Hankの無線ログ

アマチュア無線の活動記録です。
CWを中心に出ています。
移動もコンテストもBlogもゆる~くやってます。

7MHzモノバンドホイップの魔改造

2025-01-23 22:06:48 | アンテナ

いつも POTAのアクティベートには、全長2mそこそこのモービルホイップアンテナ(コメット HR7)を使っています。

超短縮アンテナのため、当然、飛びはフルサイズのアンテナに比べて落ちますが、公園駐車場でのモービル運用が多く、一般客への迷惑を考えると、タイヤベース等を使った大型アンテナの使用はできないので仕方ありません。

先日、X(旧ツイッター)を眺めていたら、この7MHzホイップのエレメントを長いものに交換した、という書き込みを拝見しました。

具体的にいうと、センターロードタイプのホイップ(ダイアモンドのHF40CL)のコイルと給電部の間にある下部エレメントを 1m程のステンレス棒に交換した、というものです。

オリジナルのエレメントは全長35cm程度なので、これを1mの物に交換すると 65cmほど長くなり、全長は3m弱となります。

ただ、下部エレメント長を65cmも伸ばしたら、共振周波数が大きく下がり、逆に上部エレメントを短くすることになり、結局、全長はそれほど変わらないのではないかと思いながら読んでいました。

しかし実際にやられた方は、上部エレメントの長さは殆ど変える必要がなかったと言う事でした。

本当に? なにかの間違いではないかと思ったのですが、百聞は一見に如かず、実際にやってみることにしました。


私が使っているホイップは、ダイアモンドのHF40CLではなく、コメットの HR7 ですが、殆ど同じ形状なので、なんとかなると予想しました。


魔改造に必要なステンレス棒は近所のホームセンターで容易に入手でき、5Φ X 1m で 約1000円でした。

 

かなり長さが違います

 

作業は、ステンレス棒を固定しているセットビスを、L型レンチで緩めて交換するだけです。

 

交換前の HR7

 

交換後(魔改造後)の HR7

 

全長がかなり長くなり、コイルの位置が上がったのがお分かりかと思います。

もちろん、この長さではそのまま走行することはできませんが、停車していれば強度的に不安な感じは全くありません。

 

さて、上部エレメントを大幅にカットすること無く、7MHzに同調するのでしょうか?

ドキドキしながら VSWRを測定してみました。


①オリジナル品のVSWR

いつもよく出ている、7005 MHz付近に調整してありました。

 

②下部エレメントを1m長のものに交換後のVSWR

 

全く変化がないわけではなく、わずかに共振周波数が下がりました。

しかし、いつもの周波数 7005 でも、VSWR は1.5の範囲にあり、65cmも長くしたとは思えないほどの微変化です。

 

これには正直、驚きました。

過去にノーマル状態で共振点の調整をした際、上部エレメントの長さ調整は大変クリチカルで、ミリ単位で長さを調整したのに対し、下部エレメントを65cmも長くしてもほとんど変化がないというのは、どう理解して良いか分からない状況です。

 

このままでも、CWを運用するにはそれほど支障がありませんが、上部エレメントを1cmほど、縮めて  7005KHz付近に合せ込みました。

③上部エレメント長を調整後のVSWR

 

うれしいことに、魔改造後は、VSWRの帯域幅も広がりました。

これはこれは全長が長くなった(短縮率が下がった)効果と考えられます。

魔改造前後の VSWR 2.0 の範囲

 

あと、Xで、「電波の飛びの良し悪しに関係するリアクタンス成分等に変化がないか、アンテナアナライザーで測ってみたほうが良い」というアドバスを頂いたので計ってみました。

 

④ノーマル時のリアクタンス

 

⑤ 魔改造後のリアクタンス

 

手違いで表示幅が違っていますが、魔改造の前後で殆ど差は見受けられず、逆に魔改造後のほうが良い感じです。

 

 

全長が約3割増しとなったこのアンテナを使って、実際に POTAアクティベートをやってみました。


新旧アンテナを瞬時に切り替えられるわけではないので単なる感触ではありますが、魔改造後はいままで呼んで来なかった弱い局に呼ばれることが多くなった気がします。

エレメントが長くなってアンテナの効率が上がり、いままで電波が届いていなかった局にも届くようになったのでしょう。

フルサイズのアンテナを使った時のように劇的に良くなった感じはありませんが、少なくとも改造前より悪くなっていることは無いでしょうから、今後はこの魔改造ホイップを標準で使用して POTAりたいと思います。

 

同様のホイップ(HF40CL or HR7)をお使いの各局、ホームセンターで 5Φ 1m のステンレス棒を買って交換するだけの簡単改造ですので、ぜひやってみてはいかがでしょうか?

