Hankの無線ログ

アマチュア無線の活動記録です。
CWを中心に出ています。
移動もコンテストもBlogもゆる~くやってます。

ICOM スタンドマイクのプチ改造(外部キーパッド化)

2015-08-27 22:37:16 | 周辺機器
大抵のスタンドマイクに付いているアップ・ダウンスイッチですが、これって使っていますか?

V・UHFをやっている方は使うのかもしれませんが、HF~6mがメインの私はこのアップダウンスイッチで周波数を変えたことがありません。つまり、私にとっては意味の無いスイッチでした。

私の使用リグはICOM製が多いのですが、ICOMの固定機は、ボイスメモリーとメモリーキーヤーが内蔵されているものが多く、外部キーパッドを使うと、外部からそれらを起動させることができます。

取説には、その外部キーパッドを自作するための回路が載っており、制御信号入力はUP/DOWNスイッチと同じマイク端子の3番ピンを使っています。

ということは、アップダウンスイッチを、メモリーの起動スイッチに使えばいいのではないかと思いつきました。

ただ、メモリーは4chですが、アップダウンスイッチは2つしかありません。しかし、良く使うのは「CQ」と「自局コール」ですので、とりあえず2chあれば良しとしました。

UP/DOWN回路とキーパッドの回路を見比べてみると、どちらも抵抗値の変化でバンクを切り替えているようですが、使用している抵抗値が異なっています。
もともとは、UPとDOWNのスイッチ間に470Ωが入っているのですが、キーパッドではそれが1.5KΩに代わり、さらに上流にもう1個1.5kΩが必要です。



ちなみに、5番ピンはPTTです。
送信時にはUP/DOWNスイッチが無効になるという小技が効いています。

早速、プチ改造をしてみました。

今回改造するスタンドマイクは 旧型のSM-8です。



準備するものは、1.5KΩの抵抗 2本のみです。

まず、マイクコネクタの3番ピンからUPボタンへ行く途中のパターンを切った後 1.5KΩでブリッジします。



次に、UPボタンとDOWNスイッチ間の470Ω(R20)を1.5kΩに交換しました。



以上で改造は終わりです。簡単ですね。
たったこれだけの改造で、外部キーパッド機能付きスタンドマイクに早変わりです。

なお、私はすでに別の外部パッドを使用していたため、マイクをリグにつないだらすぐに動きましたが、初めて外部キーパッドを使う場合は、セットモードで、外部キーパッドを使うモードに切り替える必要があります。(音声とCW、それぞれに設定があります)

ちょっとダサいですが、テプラでM1,M2と表示してみました。



使い心地ですが、かなりFBです。 何よりもキータッチが良いです。

フォーンでもCWでも、M1(メモリー1)にCQを録音しておけば、UPボタンで何度でもCQが出せます。
M2に自コールを録音しておけば、パイルに参加する場合は、DOWNボタンを押せばスマートに1コールが出来ます。

調子が良いので、UP/DOWNボタン付きハンドマイク(HM-36)も同様の改造をしました。

こちらは移動運用時にハンドマイクを握ったままボイスメモリーの起動ができ、快適な運用ができそうです。

ICOM製のリグをお使いの方はぜひお試しを。

なお、追試される方は、自己責任でお願いします。


【参考】外部キーパッド機能のあるRIGの例

 ・CWのみ
  IC-7400,IC-7410,IC-9100 等

 ・音声、CW両方
  IC7000,IC-7100,IC-756PRO2,IC-756PRO3,IC-7600,IC-7700,IC-7800,IC-7850,IC-7851 等


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バンドパスフィルター

2015-06-07 22:06:45 | 周辺機器
金沢市にある「中古無線機本舗」。ときどき面白い出物があるので良くチェックしています。

先日チェックしたら、RFインクワイアリー社のバンドパスフィルターが出ていました。
1.9MHz用のBP400-1.9と3.5MHz用のBP400-3.5の2つ。

どんなものかとRFインクワイアリー社のHPを見てみましたが、すでに廃版になっているようで情報は無し。

でも、なんとなく興味があって問い合わせてみたところ、幸いまだ売れておらずゲットすることができました。





大きさは1辺がハガキの短辺くらいの大きさで、アルミのケースに入っており結構軽いです。

気になる中身はこんな感じ。(BP400-1.9)



手持ちのアンテナアナライザーとダミーロードをつないで特性を測ってみました。





どちらも規格通りの通過帯域と思われます。

とりあえず160m用は自宅用として使い、3.5MHz用は、クラブでマルチバンドでコンテストに出るときに使おうと思います。


新春初買い・「神電源」

2014-01-05 19:40:15 | 周辺機器

新春初買いをしました。

台湾製の 13.8V30A電源ですが、巷では「神電源」と呼ばれている超小型電源です。
確かに、私が今まで見た中で、「体積÷電流容量」が一番小さいのは間違いないです。

FT-817とほぼ同じサイズだそうですが、817を持っていないので、お正月らしく「年賀状」と比較してみました。
ご覧の通り、奥行きはほぼ同じ、幅がちょっと広い程度で、まさにハガキサイズと言ってもいい感じです。
これで25A連続、30A最大の定格とのことで驚きです。

いままで海外運用にはアルインコのDM-330MVを持っていっていましたが、これからはこちらになりそうです。
ただ、信頼性が不明なのでしばらくは国内移動で使ってみて耐久試験をしなくてはいけないですね。
海外で動作しないとショックですので。

とりあえず IC-9100Mにつないでみましたが、気になるノイズはありませんでした。












【追記】

FT-817を入手したので、大きさを比べてみました。

 

上から見た様子。

ほぼ817と同じですね。

 

高さ(厚み)は、817が 約4cm に対して、神電源は 約6cm と 1.5倍程度です。

 

とは言え、このサイズで30A電源とは、まさに「神電源」と呼ぶのにふさわしいコンパクトさと思います。