今日も明日も元気

おやじの本音を綴ります。

2020/02/26 仕事人間

2020-02-29 07:39:03 | 日記
県病編
初めての入院日記
2020/02/26 仕事人間


はじめに
本来なら大所高所で会社の進路を見極めながら舵取りを託す後継を育てておかなければいけない事はもちろんよくわかっている。しかし現場での深刻な人手不足、人材不足が原因で廃業となる事は避けたい。この二年近く現場復帰する事で業績悪化は防ぐことができた。このペースで今期は経営安定化ランディングを見据えて5年計画をスタートさせようと思っていた矢先…なぜこのタイミングなのか?自分が撒いた種なので痛い思いをするのは構わない。しかしこの事によって家族、社員に少なからず負担が増す事が辛い。「人間万事塞翁が馬」と言うが今回の入院によって何がもたらされるのか…反省と自戒からふたたび立ち上がるまでを記録していく。
2020/02/26 仕事人間
 そろそろ見舞いの来訪者も少なくなりこれまでのドメインから自分のログが期限切れとなっていくような気がする。俺にもし万が一の事があったら会社の存続が危ぶまれ家庭、社員その家族のに不幸をもたらす…という危惧は今のところ思い過ごしに過ぎないようだ。現時点では俺がいなくても会社は回っている。素晴らしい事だ…と思わなければならない。
 5年前から現場の人手不足をベトナム人実習生で補っているが、ベトナムでもそろそろ人材確保が難しくなってきている。大手企業が好条件をチラつかせ大量採用を行う事で売り手市場となってしまった。こうなる事はわかっているはずなのにここに来て労働力不足を外国人で補おうとしているが自分たちが制定した制度がジャマをしている。
 ならば目先を変えて行動する事ができるのがワンマン経営零細企業のメリットだ。クイック&チャージ、まずは先手必勝で行動する。拙ければ深みに嵌る前に出直せばいい(と言いつつもしつこく続けている事もあるが)というのがモットーでこれまでやって来た。ともかく動かなければ何も始まらない。じっとしているのが苦手な仕事人間だ。
 病室の窓から通勤する車の列を眺めている。あの人達はどこに向かっているのだろう…俺も普段はあの列に加わっているのだが、そんな俺たちを窓から眺めている奴がいるなんて知らないままに。
 ところで…
 まさかここまで事が大きくなるとは誰も想像できなかっただろう。CPVID ー19がもたらした影響は経済どころか政治問題にまで広がっている。SARS問題では対岸の火事だったため危機管理意識が足りず今回の事態を招いてしまったのかな?いずれにしてもありとあらゆる自粛ムードで足元の経済はガタガタになるだろう。不況の嵐が吹き始めようとしている…

20200223 マズローの欲求説

2020-02-26 05:47:02 | 日記
県病編
初めての入院日記
2020/02/23 マズローの欲求説


はじめに
本来なら大所高所で会社の進路を見極めながら舵取りを託す後継を育てておかなければいけない事はもちろんよくわかっている。しかし現場での深刻な人手不足、人材不足が原因で廃業となる事は避けたい。この二年近く現場復帰する事で業績悪化は防ぐことができた。このペースで今期は経営安定化ランディングを見据えて5年計画をスタートさせようと思っていた矢先…なぜこのタイミングなのか?自分が撒いた種なので痛い思いをするのは構わない。しかしこの事によって家族、社員に少なからず負担が増す事が辛い。「人間万事塞翁が馬」と言うが今回の入院によって何がもたらされるのか…反省と自戒からふたたび立ち上がるまでを記録していく。
2020/02/23 マズローの欲求段階
 規則正しい生活が二週間も続き腰の痛みも大人しくしていれば忘れてしまうほど回復してきた。車イスの動きもマスターし行動範囲も広げることができた。本当はまだ左脚に負担をかけてはいけないのだが、ただ一日中じっとして三度の食事を摂るだけではエネルギーが余ってしまって就寝が困難になってしまう。健康…いや怪我をする前なら晩酌の一杯の赤ワインが程よく眠気を誘ってくれるのだがここではそうもいかない。
 夜10時に消灯、朝6時に点灯の知らせと二度の体温測定、そして三度の食事を運んでくる以外はこれといって看護士と触れることもなく治療と呼べる行為もない。入院初期の絶対安静も解けて自分で用(生理現象)も済ませることができるようになると様々な欲求が沸いてくる。顔を洗いたい、髭を剃りたい、下着を替えたい、シャワーを浴びたいなどなどマズロー的に言えば生理的欲求を満たしたくなる。
 本当にありがたいのがその欲求が満たされていく事ができるという事。入院患者の中には生涯この欲求が満たされない者も多くいる。現にこの記事を書いている最中にも生死を彷徨っている老若男女もいるだろう。ひとつ間違えば(運が悪ければ)自分もその状況に置かれていたかもしれない。「喉元過ぎると熱さを忘れる」とある様に段々と贅沢に慣れていく自分を戒めながら次の欲求を満たせる様に努力していこう。
ところで…
 政府官僚の対応の不味さが噴出しているようだが彼らは精神構造を養う時期に何をしていたかと言う事だ。記憶力養い論理的思考と確率で答えを導き出しテストで高得点を取ることはできた。バカなTV番組はこぞってそんな連中を持ち上げる。そして彼らはおよそ考えられない様な事をしでかす。不倫、贈収賄、ハラスメント…この国の行く末をそんな連中に託して大丈夫なのだろうか?