なお、今後は、7MHz以外のバンドのホイップ(HR3.5等)でも、同様に魔改造が出来るかどうか確認したいと思います。

 


モービルホイップのつまみネジ

2023-04-19 21:04:14 | アンテナ

2mのお手軽移動には、ダイヤモンドのDP-NR22Lを使っています。

このアンテナは、2m最強のモービルホイップと言われる超ロングアンテナで、全長が約2.5mもあります。

 

これだけ長いと、さすがに基台に付けたまま走行するのはちょっと気が引けるので、走行時は外して車内に仕舞っているのですが、長過ぎてトランクに収まらず、毎回、イモネジを緩めて2分割しています。

ところが先日、移動地で組み立てようとしたら、イモネジがありません。

 

走行中の振動で緩んでどこかに転がってしまったのだと思いますが、なにぶん米粒程度のネジなので、結局見つけることが出来ませんでした。

 

ハムショップで、補修部品としてイモネジだけを注文できることは確認したのですが、同じものを買ってもまた無くしてしまう心配があるのと、毎回、L型レンチを使って締めるのも面倒です。

 

そのため注文を躊躇っていたら、SNSで、つまみネジを使っているという話題を見かけました。

こんなのを使えば良いとのことでした。

 

これなら、L型レンチを使わなくても手で締められるので簡単です。

ただ、ネジの部分が鉄のモノが多いようで、屋外で使うには錆びが心配です。

 

そこで、エレメントと同じステンレス製のものは無いかと探したところ、FBなものが見つかりました。

 

モービルホイップに良く使われる、M2.5、M3、M4 が4本づつセットになっています。

購入してみました。

 

ノギス等によく使われているネジのようです。

早速、DP-NR22Lに取り付けてみました。

ちなみに、DP-NR22Lは、M4ネジです。

 

ネジ足の長さに余裕があるので、撤収時にエレメントを外した後、奥までねじ込んでおけば、紛失する心配も無さそうです。

 

同様に、7MHzで使っているホイップ HR-7も、このネジに取り替えました。

写真は、2個あるイモネジの内、1本をだけを交換したところです。

移動運用にしか使わないので、ネジは1本だけでも十分かと思います。

ただ、こちらのアンテナは先端エレメントの出し入れで中心周波数を調整しているので、毎回同じ差込量になるように、マーキングをしておく必要があります。

 

スリムで目立たず、オールステンレス製なので錆にも強いと思いますので、長いモービルホイップを移動で使っていて、毎回分割されている方がいれば、オススメです。


カーボンロッドアンテナを使ってみました。その2

2023-03-28 21:06:42 | アンテナ

先日、初使用したカーボンロッドアンテナの続編です。

前編はこちら

 

巷でお勧めの JINKING の カーボンロッド釣竿ですが、黒と赤の2種類があります。

 

前回は黒を使用しましたが、今回は赤を使って違いを調べてみました。

黒と赤の違いは単に塗装色だけでなく、黒は一番太い部分の上部半分が無塗装(カーボンむき出し)ですが、赤は全体に塗装がしてあります。

黒を使用した時には、塗装がされていない部分を目玉クリップ(大)で挟んでいました。

 

 

赤の場合はカーボンむき出しの部分が無く、塗装の上からそのまま挟むとどうなるかを実験しました。

 

単純にクリップで挟んだだけで、竿にはなんの細工もしていません。

 

結果は、7MHz~28MHzまで、なんの問題も無く ICOM AH-4 + MAT-50 1枚でチューニングが取れました。

挟む場所を色々変えてみましたが、どこを挟んでもちゃんとチューニングが取れました。

 

塗装された車体とマグネットアースの関係と同様、クリップと竿に電気的な導通がなくても問題無いようです。

いちおう、アルミテープも持参して来ましたが、出る幕はありませんでした。

 

