今日も明日も元気

おやじの本音を綴ります。

空カラノ・・・

2014-01-27 19:16:41 | ブログ

Dcim0739

休日の朝 次女のキッズ携帯の着信音が変わったことを知る。

曲名は判らないがディズニーではないことは明らか・・・

云わずと知れたKポップに取って代わったということ。

先日のこと

ほろ酔い気分でうたた寝していたら日付が変わっていた。

点けっぱなしのTVではバラエティが放映されていた。

何気に眺めていたが、やがて喋っている言葉が理解できないことを理解する。

『日付とともに国籍も変わるんだ』

そろそろ世の中では韓流ブームも下火の様だが、当家ではシェアが上がるばっかり。

食卓でも小さな抵抗でワインだ、オリーブだ、チーズだと騒いだところで

ドーンとキムチ鍋を放り込まれたら敢え無く撃沈・・・やっぱりジンロ、チョンガ、チャンジャには勝てない。

ところで写真は地元の書道大家 西村春斎氏直筆の「空」

長女が通う吹奏楽部活動で、西村氏が関わった生徒たちのリクエストに応えて一枚ずつ書いてくださった。

そこでムスメのリクエストは「空」

『なぜ空なのか?・・・えっ!!まさかのKARA!?』


勝新と千代と彼の讃歌

2014-01-16 20:20:05 | ブログ

Dcim0616

愉しみは哀しみの始まり

出会いは別れの序章・・・

また私にとって大切な人が永久の世界に旅立ってしまった。

世間知らずの私が学校卒業して稼業についた時の大番頭を務めていた彼は、雲の上のような存在だった。

学生時代に学んだ机上の論理など何も意味を持たない経験則の世界に苛立ちと後悔の日々を繰り返していた。

現場至上主義の母は青臭い私の意見など聞き入れる筈もなく、目の前の仕事をどのように裁くのか彼の腕に掛かっていた。

同い年ながらどんどんと仕事を熟していく工員たちに畏怖とジェラシーの念を懐きながら、迷い悩む私に彼は呼び捨てしながら追い打ちをかけるように厳しい言葉を投げつけた。

「役に立たん奴だな」

「お前には(俺たちの)心意気などわかるはずがない」

「一体何がしたい?」

多感な時期を父親無しで成長してきた私にとって優しさは求めても、厳しさは憎悪にしか値しなかった。

『いつか彼を完膚なきまで叩きのめしてやる』

やがて誤った目標を据えた私は我武者羅に仕事をした。

現場作業は勿論のこと工学部には縁が無かった経営に関する本を読み漁った。

次第に外部からの評価も変わり、仕事の依頼も増えてきた。会社の業績も上がり社員も私のことを「社長の息子」から「専務」と呼ぶようになった。

私は彼に勝ったと思った・・・

酒が好きな彼とはよく飲んだ。

あまり酒に強くない私を彼はよく馬鹿にした。

彼は酒が強いというよりも酔うほどに人格が変わっていった。

機嫌が良いと『会津磐梯山』をよく歌った。

とても上手だった。

気分が乗ると『座頭市』の物まねをした。

何度見ても大うけだった。

やがて酩酊した意識の中で『東京だよおっ母さん』を歌った。

眼に涙を浮かべて、溢さぬように天を見上げて歌った。

そして私に言った。

『お前の心は美しいか?』

島倉千代子を追うようにして亡くなった彼には勝てなかった・・・

今日の私があるのも、こうして仕事ができるのも、彼無くしては在り得なかった。

今にして思う、心から感謝の言葉を彼に伝えられなかったことに後悔する。

こんな懺悔をここでしても仕方がないかもしれないが、もし彼を知る人がこの記事を読んだなら彼を偲びながら弔い酒を飲んで、彼を讃えて欲しいと思う。

きっと彼は先に待っている飲み友達との再会を喜んでいるだろう。

手拍子と茶碗を箸で叩きながら庄助さんといっしょに歌っているだろう。

永遠に・・・


スピリッツ

2013-12-27 19:51:41 | ブログ

Dcim0676

故あって伸ばした鼻髭・・・おそらく年内には剃ることになると思う。

そもそもオシャレのつもりでは無かったが、やはり貧乏性で少し勿体ない思いがしてきた。

人には人の思いがあるのだが、妻からは人前ではマスクを外すなとキツク言われている。

年の瀬も迫り何かと慌ただしい中、随分と長くマスクが外せないワタシに気遣いの言葉を多く戴く。

理由は明かせないが『申し訳ない』という思いと『この時期で良かった』という複雑な気持ちになる。

ところでこだわりにしては比較することすら憚れるが、首相も頑固なお人だ。

いや、『中々やるな』というのがワタシの正直な感想だ。

確かに中韓両国との関係がギクシャクしているこの時期になぜ?というのが一般論だが、では関係が修復(諸問題の棚上げという従来の外交手法?)した場合、二度と首相として靖国に参拝することは叶わないだろう。