2020/02/19 個室

2020-02-23 20:50:17 | 日記
県病編
初めての入院日記
2020/02/19 個室


はじめに
本来なら大所高所で会社の進路を見極めながら舵取りを託す後継を育てておかなければいけない事はもちろんよくわかっている。しかし現場での深刻な人手不足、人材不足が原因で廃業となる事は避けたい。この二年近く現場復帰する事で業績悪化は防ぐことができた。このペースで今期は経営安定化ランディングを見据えて5年計画をスタートさせようと思っていた矢先…なぜこのタイミングなのか?自分が撒いた種なので痛い思いをするのは構わない。しかしこの事によって家族、社員に少なからず負担が増す事が辛い。「人間万事塞翁が馬」と言うが今回の入院によって何がもたらされるのか…反省と自戒からふたたび立ち上がるまでを記録していく。
2020/02/19 個室
 入院して10日が過ぎたところで希望していた個室が空いたと言われた。幾分の上乗せは必要となるがやはりプライベートな空間は嬉しい。飛行機で言うならグレードアップできるということだ。コスト重視で行くならば大部屋で十分だが、仕事の話しなどあまり人前ではしたくないし顧客情報管理の点からしてもどこから漏れるとも限らない。
 ありがたいことにこの日から車イスの利用も許可された。これは本当に嬉しかった。まず自分の意志で身体を動かすことができるようになった。自分でしたかったこと…これができないというのは本当に辛いと思う。自由に動き回りたいなどというのは無いものねだりであって「自由にどこでも行っていいぞ」と言われた瞬間の開放感に満足するだけであって、せいぜい近くのコンビニでホットコーヒーと新聞を買いに行くぐらいで十分だ。トイレに行きたい時に自分で行ける…これって本当に幸せなことだ。そして10日以上できなかったシャワーも看護士の補助のもと浴びることができた。病室暮らしで汗を掻くことも無かったが他人には感じたであろう体臭を洗い流すことができた。
 日々少しずつ回復しているのだと感じると同時にサポートしてくれる看護士たちの献身的で崇高な倫理観に対してただただ感心させられる。この入院もあと数日で終わりそうだ。それまでは後遺症の残らないように無理をしない事が大事だと自分に言い聞かせる。
ところで…
 公立病院らしくあらゆる業務のマニュアル化が徹底している様子。そのフロアを統括しているのが看護士長で以下のメンバーは士長の許可もしくは指示無しにはその業務の範囲を越えることができない…?必要以上のことはしゃべらない、行わない、文句は言わない。微塵のミスも許されない長時間労働の環境下やがてここにもAIによる看護システムが導入されるのだろう。