となると、黒竿の場合も、カーボンむき出しの部分を挟まなくても良いのでは?と思い、試してみました。

 

結果は、やはり問題なくチューニングがとれました。

 

あくまでも私の場合ですが、赤、黒、どちらでも色の違いは無く、クリップで挟む場所も一番下段部の好きな場所で良い、という結果になりました。

次に、前回の宿題であった2点について調べてみました。

 

◆1つめは、3.5MHzでチューニングが安定しないという件です。

そこで、今回はMAT-50 を2枚用意してテストしました。

(1枚はホワイトのカッティングシートでお化粧したもの、もう1枚はすっぴんのものです)

 

しかし、これについては、期待したほどの違いがありませんでした。

1枚のときでもチューニングが取れる時は取れる、2枚でも取れないときは取れない。。。

 

よって、これに関しては、再追試が必要のようです。

ただ、今日はなぜか調子よくチューニングが取れたので、3.5MHzで6局程交信しました。

6局とも、599で強力に入感しておりました。

 

◆2つ目は、前回の運用中になにか焦げ臭い匂いがしてきた、という件です。

これは、今回のテスト中に偶然、原因がわかりました。

 

3.5MHzの運用を終え、竿を片付けていた際に、竿のお尻のキャップ部分がほんのり暖かいことに気が付いたのです。

底キャップの部分をよく見ると、なんと焦げて真っ茶になっていました。

金属の部分だけでなく、カーボンの部分も黒く焦げており、匂いの元はここでした。

前回、竿を調べたときは先端の方に気を取られていてまったく気が付きませんでしたが、まさか根本が焦げていたとは。(^^ゞ

 

しかし、通常の運用で、こんな焼け焦げ状態になるようでは危険極まりません。

原因を調べてみると、竿を差し込んでいる水道パイプで作ったホルダーの構造に問題があることがわかりました。

 

ホルダーの部分はこんな感じで、ルーフキャリアに水道パイプが固定してあります。

 

竿を水道パイプに挿したとき、竿が下に抜けない様にタッピングビスが打ってあるのですが、このビスとパイプをルーフキャリアに固定するブラケットが接触しており、間接的にアースに落ちていました。

そのため、カーボンロッド竿と底キャップの間で放電が起こっていたようです。

ということで、その場で抜け落ち防止の構造を変更してみようと思いましたが、日が暮れてしまったので、この続きはまた次回としました。

 

夕焼けが綺麗でしたので、パチリ。

73


カーボンロッドアンテナを使ってみました。

2023-03-16 12:30:36 | アンテナ

話題のカーボンロッドアンテナ(通称WWRアンテナ)を使ってみました。

 

このアンテナ、数年前から話題になっていましたが、カーボンの入った釣竿はそのままではアンテナ用には使えない、というのが自分自身の固定観念としてあり、またカーボンロッドそのものをエレメントに使うという発想が無く、なかなか試そうと思わなかったのですが、(メーカー公表値ではありますが)カーボンの含有率 98.5%という商品があり、アマチュア無線家に大人気という話を聞き、試しに買ってみました。

 

やはり一番長い7.2mモノが人気のようで、この長さは入荷してもすぐ売り切れてしまうようですが、頻繁に再入荷しているようです。

色は赤と黒の2種類ありますが、たまたま両方とも在庫があったので、折角なので赤黒両方買いました。

 

で、届いたのがこちら。

伸び縮みする布製の袋に入っており、竿自体も結構高級感があります。

赤と黒は、単なる色違いかと思っていたのですが、一番太い部分の色もデザインも塗装の範囲も違っていて全く別シリーズのような感じです。

 

黒い方は、一番太い部分の上半分くらいがカーボン特有の「平織り」と呼ばれる織り目が見えていますが、赤い方は、全体が塗装膜で覆われています。

但し、赤い方もパイプの内側をテスターで当たってみたところ導通がありましたので竿全体がカーボン製と思われ、(感電防止?のために)他製品によくある一番下段のみグラスファイバー、ではないようです。

 

重さは、黒で 286g と、長さの割に、超軽量です。

 

 

初使用は、8N2MR/6 北九州市門司区移動で行いました。

 

竿の固定方法は、ルーフキャリアに短い水道パイプをアタッチメントとして取り付けてあるので、そこに伸ばしたカーボンロッドを差し込むだけです。

竿が軽量のため、タイヤベースを使わなくても十分自立が可能でした。

 

