なるほど改めて観れば確かに58年生だ…
夫々の面に其々の歴史が刻み込まれている。
国内の1958年生は150万人。そのうち10人で恒例の親睦会を開催した。一応に戌年のはずだがサルが数匹混ざっている。残念ながらその中の一人であろうワタシは写っていないが…
ところでこの生年は陰陽五行でいうと戊戌(つちのえいぬ)、五行思想では十干の戊は陽の『土』、また十二支の戌も陽の『土』ということで同じ『土』という気が重なることを『比和』と呼ぶらしい。
『比和』とは重なることでその気が益々盛んになってイイ方に転ぶか、もしくは悪くなるかということだ。
『土』という気は植物の芽が土の中から発芽するということで、万物を育成・保護する性質を持つ。
要は面倒見が相当イイか、もしくは徹底的にネグレクトするか…
また『土』は『火』から生まれて『金』を生み出すとされている。
そして『木』に養分を吸い上げられて痩せる。
逆に『水』を濁す…
何に対して相性が好くて誰と悪いのか?
しかし占いなどで人生を決めるなどナンセンスと思っているので気にもしない…というのは少々嘘もあるが、高校卒業して40年近く付き合うこのメンバーとは此れから先もワイワイ酒も飲めば喧嘩もするだろう。
だけど相性好い(?)のでまた元に戻る…と思う。
拝
クールビズのお蔭で堅苦しいネクタイから解放された。
バブル崩壊後の日本経済立て直し策として
徹底的なコストダウンを国民に強いたビジュアル政策。
すでに崩壊した社会主義的ユートピア構想を妄信する
無能で無策な口先リベラル政権は自ら吐いた言葉で自滅した。
そして誕生した超保守的なアベノミクスは
取り敢えず目先の閉塞感は打破してくれたが…
また結果論で批評を繰り返す机上マクロ経済アナリスト達は
しかし抜本的な解決策など勿論持ち合わせず
それをメディアはオモシロければ何でもアリで煽る。
どちらにしても連中の話しの舞台は…トウキョウ
繁華街はシンジュク
オフィス街はマルノウチ
ショッピングはシブヤ
住宅街はセタガヤなどなど
地方の田舎者にとってよく聞く街の名前だが
全く見当もつかなければイメージもわかない。
テレビでは全国ネットでローカルなトウキョウの話しを
日本で最もトレンドな話題として放送する。
そして彼らの価値観が理解できない者は
ドジでのろまな田舎者扱いされる。
ところで、エアコンも効かないほどギュウギュウ詰めの居酒屋で
隣の席の赤ら顔したオヤジ達が頻りに唾を飛ばしながらウケ狙いの小ネタを連発。
それを愉しそうに作り笑いしながらウケてみせるOLたち。
同じお値段ならシティホテルのスカイラウンジで愉しいワインなど如何です。
ウィークデイならフロア貸し切りかも…
もちろん大分でのトレンディ話しですけど
拝
このところの陽気で待望の花を咲かせてくれた…
手を掛ければ良いというものでは無いのは十分承知しているが
何がしか苦労が報われた気がする。
初夏の日差しが少しずつ勢いづくこの時期は野菜の成長が著しく
早朝の巡回(といっても回るほどもないが…)が楽しみなる。
しかしやがて病害虫が小躍りする梅雨の時期が近付いているのも現実だ。
まだ成熟には程遠い果実が高温多湿のなか幼虫たちの餌食となる。
そして僅かながらのお零れを人間様が頂戴するのだ。
というか、その代価としては余りにもミスボラシイ成果を
じつは疑問に思いながら万象の神々に感謝の意を表して恭しく戴く。
もちろん当家のムスメどもはそんなワタシの気持ちなど察する筈もなく
キラキラと朝露にかがやく大地の贈り物を…
決して見てくれがイイとは呼べないかもしれない結晶などには見向きもしないだろう。
薄い襖一枚で仕切られた隣の病室から夜な夜な聞こえてくる何かをすり潰す音。
ガラリと開けば確かめることができるがそんな不粋な真似は出来ず
しかし気が変に成りそうなほどに気になる「変な音」
ところが隣の者はワタシが皮で剃刀を磨く音を
「きっと体操する音だ。元気な証拠だ…」と羨ましがっていたという。
そして隣の音は患者の脚を冷やすために看護婦が胡瓜を摩り下ろす音だった。
夏目漱石 短編「変な音」より
周りが気になる。眼に見えなければ尚のこと気になる。
何を思い、何を考え、何をしようというのか…わからない。
いや自分のことさえ分からなくなる時がある。
もっと気持ちを大きく持って毎日を楽しくできたらいいのだが…
もうすぐ梅雨が来る。
拝
先日の日曜日のこと
娘たちは早朝からクラブ活動に出掛け
付き合いで起こされたワタシは何をするでもなく
しかしパーフェクトにプライベートを貫くには少々気兼ねしていた。
「母の日」だから…
ワタシの母は勿論妻ではないが
娘たちの言動を見ていると
余りにも配慮に欠けているように思えた。
爆発しなければいいが…
しかし地雷を踏むのは娘たちだが
その導火線に火を点けるのは
どうやらいつもワタシの仕業のようだ。
ここは出方を見ながら…
すると妻からサプライズな提案
「コストコに行こうよ!!」
助かったと思った…
女性は本当に買い物が好きなのだろう。
いや妻の言葉を借りるなら
「買い物ではなくてイベント」らしい。
ドライブではない…
娘たちが帰ってくるまでの半日で
ミッションを終えなければならないので
サービスエリアはスルーした。
すべてがアメリカンサイズ…
人も、スケールも、品物も多いのに驚いた。
もちろんロット売りなので単価は安いモノもある。
そう…すべてが安くて好いモノとは限らない。
何気なくウロウロしているように見えて
さすがに女性はその実利的な分析能力と
経験則で培った直観力で品物を見極めていく。
「買う」「買わない」「今日は買わない」…
そしてワタシは明らかな無駄使いをするのであった。
「いいなぁ」「これもいいなぁ」「悩ましいなァ」
拝