今日も明日も元気

おやじの本音を綴ります。

大脱走

2013-06-28 21:00:49 | ブログ

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折角の出張先だが朝の体内目覚まし時計は変えようが無い。
いつもと同じ時間に目が覚めてしまう。

そこで異郷の繁華街で過ごした夜の余韻が少しずつ薄れていく中、カーテンの隙間から多くの視線が飛び込んできた。

湾にそびえる桜島を一望できる観覧車・・・載ってみる価値は十分にあると思う。しかし残念ながら天気は大荒れで時折激しく雨風が窓にぶつかっている。

やがて携帯に緊急メールで市内危険個所からの避難勧告が届く。

しかし県外から来た者にとって、どこが安全で、どこに居てはいけないのか、行ってはいけないのか皆目見当がつかない。

だが今後さらに事態が悪化した場合には、すべてがダメということだってあり得る。

ということで、かの『大脱走』でスティーブ・マックウィーン演じるヒルツ大尉が国境に張り巡らせた鉄条網をバイクで颯爽と飛び越えたように、愛車で梅雨前線をブッチギル作戦を決行する。

映画では助走が足りずに転倒、ヒルツ大尉は18回目の収容所送りとなったがワタシは雨、風、霧のなかを走り抜け何とか無事に帰り着いた。

いや、本当はこの緊張感をヒルツは楽しんでいたのかもしれない。他の脱走者のなかには成功した者もいれば命を落とす者もいた。それを18回も繰り返すとは運がいいのか悪いのか?

残念ながらワタシは一度の脱出劇で成功してしまった。このチャンスはもう無いかもしれない。しかし二度はしたくないと思う。だって本当に疲れたから・・・


オレ様流

2013-06-24 20:31:26 | ブログ

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先日、同級生との他愛もない話から容になった食事会の初会合を飾ったのは〝シャトー・サントメルル 2009〝ボルドー メドック産のカベルネ・メルローそしてプティ・ヴェルドのブレンドということ・・・

家呑みとは違ってゆっくりと話しに耳を傾けながら、薄っぺらな知識を最大限に膨らませながら言葉を選びつつ話しの輪に入り込む。

グラスを傾け色合いと香りを確かめる。

「カシスだな、ちょっとスパイスも効いているかな?」

「味わいとしてはミディアムと思う」

「そうですね…余り渋みも感じられない」

運ばれてくる料理はこの会のために場所を提供してくれた可愛いオーナーが「ワインに合う料理を勉強するための試作品」としてレシピを考えた。

腹いっぱい食べて、タラフク呑んでガンガン歌うのも楽しいかもしれないが、スローな時間でおいしい料理と程よいワインを飲みながら人の話しを聞く。決して気取っているわけではない。

お客の接待で付き合わされる酒席はこの歳になっても苦手だ。百戦錬磨の宴会営業の引き立て役として2次会、3次会と引っ張りまわされる。歌わないし、オベンチャラモ言わなければ芸もないワタシはただ寡黙にして呑むうちに悪酔いする。

この頃では相手もそろそろ飽きて早めに解放してくれるようになったが、中途半端な時間では帰宅に躊躇してしまう。まだ食事に手を付けていない家族たちにとってイイ気持ちになってご帰宅のヨッパライは迷惑でしかない。

ということで、結局は行きつけのスナックに転がり込んで薄い水割りをお代わりするうちに気分が悪くなるロンサムドリンカー。

さてさて、いい歳になったワタシはイイ酒の呑み方を、そろそろ学ばなければいけないかな…と思いつつ今日も家呑み、だってヤッテラレナインダモン。


ネイティブミャンマー

2013-06-21 18:55:23 | ブログ

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海外進出先として緊張感が高まる東アジアを敬遠して、タイやミャンマーが注目されている。つい最近でも県内経済界のトップによる視察レポートが出されていた。まあ概ね想像がつく内容だが、どうしても気になるところがある。

『何れの国も親日派だ…』

果たして本当にそうなのか?恩恵にあやかりたい関係者のリップサービスを真に受けて無防備で乗り込むのは危険極まりないと思う。

英語が通用しない地域で、話が通じる、現地語が喋れる日本人はさながらラスプーチン張りの権力を持っているといえる。彼ら次第でお互いの関係を好くも悪くもできる。おそろしいことだ。