ちなみにこのアタッチメントは、こんな風にも利用しています。

オートアンテナチューナーはアイコムのAH-4、アースはダイヤモンドのMAT-50を使用しています。

ロッドへの給電方法は、今回、黒色タイプを持ってきたため、大型の目玉クリップを最下段の真ん中付近のカーボンむき出しの部分に挟んだだけです。

ネットでは、最下段部にアルミテープを貼ってその上から給電している方が多いようですが、ものは試し、ということで何も加工せずにやってみました。

 

別角度から。

 

全景です。

さすが7.2mもあると結構目立ちます。

一般登山客からの熱い視線を感じながらの運用でした。(^^ゞ

 

チューニングは、7MHz~28MHzまでしっかり取れました。

3.5MHzは一応チューニングは取れたのですが安定せず、時間とともにSWRが大きく変化しました。

MAT-50の説明書に3.5MHzの場合はアース板を2枚使用するように書かれており、今回1枚しか持ってこなかったため、それが原因かもしれません。

後日追試したいと思います。

 

今回の運用は、7MHzと10MHzのCWで行いましたが、これまでのグラスファイバー釣竿にビニル線を添わせる方法に比べて、束ねたビニル線を解いて伸ばして竿に軽く巻き付けるという地味に面倒な作業が無くなり、竿を伸ばしてクリップで挟むだけですので、気分的にかなり楽になった気がします。

 

実際の飛び・受けに関しては、コンディションは日々変わるものなのでなんとも言えませんが、感覚としては普段と遜色ない呼ばれ方でした。

目玉クリップで挟んだだけという給電方法も、しっかりAH-4でチューニングが取れたので問題は感じませんでした。

但し、赤色タイプの方は、未テストですので、後日テストしてみます。

 

翌日は、西日本ハムフェアの会場駐車場から8N2MR/6 京都郡苅田町で運用しましたが、考案者の JS1WWR/8 氏からもコールしていただきました。

 

QSO中に、「いま、こちらのアンテナはWWRアンテナです。FBです。」って打ったつもりですが、伝わったかなぁ。。。

(多分録画されているだろうと思ったので、あまり冒険した文章は打てませんでした。(^^ゞ)

 

 

まとめると、カーボンロッドの直接給電アンテナの使用感は、今回使った製品(JINKING)に関しては、アンテナとして十分実用になると判断しました。

 

貴重な気付きを頂いたJS1WWR氏に感謝したいと思います。

 

【おまけ】

今回、このアンテナを使って7MHz&10MHzで200局程交信したのですが、運用中ちょっと気になることが。

どこからともなく焦げ臭い匂いがしてきました。

最初は、車内で無線機の電源コードがどこかでショートし溶けたのかと焦り、運用をQRXして点検したのですが、そんな様子もなく。

結局、その場では原因不明だったのですが、いま考えると、もしかして釣り竿自体が熱を持っていたのかもしれません。

または、竿の先端部のコロナ放電かも。

帰宅後、釣竿を分解して、つなぎ目付近をチェックしたのですが、とくに焦げている様子はありませんでした。

運用中もそんな鼻をつくようなひどい匂いではなく、なんとなく焦げ臭いなぁ、、っていう程度だったのでほんのり熱を持っていたのかもしれません。

次回はもう少し注意して確認してみようと思います。


カットし過ぎたモービルホイップの延長

2022-11-08 08:48:54 | アンテナ

9月に参加した支部大会で中古の7MHzモービルホイップ(コメット HR7)を購入しました。

 

持ち帰って SWRを測ってみたところ、7.20MHz付近に同調しています。

イモネジを緩めて重なり部分をギリギリまで短くして、全長を長くしてみましたが、7.10付近までがやっとで、CWバンドの 7.01付近のSWRは無限大でまったく使えません。

 

CWバンドに調整された同じHR7を持っているので、長さを比較してみたところ、今回購入したホイップの先端エレメントが 10cm以上短いことがわかりました。

 

フォーンバンドに調整するために重なりしろを増やすだけでは対応できず、金鋸で切断してしまったのでしょう。

 

一応、購入する際に売主にエレメントのカットはしていないか聞いたところ、切ってはいないとのことでしたが、しっかりカットされていました。。。

まあ、ジャンク品なのでしょうがありません。

 

