そしてアイツは消えた…

＂葉っぱを噛みながら下り坂を歩いていたとき『ジョー、いつからそこにいるんだい？この街じゃ雪の日はいいことなんかないぜ、気をつけな!!』と誰かが声かける。わかってるって…＂

AMERICAのVentura Highwayが流れてくると空の蒼さが西海岸と同じ香りのする風を巻き起こす…ウェストコーストのハイウェイを走る埃だらけのオープンカーのラジオから流れるアコースティクギターとボーカル…何度聞いても聴き飽かないわたしにとってのベストAOR（正確なところは諸説あってわかりませんが＂おとなのロック＂と解しています）です。

この曲の歌詞で＂Alligator lizards in the air…＂とありますが＂ワニが空を飛ぶ?＂＂宙に浮いたワニ??＂当時はまだベトナム戦争の傷跡が大きな社会問題となっていました。空飛ぶアリゲーター…戦争映画のワンシーンによくでてくる虚ろな眼をした兵士を戦地に送り込む大型ヘリコプターのこと？ということは詩の舞台は過酷な戦場ということになります。明日は失われるかもしれないこの命…ちょっと訳として弱いのは＂Seasons crying no despair＂の行ですが、さらりと読み飛ばしてください（謝）

＂きみは行ってしまうんだろう…わかってるさ。きままな風がきみの髪を吹き抜けて、君を取り囲む陽の光りがそこを照らしている…季節は希望を失わない（？） 宙に浮いたワニ…＂

ところで風と共に消えたと言えばアイツです。謎が謎よぶ芸能界引退。しかも芸能関係は揃って同情的なコメント…なにかしら今後の去就にケチ付けない様に当たり障りなく＂残念ですぅ…＂なんかの記事でビッグマウス欲しさに政界入りを企てている政党があるとかないとか?冗談じゃないぞ!!いくらお笑いのノリでもそれだけは止めてほしい!!!

ウグイス嬢の尻触って政治家止めた芸能人。首相にしてくれるのだったら協力しますよと言って県知事辞めた芸能人。だけどアイツは相手がイジッテほしいポイントを瞬時に探り出して小躍りさせる天才です。そこで新興宗教のように聞く者に空虚な期待感を抱かせるには十分なリップを持っているため非常に危惧してしまいます。

それもこれも現役の先生方が余りにも不甲斐無いからではないでしょうか…連続で政治ネタになってしまいましたが、期待の気持ちの現れということもご理解ください。がんばれ野田新首相!!

コイントス

海外からの手厳しい評価を受けながら新代表が決定しましたが、ほんとうに大変な時期に引き受けた勇気は讃えなければなりません。もともと本命視されながらも、数の論理を翳しながら圧力をかける＂ウラ番＂に怯え、話しがわかると思ってた奴から土壇場での裏切りなどリーダー（指導者）選びが紛糾する現在の国政に少々あきれます…

ところで国家を形成するのは議員ではなくて国民です。ルソーは社会資本論で『国民は自分たちの意志（一般意思とは個人の利権ではなく民意を尊重する）を守ってくれるはずの国家に自分たちの財産を託す』といっています。しかし最近ではチュニジアの暴動を発端とし、民意をまったく無視してきた独裁政権が次々と倒されています。当然と言えば当然のことなのですが果して現在の日本で民意は解されているのでしょうか？

今回の代表選はどうなのだろう？党を二分して多いほうの意見をのむということですが…

＂コイントスは決して公平ではない…＂スイスの数学者ベルヌーイは＂過去の試行の結果は将来の結果について何も情報をもたらさない＂独立した試行であるとしています。前回＂オモテ＂が出たから次は＂ウラ？＂それを裏付けるモノは何もなく、そのつどつどの状況次第となります。

『前任者は何と言ったか知らないけれど、オレはこれ（増税？）』

『私が選ばれたらマニュフェスト復活（三党合意はなし！）』

などなど、また好き勝手始めるつもりだろうか？人気取りのリップサービスやパフォーマンスは無用です。沖縄米軍基地移転、尖閣諸島領土、東北大震災復興支援や最近の為替レートなどなど国策としてしっかりとしたビジョンと長期的な視野に立った指導力を示してほしいです。

JALのLCC参入に思う

楽天のマー君がやってくれた1試合１８K（奪三振）はイマイチ冴えない日本プロ野球で久しぶりのビッグニュースですよね。記録を持つのは元阪急（オリックスだったかな？）の野田投手ということですが、モチロン現役ではマー君が最高ということです。日ハムのダルのほうが実力的には上かもしれないけど、キャラ的にはマー君のほうが好きという人も多いのではないでしょうか？ピンチを三振で凌いでマウンド上で雄叫び!!

