大抵のスタンドマイクに付いているアップ・ダウンスイッチですが、これって使っていますか?
V・UHFをやっている方は使うのかもしれませんが、HF~6mがメインの私はこのアップダウンスイッチで周波数を変えたことがありません。つまり、私にとっては意味の無いスイッチでした。
私の使用リグはICOM製が多いのですが、ICOMの固定機は、ボイスメモリーとメモリーキーヤーが内蔵されているものが多く、外部キーパッドを使うと、外部からそれらを起動させることができます。
取説には、その外部キーパッドを自作するための回路が載っており、制御信号入力はUP/DOWNスイッチと同じマイク端子の3番ピンを使っています。
ということは、アップダウンスイッチを、メモリーの起動スイッチに使えばいいのではないかと思いつきました。
ただ、メモリーは4chですが、アップダウンスイッチは2つしかありません。しかし、良く使うのは「CQ」と「自局コール」ですので、とりあえず2chあれば良しとしました。
UP/DOWN回路とキーパッドの回路を見比べてみると、どちらも抵抗値の変化でバンクを切り替えているようですが、使用している抵抗値が異なっています。
もともとは、UPとDOWNのスイッチ間に470Ωが入っているのですが、キーパッドではそれが1.5KΩに代わり、さらに上流にもう1個1.5kΩが必要です。
ちなみに、5番ピンはPTTです。
送信時にはUP/DOWNスイッチが無効になるという小技が効いています。
早速、プチ改造をしてみました。
今回改造するスタンドマイクは 旧型のSM-8です。
準備するものは、1.5KΩの抵抗 2本のみです。
まず、マイクコネクタの3番ピンからUPボタンへ行く途中のパターンを切った後 1.5KΩでブリッジします。
次に、UPボタンとDOWNスイッチ間の470Ω(R20)を1.5kΩに交換しました。
以上で改造は終わりです。簡単ですね。
たったこれだけの改造で、外部キーパッド機能付きスタンドマイクに早変わりです。
なお、私はすでに別の外部パッドを使用していたため、マイクをリグにつないだらすぐに動きましたが、初めて外部キーパッドを使う場合は、セットモードで、外部キーパッドを使うモードに切り替える必要があります。(音声とCW、それぞれに設定があります)
ちょっとダサいですが、テプラでM1,M2と表示してみました。
使い心地ですが、かなりFBです。 何よりもキータッチが良いです。
フォーンでもCWでも、M1(メモリー1)にCQを録音しておけば、UPボタンで何度でもCQが出せます。
M2に自コールを録音しておけば、パイルに参加する場合は、DOWNボタンを押せばスマートに1コールが出来ます。
調子が良いので、UP/DOWNボタン付きハンドマイク(HM-36)も同様の改造をしました。
こちらは移動運用時にハンドマイクを握ったままボイスメモリーの起動ができ、快適な運用ができそうです。
ICOM製のリグをお使いの方はぜひお試しを。
なお、追試される方は、自己責任でお願いします。
【参考】外部キーパッド機能のあるRIGの例
・CWのみ
IC-7400,IC-7410,IC-9100 等
・音声、CW両方
IC7000,IC-7100,IC-756PRO2,IC-756PRO3,IC-7600,IC-7700,IC-7800,IC-7850,IC-7851 等
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私の使用リグはICOM製が多いのですが、ICOMの固定機は、ボイスメモリーとメモリーキーヤーが内蔵されているものが多く、外部キーパッドを使うと、外部からそれらを起動させることができます。
取説には、その外部キーパッドを自作するための回路が載っており、制御信号入力はUP/DOWNスイッチと同じマイク端子の3番ピンを使っています。
ということは、アップダウンスイッチを、メモリーの起動スイッチに使えばいいのではないかと思いつきました。
ただ、メモリーは4chですが、アップダウンスイッチは2つしかありません。しかし、良く使うのは「CQ」と「自局コール」ですので、とりあえず2chあれば良しとしました。
UP/DOWN回路とキーパッドの回路を見比べてみると、どちらも抵抗値の変化でバンクを切り替えているようですが、使用している抵抗値が異なっています。
もともとは、UPとDOWNのスイッチ間に470Ωが入っているのですが、キーパッドではそれが1.5KΩに代わり、さらに上流にもう1個1.5kΩが必要です。
ちなみに、5番ピンはPTTです。
送信時にはUP/DOWNスイッチが無効になるという小技が効いています。
早速、プチ改造をしてみました。
今回改造するスタンドマイクは 旧型のSM-8です。
準備するものは、1.5KΩの抵抗 2本のみです。
まず、マイクコネクタの3番ピンからUPボタンへ行く途中のパターンを切った後 1.5KΩでブリッジします。
次に、UPボタンとDOWNスイッチ間の470Ω(R20)を1.5kΩに交換しました。
以上で改造は終わりです。簡単ですね。
たったこれだけの改造で、外部キーパッド機能付きスタンドマイクに早変わりです。
なお、私はすでに別の外部パッドを使用していたため、マイクをリグにつないだらすぐに動きましたが、初めて外部キーパッドを使う場合は、セットモードで、外部キーパッドを使うモードに切り替える必要があります。(音声とCW、それぞれに設定があります)
ちょっとダサいですが、テプラでM1,M2と表示してみました。
使い心地ですが、かなりFBです。 何よりもキータッチが良いです。
フォーンでもCWでも、M1(メモリー1)にCQを録音しておけば、UPボタンで何度でもCQが出せます。
M2に自コールを録音しておけば、パイルに参加する場合は、DOWNボタンを押せばスマートに1コールが出来ます。
調子が良いので、UP/DOWNボタン付きハンドマイク(HM-36)も同様の改造をしました。
こちらは移動運用時にハンドマイクを握ったままボイスメモリーの起動ができ、快適な運用ができそうです。
ICOM製のリグをお使いの方はぜひお試しを。
なお、追試される方は、自己責任でお願いします。
【参考】外部キーパッド機能のあるRIGの例
・CWのみ
IC-7400,IC-7410,IC-9100 等
・音声、CW両方
IC7000,IC-7100,IC-756PRO2,IC-756PRO3,IC-7600,IC-7700,IC-7800,IC-7850,IC-7851 等
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