適当な金属物で先端エレメントを延長すればいいのですが、以前に苦し紛れにやった、これ(↓)では恰好良くありません。。(笑)

 

身の回りのものでなにかいいものはないかと探したところ、キボシ端子に10cm位の電線が付いたものが見つかりました。

たしか、古いカーステレオの配線材だと思います。

 

このキボシ端子(メス)がエレメントの先端部分にピッタリ嵌まり、多少の力で引っ張っても抜けないほどしっかり接続されました。

 

ビニル線なのでニッパーで切って簡単にSWR調整ができ、バッチリ CWバンドの中心に同調点を持っていくことができました。

 

この状態で走行するわけではないので強度的にもこれで十分でしょう。

 

調整を終えてから気が付いたのですが、キボシ線を付ればCWバンド、キボシ線を外せばフォーンバンドと、簡単にQSYができるようになりますね。

自分は移動運用でフォーンはめったにやりませんが、両刀使いの方には便利では?(^^ゞ

 

今回、たまたまコメット HRシリーズのエレメント先端部の太さがキボシ端子にぴったりのサイズだったのですが、他メーカーのホイップアンテナでも先端の径サイズが近ければ応用できると思います。

 

フォーンバンド用にエレメントをカット(調整)してしまって、CWバンドで使えないとお嘆きの方がいらっしゃいましたら、ぜひお試しください。


クイックQSYアンテナ

2022-06-25 13:14:24 | アンテナ

ここ最近の運用は、モノバンドホイップを使っていましたが、バンドチェンジの度に車外に出てホイップを交換するのがとても面倒でした。

そこで、前々からやろうやろうと思っていた、ワンタッチでバンドチェンジ出来るアンテナシステムを試してみることにしました。

 

システムと言っても特に目新しいものではなく、以前 160m移動で使っていたICOMのAH-4 と釣竿に沿わせた4m弱のワイヤーです。

 

ルーフキャリアに 10cmほどの塩ビパイプをマストクランプで固定し、そこに4.5mのグラスファイバーの釣竿を差し込めるようにしました。

竿が下に抜け落ちないように、ビスを1本打ってあります。

 

AH-4は、ボディに傷がつかない様にゴム脚をつけて天井に置きました。

アースは、おなじみのマグネットアース MAT50 です。

 

全景はこんな感じになりました。

 

アンテナの全長が従来の2倍(2.2m → 4.5m)になったので、飛びも期待できそうです。

また、車から前後左右になにも飛び出しがないので、狭い駐車場でも安心して運用が出来ます。

 

調整は、リグのTUNEボタンを押すだけなので、まったく手間いらずです。

当然ですが、アンテナアナライザーを見ながらビニル線を切り詰めたりする必要も全くありません。。。

 

実際に運用してみましたが、今更ではありますが、簡単にバンドチェンジが出来て超快適でした。

 

一度、チューンを取れば、メモリー機能のおかげで、2回目以降はTUNEボタンをチョンと押せば、1秒ほどで整合が取れ、7MHz以上のバンドは全て問題なくチューンが取れます。

 

ただ最近の流行りは、カーボンロッドへの直接給電のようなので、いずれそちらも試してみたいと思います。


ダイレクトルーフレールへのアンテナ基台取付

2020-07-22 01:49:03 | アンテナ

1年ほど前に、車をハッチバックからステーションワゴンに乗り換え、やっと最近、車に無線機を取り付けました。
無線機はうまく設置ができたたのですが、アンテナの取付には苦労しています。

ワゴンにお約束のルーフレールが付いているのですが、屋根にピッタリ貼り付いている「ダイレクトルーフレール」と呼ばれるタイプで、このタイプに取り付くアンテナ基台は、私の知る限り市販されていません。

ネットで調べると、皆さん、金属板加工機等を駆使して金具を自作されているようですが、そのようなものが使える環境にないため、現状は苦肉の策としてスキーキャリアを取り付けてそちらにアンテナ基台を取り付けています。

 

ちなみに、キャリアに取り付けている基台がこちらのコメット RS-660Uです。


強度的にはまったく問題ないのですが、夏場でもスキーキャリアを取り付けているため、高速道路を疾走(!)すると、風切り音がすごく、また燃費にも影響しそうで、なんとかしたいと考えていました。