現在進められている日中韓外交の安定化は米国抜きでは考えられない。

米国にとって自国の経済安定と防衛予算削減のためには明らかに中国との関係を安定させることが最重要課題だ。日本との同盟関係はその切り札に過ぎず、もしそのウェイトが減少した場合、いつ切り捨てられるかは不明だ。

そこで首相は同じ不安を共有する東南アジア諸国との連携強化を進めようとしている。

ところで今回の件で一斉に欧米諸国や国内左派、そして今まで日米同盟に批判的だったメディアまで挙って首相が暴走していると騒いでいる。

だがあの忌まわしい戦争で尊い命を投げ出して国を救ってくれた日本人を祀っている神社に日本人として参拝することを何故そこまで気遣わなければならないのか?

なぜ日本はあの無謀で不幸な戦争に突入しなければならなかったのか?

アジアを植民地として支配していた欧米諸国やロシアに敢然と立ち向かわなければどういうことになっていたか?

GHQ主導の戦後教育によって日本人スピリッツは骨抜きにされたが、東西冷戦によってベトナムやカンボジアの悲劇が起こり、最近ではアフガニスタン、シリアなど深刻な事態は変わりない。

そしていま再び日本を取り巻く諸問題に首相は面と向かって立ち向かおうとしている。

天皇は孤独だと先日陛下は感想を述べられたが、概ねトップに立つものは皆孤独だ。

『ガンバレ晋三!!』

ただワタシはやがて鼻髭を剃る・・・いや早く剃りたい。


最高のプレゼント

2013-12-25 20:25:58 | ブログ

母娘で前のめりに突っ込んだ今年の定期演奏会も大盛況に終わった。

そして祭りの後片付けもそこそこに、先輩への感謝を込めた打ち上げでは保護者会の絆はさらに深まったようで、すでに来年の運営についてアレコレと盛り上がっている様子。

ところで巷では『ウォーリーをさがせ!』よりも難易度が高いと思えるほどサンタクロースが溢れている。どうやらクリスマスのようだ・・・

連夜の準備でお疲れモードの母親を気遣いながら次女はおとなしくしている。というか今は何を言っても通りそうもないおねだりのタイミングを計っている。

だが今年の彼女の要求を通すにはかなりハードルが高い。

思い返せば彼女専属のサンタは何度となくその思いを踏みにじられている。

インラインスケートではキャラクターバージョンを鼻で笑ってワンランク上のジュニア用をゲットした。だが残念ながらカノジョが風を切る姿を目にすることはできなかった。

ベイブレードスタジアムではそのルールも競技方法も判らない父親と遊ぶ気にもならず、箱ごと片づけられている事すら忘れている様子・・・

だが今回ばかりはワタシもそう簡単に落とされるわけにはいかない。

何度となく父娘でその有用性と必然性について話した。

思えばワタシの少年時代もそうだったかもしれないが、稚拙な屁理屈を積み上げて最終的には不貞腐れようが、呆れられようが自分の要求を何とか通そうとする。

賢い親はそんな子供を上手にコントロールしながら社会人へと成長させることが出来るのだろう・・・ほんとうに今となって判る親の苦労の大変さだ。

ところで、そんな世知辛いプレゼント交渉を忘れさせてくれる手作りのクリスマスケーキが今年もわが家にやって来た。

子どもを通じて知り会えた家族がこうして何年も交流が続くなんて本当に素敵なことだと思う。お金では買えないこのスペシャルなケーキが何よりものクリスマスプレゼントであることを私達一家は感謝しなければいけない。

メリークリスマス!!素晴らしい新年になることを心より祈念いたします。
来年もよろしくお願いします・・・


お疲れ様でした

2013-12-21 19:22:36 | ブログ

ムスメに送られた多くの応援メッセージや先輩からの〝アリガトウ〝の手紙・・・

一大イベントの定期演奏会が無事終了した。

昨年よりも明らかにボリュームが増大した演奏やダンスに感動を覚えた。

アドケナイ下級生の演奏を聴いて、親バカではあるがムスメもこの一年で随分と逞しくなったと感心した。

これで先輩たちは部活動を離れて高校生として残り3ヶ月を送ることになる。

彼等、彼女等にとってこの充実した3年間は一生の思い出になるだろう。

ステージで躍動する姿は高校生とは思えないほど堂々としていた。感心しきりだ。

きっと彼らは其々の進路に迷いなく進んでいくのだろう・・・

果たしてワタシにとっての高校時代は?と思うほど恥ずかしく苦いものはない。

受験の年の元旦、徹夜明けの自宅の屋根上で観た日の出を今でも忘れない。

進学のため志望校のランクを下げ無事合格することはできたが、すでにその目的は失われていた。

『何のために自分はここまでしてきたのか、後悔はないのか?』

当時の自分に置き換えても仕方がないが、最後のあいさつに並んだ3年生達に大きな拍手を送りながらボロ泣きするワタシでした。

本当に暗くて良かった。