闘魂メラメラで観客も引き込まれるスポ根ドラマといえば＂柔道一直線＂。一条直也（桜木健一）の地獄車や結城真吾（近藤正臣）がつま先でピアノを引く場面などは結構有名です。

さらに柔道と言えば＂姿三四郎＂ですが先日亡くなられた竹脇無我さんがテレビドラマで演じていました。２枚目キャラが見るからに強そうな相手を投げ飛ばすシーンは子供心に強く焼き付いています。また主題歌が美空ひばりさんの＂柔（やわら）＂ということで最高!!

とくれば私の少年時代はもしかして？残念ながら（残念ではないか…）柔道には興味がありませんでした。当時熱中していたのは格闘技＂プロレス＂です。そして私にとってのヒーローは何故かビル・ロビンソンやファンク兄弟などの善玉外人選手です。あまり日本人選手に強いスター性を感じることができず、本気で闘ったら絶対に勝てないだろう・・・というのが当時の冷めた眼をもつ少年ということで鼻持ちならないクソガキです。

ところでその当時の女子枠ドラマが＂アテンションプリーズ＂でドジだけどカメではない美咲洋子（紀比呂子）がガンバルのです。

チョット色気付いたクソガキはもちろんスチュワーデスのお姉さんたちに〇〇〇です。リメイク版でもそうですがJAL日本航空が舞台となっていますが、ここ最近の航空ビジネスはそんな華やかさとは全く違った世界のようです。格安航空会社の相次ぐ参入に＂最大の防御は攻撃あるのみ＂戦法で挑むようですが果してどうなるだろう？＂ジェットスター・ジャパン＂に美咲は載っているのかなぁ？

何でもかんでも安けりゃイイ世界になって、気が付いたら巨大な自国マーケットと資源を持つ国に全部持っていかれない様にしてほしいもんです。なにせ連中いろんなモン送りこんできます。それもコピー商品です。地方空港まで＂レッドスター・C〇〇〇〇A＂なんてえのがブンブン飛んできて機内サービスは飲茶なんて勘弁してほしい…

目覚めよニホンジン!!載るんだったら高くてもJALかANAですぞ。美人のCAが手を振って待ってるぞ～（？）

28の瞳と頼りになる先生

小学5年生14人の子供たちと担任の先生3人がそうめん流しの準備をするということでお手伝いしました。昨年も行われ好評につき今年も…ということで子供たちも楽しみにしているようです。今日はそうめんを流す川を竹で作ります。竹は学校の敷地内にある竹林から切り出しますがポイントは＂子供たちで作るそうめん流し＂です。

お手伝いをするというよりも、仲良しの友達と残り少ない夏休みを共に過ごしたい子供たちは明らかに遊びモード。授業ではない先生公認の遊びは子供たちにとって最高のおもいでになるでしょうね…

普段の縄張りから離れた隣町の出来事はどんなに些細なことでも子どもにとっては＂事件＂です。映画＂Stand by Me＂では少年ゴードンたちが＂死体探しの旅＂に出かけ英雄になろうとしました。

『夜になって　廻りが暗くなり　月の明かりしか見えなくても　（きみがそばにいてくれたら）怖くなんかない・・・だからそばにいて欲しい』　－スタンド・バイ・ミー　ｂｙベンE・キング－

そばにいるよ…

もし目が口ほどに物を言うことができたなら…

＂バイミ ミストゥ ドゥ シェーン もう一度言わせて…あなたがこの世で一番素敵だっていうこと"（ジャズスタンダードー素敵なあなたーより）

どうしてわたしの思いが伝わらないのか…なぜわかってもらえないのか？こんなにもあなた（達）のことを思っているのに!!
それは口にすればする程チークなセリフになってしまいます。

きっと、ほんとうに喋りが上手いヒトはこんな口説き文句は使うでしょうか…トーク番組のMCはヒトを惹きつける能力を持っているのは間違いないです。しかしヨクヨク聴けば中身は大したことのないウチワネタや、言ってる事のおうむ返しで表現をかえているだけのこと…あまり芸能人の悪口をいうと怒られそうなのでここいらにしておきます。

クチベタなわたしはそんな事で内向きなブログにするか、もし外に向かうならば目でものが言えたらどんなに素敵なことだろう…Dr.チャッフェの心の壁を破壊しようとする娘マーラの＂光る眼＂そんな怖い眼ではなくて小さなパートナー＂キッド＂（女子の部屋にはそのジャッキー・クーガンのポスター、男子はジェームス・ディーンが定番でした…その当時）がチャップリンを見上げる愛情溢れた目…なんか癒されます。

少しだけ夜も長く涼しくなりました。そろそろ寝ます、オヤスミナサイ…