したのが中生代(三畳紀・ジュラ紀・白亜紀)で大手を振っていた恐竜たちということになります。

巨大隕石が中南米に衝突して、その地位を哺乳類に譲るまでは巨大王として君臨していた恐竜族たちのなかで網代島を拠点にしながら明日の猟の成功を願う豊後ティラノサウルス夫婦の目に映る夜空はどんなだったか・・・娘が表現しています(?)

Img_0333 手作りオルゴールに挑戦

Img_0334 テーマ“星に願いを・・・”