そんなとき、たまたま Twitterでフォローしている方が、同じような悩みを呟かれているのを見て、急になんとかしようという思い立ちました。

要は、ルーフレールを挟み込むような感じに金具を取り付ければいいので、俗にいうC型チャンネルのようなものをうまく加工すれば出来そうです。



しかし、4m定尺しか購入できず、サイズが合わないと大損害なのでダメ元で買ってみる勇気がありません。

そこで、更に画像検索も駆使して探してみると、こんなものが見つかりました。



よく、工場の壁に配管を固定しているのを見かけます。
これなら、近所のホムセンでも容易に入手できそうです。
ただ、ルーフレールの幅が25mmに対し、開口部が20mmであり、図面上では嵌まらないようです。
しかし、傾けてやれば、なんとか嵌まるのではないかと考え、そうなると、居ても立っても居られなくなり、ダメ元でホムセンに行って買ってきました。

全長100mmの一番短いやつで150円程で買えました。

で、結果は、、、 僅かの差で開口部が狭く、嵌まりません。



こうなったら、削るしかありません。



金ヤスリで両側の返し部を1mmくらいづつ削ったところ、上手く傾ければ、ギリギリ嵌めることが出来ました。



あとは、昔に別の車で使っていた基台のコネクタ取り付け部を再利用して取り付け、歪ませて挟み込むためのボルトを付けました。



ルーフレールへの傷防止のために、書類フォルダーの挟む部品(青いやつ)を使ってプロテクターとしました。



仮取り付けをしてみると、なかなかいい感じです。



あとは、ネジを締め込んで、しっかり固定すれば完成です。


しかし ・・・・・ ここで、ふと重要な事に気が付きました。

このままネジを締めこんでいくと、たぶん、、しっかり取り付くのでしょうが、アングルがかなり変形するでしょう。
そうなると、やすりで削ってぎりぎりレールに嵌まった金具ですので、もう簡単には外せなくなるのではないか?

取り外すときは、歪むのを承知で無理やり金具を広げるしかなく、また、手が滑ったりしてルーフレールや車体本体へのダメージがあるでしょう。

あー、締める前に気が付いてよかった。。。。 

というわけで、作戦変更です。

挟むのではなく、吊り上げて突っ張る方法に変更しました。



ちょうど良い短いボルトが手元になかったので、仮で長いボルトで実験してみましたが、この方法でも、しっかり固定が出来そうです。
(こちらもルーフレールの傷防止のため、見辛いですが黒い配線カバーをレールとボルトの間に入れてあります。)



試しに、2m/430MHzのホイップを付けてみましたが、強度的にも大丈夫そうです。



余分な穴か開いてしまいましたが、二度と取れなくなるよりはマシです。

時間が無くなったので、本日はここまでで作業終了としました。

週末に適切な長さのボルトを買ってきて、完成させようと思いますが、走行中に外れて落下しないように、緩み止めの方法を工夫するのと、あと錆止め処理が必要です。

そんなわけで、まだ完成形ではありませんので、もしかしたら失敗作になるかもしれません。 

参考にされる方は、いつものように自己責任でお願いします。。。


7MHzモビホを使った3.5MHz用アンテナを実験しました

2020-04-23 19:09:53 | アンテナ
今週末はALL JAコンテストですね。

移動運用の自粛要請を受け、私も自宅より参加をする予定です。
聞こえていましたら、ナンバー交換よろしくお願いします。

さて話は変わりまして、ちょっと前にツイッターで、
「3.5MHzのモービルホイップ(以下モビホ)に5mの電線をつなぐと1.9MHzに同調する」とか、「7MHzのモビホに5mの電線をつなぐと3.5MHzに同調する」という話題が出ていました。

パッと考えると、7MHzと3.5MHzでは40m、 1.9MHzと3.5MHzでは80m、波長が違うので、それぞれその1/4λである10mや20mの電線をつなぐ必要があるのではと思ってしまうのですが、なぜかどちらも5mのようです。

ずっと気になっていたのですが、どうしても確認したくなり、まずは7MHzのモビホで実験することにしました。

しかし、ただモビホに線を足しただけでは面白くないので、いつも移動に使用しているモビホ2本を使ったV型ダイポールの両端にそれぞれ線をつないで、3.5MHzのダイポールになるのかを試してみることにしました。