痛みの表現

2020-02-21 05:19:31 | 日記
県病編
初めての入院日記
2020/02/14 痛みの表現


はじめに
本来なら大所高所で会社の進路を見極めながら舵取りを託す後継を育てておかなければいけない事はもちろんよくわかっている。しかし現場での深刻な人手不足、人材不足が原因で廃業となる事は避けたい。この二年近く現場復帰する事で業績悪化は防ぐことができた。このペースで今期は経営安定化ランディングを見据えて5年計画をスタートさせようと思っていた矢先…なぜこのタイミングなのか?自分が撒いた種なので痛い思いをするのは構わない。しかしこの事によって家族、社員に少なからず負担が増す事が辛い。「人間万事塞翁が馬」と言うが今回の入院によって何がもたらされるのか…反省と自戒からふたたび立ち上がるまでを記録していく。
2020/02/14 痛みの表現
 病院らしく規則正しい生活が始まる。朝6時に点灯、病室担当の看護師が夜勤明け交代の挨拶兼ねて問診にくる。その後日勤担当の看護師が挨拶にきて長い1日が始まる。ワンフロアに幾つのベッドがあるのかはわからないが何れにせよ彼ら彼女らは忙しそうだ。俺に対してだけでも看護師が3人、ヘルプの看護師(身体を拭いたり下の世話をしてくれる)が2人が付いている。もちろん他の患者も抱えているし俺の様な新人(中には常連もいるかもしれない)入院患者の対応もしなければならない。また寝たきり状態で他の病室がどの様な状況なのかはわからないが人口統計からして多くの患者は高齢者だと想像がつく。ただでさえ加齢と共に我が儘が増幅している暴走老人が病気や怪我でもしたら…看護師たちのストレスを思うと少なくとも手を焼かせる患者にはなりたく無いなと思う。
 午前と午後に体温、血圧、脈拍数の測定がある。その際聞かれるのが「痛みはどうですか?」という質問。俺の症状は骨盤骨折なのでそこを押さえれば痛いに決まっている。もちろんそんな事を聞いている訳では無いだろうが、漠然といま痛みはどうかと聞かれ「痛い」といえば痛み止めが効いていないとか安静にしている状態が良くないという事だろう。今回に限らず病院で必ず聞かれる「痛みはどうですか?」にどう答えるかいつも悩まされる。男性看護師は胸ポケットから「痛い」表情の顔が5つ描かれた定規を取り出し「痛い時はどれぐらいの痛さですか?」と聞いてきた。受け狙いなのかコミュニケーションツールのつもりなのかわからないが残念ながら俺の心は動かなかった。
ところで…
 いま施設内禁煙が主流となりさらに敷地内禁煙と喫煙者の締め出しが進んでいる。受動喫煙に対する嫌煙者の主張が認められたわけだがそれって公平なのか?

大部屋

2020-02-19 05:41:39 | 日記
県病編
初めての入院日記
2020/02/12 大部屋


はじめに
本来なら大所高所で会社の進路を見極めながら舵取りを託す後継を育てておかなければいけない事はもちろんよくわかっている。しかし現場での深刻な人手不足、人材不足が原因で廃業となる事は避けたい。この二年近く現場復帰する事で業績悪化は防ぐことができた。このペースで今期は経営安定化ランディングを見据えて5年計画をスタートさせようと思っていた矢先…なぜこのタイミングなのか?自分が撒いた種なので痛い思いをするのは構わない。しかしこの事によって家族、社員に少なからず負担が増す事が辛い。「人間万事塞翁が馬」と言うが今回の入院によって何がもたらされるのか…反省と自戒からふたたび立ち上がるまでを記録していく。
2020/02/12 大部屋
 おそらくいつかはそうなるであろうと思っていた入院生活が突然始まった。救急治療室からストレッチャーで手際良くというか手順通りに病室へ運ばれる。そしてそこからは余程の重症患者でもなければ他の患者と同様な入院生活がスタートする。まずは1日のほとんどを過ごす事になる…当分身動きの取れない自分は終日過ごす大部屋での共同生活が始まる。すでに何日か前に入院した先輩患者に対して新米の俺はやはり控え目にしなければならない。もちろん当然向こうも警戒している訳だし不安を増長させるのはお互いにとって好ましくない。だからといってあまり調子に乗らせて営業トークをかけられても面倒くさいのでほどほどの距離を保つ様にする。
 入退院が目まぐるしい総合病院のため患者数とくに性別に応じて部屋割りをコントロールしている様ですでに2回の引越しをした。最初の部屋の患者は糖尿病を患っている様でこれまで数度の手術と入院を繰り返しているとの事だった。今回は以前治療した膝の状況が思わしくない様で再手術のための手術(というのがある事に驚き‼︎)をして入院中だという事だ。もともと違う病院で治療したのだがその主治医がここに移動したという事で、多くの患者にとって病院選びのポイントはやはり腕のいい医師なのだ。
 さすがに先輩患者らしく看護師達もいま彼が何を求めているのか把握されているようで羨ましい。ただ身動き取れない自分にとって相手の行動がカーテン越しに聞こえてくる情報以外に何もない。悩ましかったのが時々聞こえてくる何かを嚙る音…夜の夜中でも「カリカリコリコリ」と何か硬いもの、例えば鳥の軟骨を嚙る様な音が聞こえてくる。場所が場所だけにまさしく骨を嚙っているのか?と思うと眠れなくなってしまう。幸い先輩患者は翌日退院という事で俺は病室移動となった。
 今回の病室には二人の先輩患者がいる。正面のベッドには手足痺れの原因と思われる脊椎ヘルニアの手術治療した患者がリハビリしながら退院を待っている。隣はこれも神経系からくる腕が上がらない症状の先輩患者がすでに数ヶ月入院治療中だという。これからは後輩となる患者が入院してくるので先輩としていい手本(?)になろうと思う。
ところで…
 ウィルス感染症患者受け入れ指定病院となったらしい。いましきりに騒がれているが、完全に保護もしくは隔離する手段が徹底されなければ結果的に感染者を増やす事になる。どうやら発症者の多くは抵抗力の落ちた老人と追われている。まさしく今の俺の状態?