タイトルとは裏腹に、私の根底には女尊男卑の精神が流れている。
人間は、女を原型として作られているようだ。
はじめはみんな女で、女の染色体がちょちょっと変化して男になるわけである。
だから恐らく、レズよりホモの方が多いのだろう。
もともと全て女として作られるのだから。
男は女に到底かなわない。
私が女手一つで育てられ、なおかつ母親が強かったからこのような価値観を持ったのかもしれない。母親は絶対的存在だった。
他の生き物を見てみよう。
カマキリのオスは交尾したあと、メスに食われる。
ひどい時は交尾する前に首を切り落とされるらしい。頭が一種の制御機能を果たしており、切り落とすことによって生殖本能が爆発するようだ。
アンコウの一種には、オスがメダカサイズのものがいる。
メスは皆さんご存知のでっかいアンコウである。
驚いたことに、交尾すると、オスはメスの体に吸収され、消滅する。
オスそのものがタネなわけである。悲惨極まりない。
このように、他の動物においても、メスがメインなのである。
無性生殖から、遺伝子を複雑化し、簡単には滅びないようにするために有性生殖がうまれたようであるが、つまりは有性生殖のためにオスが作り出されたのである。
オスの起源はそこにある。生殖のためにメスを原型として、タネのために作り出されたのである。
さらには、メスが生殖活動に専念、つまりは子育てに専念できるよう、オスが経済的役割を担うようになった。狩りに代表される肉体労働である。
オスはメスと子孫のためにせっせと働くのである。これは現代でもかわらない。
ライオンなどのようにメスが狩りをする例もあるが、いずれにしろ根底にあるのは
「オスはメスに生殖のため利用されている」
にすぎない。男の身体能力が優れているのも、メスから肉体的作業を切り離し、それに特化させた存在として作られたためである。
オスの本来の目的が生殖を有利にするために作り出されたものであるので、根本的にメスにはかなわない惨めな存在なのである。人間も平均寿命は女のほうがはるかに長いし、男は痛みに弱い。出産の痛みを男が味わったらショック死するに違いない。母は強し。
さてここでなぜ「男尊女卑」なるものがあったかを考察してみる。
思うに、男は本能的に上述してきたようなことを悟っていたのである。
女には生物として勝てないことを知った男は、その与えられた身体能力を誇示するほか無かった。女に唯一勝てる武器、身体能力である。
自分が劣っていることを無意識的に知っている男は、そうやって力で女を押さえつけ、いばるしかなかったのである。
これこそが男尊女卑の構図であると私は考える。
「最近の男は弱くなり、女が強くなった」
などといわれるが、実は逆であると私は思う。フィルターを排除した本来の姿に戻ってきたのだ。力で武装せずに、生身の存在でいようとする、またはいれるようになった最近の男性はむしろ強くなったとさえ言える。弱い犬ほどよくほえるというが、男尊女卑というものがほぼなくなり、ほえなくなった最近の男はむしろ強くなったのである。自分の弱さを認めることの出来る強さである。
結論として、男は単なるタネに過ぎない、ということだ。
以上、なんの根拠も無い空論です。私がただこうじゃないかと考えただけなので事実とは全く無関係であります。
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