今回の構想図は以下の通りです。



CQオーム特製の基台「MAV-1W」に、コメットの7MHzセンターローディングモビホである「HR-7」を2本取り付け、その先端にそれぞれ約5mのビニル線をワニ口クリップでつなぎ M字型ダイポールを構成します。

いきなり線を5mに切ると短いときに面倒なので、6mからスタートしてアンテナアナライザで測定し、変化を確認しながら切り詰めていくことにしました。

両側でプラス12mですので、私の浅知識だと、7MHz半波長である20mに+12mで全長32m相当の半波長ダイポールとなり4.5MHz付近に同調すると思ったのですが、SWRを測ったところ、予想に反し、3.22MHz付近に同調していました。

ちなみに今回使用した電線は、以前Blogの記事にした「ゲッターコード」です。
軽量のため、モビホの先端に過度な重量がかからずしなりも抑えられてFBです。

その後、両側の電線を10cm刻みでカットしてSWRの底をプロットしてグラフを作ってみました。



5mに近づくにつれ、だんだん3.5MHz帯に同調していく様子がよくわかります。

結局、5.1mまでカットしたところで、CWバンドに底が来たので調整を完了としました。



しかし、7MHzのモビホに約5mの電線をつなぐと、本当に3.5MHzに同調するのですね。 
目から鱗が落ちました。

実際の様子はこんな感じです。




追加エレメントが薄っすらと写っているのが分かりますでしょうか?

ということで、今晩、このアンテナで3.5MHzをワッチしてみようと思います。

モビホ本体と合わせて全長15mほどあるのでそれなりに飛ぶのではないかと期待しています。

【追記】

夜、ツイッターをワッチしていると(笑) 8J2Y/2 四日市移動の3.5MHz運用情報をキャッチしました。

急いで3.5MHzを聞いてみると、聞こえましたが、かなり弱い(519~539位)です。 
やはり短縮アンテナではこの程度かと思いながらダメ元で20w程度で呼んでみるとなんと応答があり、本アンテナの初交信ができました。

その後、しばらく聞いていると、急に599+になりました。
コンディションが上がったのかと思っていましたら、なんと私と交信したときは、間違えてWARCバンドのアンテナで出ていらしたとのこと。

ということで、このアンテナ、CWであれば結構使えそうな感じです。 
ALL JAの3.5MHzは、このアンテナで出ようと思います。

コメットV型ダイポール H-422を整備しました

2020-04-19 20:37:46 | アンテナ
訳あって9年間ほど軒下に放置したあったコメット4バンドV型ダイポール H-722を、急に思い立って整備しました。



家中探してマストクランプやUボルト、バランを発掘しましたが、バランとエレメントをつなぐリード線だけが見つかりません。
単に短いビニル電線でつなぐだけなので、長さは適当で良いと思いますが、なぜか純正と同じ寸法で作りたくなりました。

しかし、取説を見ても「フィード線(圧着端子付)」と書いてあるだけで長さまでは記載してありません。



メーカーのHPのFQAとかにヒントが書いていないか探しましたが当然ですが記載なし。
そこで思い切って、お問い合わせのページから、「フィード線の寸法を教えてください」とメールをしてみました。

すると送信してからなんと僅か20分後にコメットの技術部門の方から返信があり、フィード線の設計図面がPDFで送られてきました。(@_@)

素晴らしい神対応です。 ますますコメットさんのファンになりました。

で、それによると、「IV線3.5SQを使用し約105mm」とのことで、早速 同じ寸法で製作してみました。



これさえ出来れば、あとは組み立てるだけです。
しかし、片側エレメントが5mもあるのでデカいです。

普段、移動で使っている HR-7(こちらもコメットの7MHzモービルホイップ)2本を使ったVダイポールとは大きさも重さもまったく違います。



ベランダに仮設した鯉のぼりポールの先につけたのですが、V型に組んでからマストの先につけるのはかなりしんどく、途中でバランスを崩して屋根に激突させそうになりながら、なんとか取り付けました。



9年間も屋外に放置していたのでちゃんと動くのかどうか心配でしたが、SWRを測ってみたところ、7、14、21、28 4バンドとも取説とほぼ同じSWRカーブを示し、正常動作を確認することができました。