逆に現地人で日本語を学ぶ、おそらく数ヵ国語を喋ることができる彼らはかなり恵まれた環境と能力を備えていると思う。確かにあえて日本語を学ぶという彼らを見れば親日派であると思うのも理解できるが、国を挙げて親日派だと信じるのは多民族からの民族浄化という恐怖に曝されたことが無い日本人ならではのお人好し感覚だと思う・・・

確かにその生活は活気に溢れている。生きるために彼らは一生懸命だ。インフラはまだまだ整備されておらず、道は穴だらけ、ゴミは溢れ、停電は当たり前・・・しかし彼らは明るい。嘆いてる暇など無いのだ。

そのために彼らにとってベストなパートナーとは誰なのか?

まだ少数民族やイスラム教徒との諍いが耐えないミャンマー国民が本当に待ち望んでいることは何なのかを考えないといけないと思う。

ということで欲ボケした一部の者によって「日本人」を語られない様にしてほしいと思う。


55歳の記録

2013-06-17 19:25:44 | ブログ

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『労働者の健康確保対策の強化・充実を図るために、事業者は常時雇用する労働者の定期健康診断を受けることを義務付けられている』

ということで恒例となった誕生日健康診断を受けた記念写真。

ところで、5年前から腹囲(おなか周りの寸法)の測定やLDL(低比重リポ蛋白)コレステロール(いわゆる悪玉コレステロール)の数値測定などが加えられた。合わせて問診では喫煙歴や服薬歴なども問われる・・・これらは結果として脳疾患などを発症させる危険因子と考えられるからということだ。

事業者の立場として、長年の業務や残業の蓄積などで社員が患ったなんてことにならない様に健康状態を調べてもらうものと思っていた。まあ、確かに仕事が忙しすぎて食生活が乱れて結果的に糖尿になったなんてことも考えられないとは言えないが果たしてどうなのだろう?

糖尿病や内臓疾患、脳疾患などは遺伝要素が強いと聞いている。ご多分に漏れずワタシの両親は血糖値が高い。健在の母はそうでもないが、亡くなった父はインシュリンを使用していたと記憶する。

しかし、運がいいのかワタシは今のところ全くその気が無い。もしかしたら突然来るのかもしれないが、すべての数値が基準の範囲内。模範的な優等生だ。

だが、こう見えても毎日ストレスの連続だ。周囲の社員はワタシのイライラに触れないように目を合わせようとしない。DeNAの南場社長が執筆した自叙伝にもあったが、目を△にして怒ることもある。

持病としては軽度の十二指腸潰瘍と慢性的腰痛。結構悩まされている人は多いと思う。

ということで政府が注目する脂肪とコレステロール・・・これは職場の問題というよりも生活習慣なのではと思う。私生活のコントロールは自分でしなきゃ、どうにもならんだろう?

どこかみたいに給料とBMIや禁煙とリンクさせれば必死になるかもしれないけど、誰が払うの?その原資はどこから出るの?減税といっても大して払ってないし・・・なんてことを考えていたら眉間にしわが寄った。


ブランド

2013-06-12 20:45:39 | ブログ

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ゴルフが好きな人には馴染み深いキャロウェイ
じつはワインも造ってたことを知る・・・というか、どうやら歴史はワインの方が古い。

創始者イーリー・キャロウェイはカリフォルニアワインの名を確固としたブランドに押し上げ
その実績を引っ提げてキャロウェイブランドのゴルフビジネスを展開した。
そしてビッグパーサというビッグなクラブを世に送り出す。

ビジネススタイルは常にワンランク上を目指す。
『実証できる優越性と、満足感を与える違い』

ところで今の時代、全体の60%を占めるミドルクラスは高級志向からローコストに眼を向けている。

ユニクロ、ニトリ、ディスカウントショップ、居酒屋チェーン、LCC、軽自動車などなど
確かに安くても機能は十分に果たしコストパフォーマンスに優れている。

1968年に南カリフォルニアで名門ワイナリーを造ったキャロウェイ翁
果たして安売り量販店コストコに陳列されたラベルをどんな面持ちで眺めるだろう・・・