今日も明日も元気

おやじの本音を綴ります。

一年後の自分へ

2018-01-02 14:08:00 | 日記
60歳になる今年の俺へ年頭の今これを記す

振り返れば公私ともにすべてが未だ中途のままだ

この一年で何とかなるものではない

ならばせめて前に進むためにも少し立ち止まって見直す時期かもしれない

30代で勢いに任せ営業所を開設したが失敗

なんの戦略も持たずただ拡大すれば結果がついてくると思っていた

自分一人でできる限界を思い知らされる

40代で親の跡を継ぎ代表者となる

脱下請けを目指し事業計画を作成し事業所を移転した

バブルが弾け得意先が統廃合のため取引額が減少していくなか

目論見としては正解だったかもしれない

しかし資金繰り計画が甘かったために運転資金確保に走り回る

50代で再び事業所を移転した

年商を超える設備投資は無謀と思えたが元来の欲しがり性格でまた突っ走る

ほどなくしてリーマンショックのため事業計画が絵に描いた餅となる

「倒産」の二文字に悩む日々を過ごす

これを救ってくれたのが妻のひとこと

『命とられるわけではない。死んだつもりになれば怖いものなどなにもない』

そして社員、取引先、金融機関に頭を下げ会社一丸となって窮地を脱する

しかし健全な経営というにはまだまだ時間を要する

60代になる今年一番の課題は事業承継をどうするか?

さらに自動車業界の変化への対応や

人手不足解消のために採用した外国人実習生の教育など


いまや70歳までは現役として働くことが求められているが

それでも残り10年しかない

その一年目としてこの課題を肝に銘じて取り組むことを誓う

ただしくれぐれもこれ以上の負債を抱えぬよう

自分に言い聞かせておく

亡くなった母が最期に言った言葉

『お前はバカだ。お前は一流にはなれない。』

なるほど俺もそう思う。

背伸びせず自分の身の丈でゆっくりやっていけばいいのだと思う。