さすがコメットさん、耐久性、再現性もばっちりです。

ということで、無事 H-422が復活しました。 
さて、このアンテナをどこに設置するのか考えなくては・・・

GAWANTを製作しました

2020-04-18 15:00:42 | アンテナ
Stay homeの一環として、今度は GAWANTを製作しました。

材料は、半年ほど前から準備していたのですが、なかなか落ちついて製作する時間が無く、いまになってしまいました。

回路は、以前、ハムフェアでJF1QHZ 有賀OMが頒布されていた資料を忠実に再現しました。


大半の部品はジャンク箱の中にありましたが、ケース取付用のBNCオスコネクタ(BNC-PBR)だけは新規で購入しました。

まず、ケースの加工して、BNCコネクタを取り付けます。


続いてポリバリコンを取り付けます。 
ケースの真ん中につけられている例が多いですが、ダイヤルが回しやすいようにケースの端に配置しました。


トロイダルコアを取り付けて完成です。




早速、SWRを測定してみました。






28MHzは、少し高いですが、ロッドアンテナを少し縮めたら改善されました。

このアンテナが使える日が早く来て欲しいですね。

FBなアンテナの情報を提供していただき、ありがとうございます。

7MHz釣竿アンテナを作成しました

2020-04-17 14:43:52 | アンテナ
STAY HOME の一環で、昨年のJARL三重県支部大会でJR2SEY 梅本OMが紹介された7MHz釣竿アンテナを製作しました。


(梅本OMが講演で使用されていた資料。HP掲載の承諾は当日頂きました。)

オリジナルではスプレー缶の蓋を活用されていますが、今回は、奇跡的?に直径が同じ65mmのファンタグレープ(280ml)のペットボトルを使用しました。



このファンタのペットボトル、腰が強くコイル用にお勧めです。
そのほかの材料は、SEYさんの資料を参照ください。



巻き数は17.5回ですが、最初間違えて16.5回でポリウレタン銅線をカットしてしまい、あとから1巻き分足しました。💦

コイルの両端に丸端子を付けてボルト止めして完成です。



6mのグラスファイバー製釣竿をベランダに仮設して調整を行いました。



マッチング回路は何も入っていませんが、SWRは 7.03MHz付近で1.2以下ときれいに落ちました。



アースは、大型ワニ口に5mのビニル電線5本を束ねたものを付けてコネクタに挟みベランダに広げました。
ただ、線の広げ方によって、かなり同調点が変化するようなので、実際の運用時に再度微調整が必要なようです。



早くこのアンテナが使える日が来ると良いのですが、、

FBなアンテナの情報を提供していただき、ありがとうございます。

【裏技】
蓋とボトルの底に、釣竿を貫通させる穴をあけるのですが、カッターやドリルで開けようとすると、綺麗に「まんまる」の穴をあけるのは結構難しいです。
私がやっているのは、アンテナの端材で余っているΦ10やΦ16アルミパイプの先端をコンロで熱して、ジュっと蓋や底に押し付けて溶かして開けています。
パイプを熱々に熱すると必要以上に溶けて歪んだ穴になるので、軽く熱してちょっと溶かし、また熱して溶かすを繰り返すと綺麗に穴が開けられます。 


モビホ基台 MAV-1W で実験しました

2017-10-14 22:25:10 | アンテナ
前回の続きです。

前回は、同じものだと思っていたモービルホイップが7MHz用と14MHz用だった、、というオチでしたが、無事にもう1本、7MHz用(HR7)を入手しました。
(余っていたホイップアンテナを活用するつもりが、逆にもう1本を購入することになって高いダイポールになってしまった・・・)

最新のHR7はステッカーの色や、コイル保護のヒシチューブの質感等が微妙に違っていましたが、全長や形状はまったく同じで一安心です。

今日は朝から小雨交じりのBFな天候でしたが、負けずに調整を開始しました。
2本とも、「HR7」になっていますよ。



まずは、先端エレメントを一番奥まで入れ、最短長さにしてSWRを測ってみます。



最短状態なのにバンド下限に底があり、7.00MHzでSWR=1.75位です。

ホイップ単体ではもっとバンドの上の方に同調していたので、バランとコネクタをつなぐリード線もアンテナになってしまっているようです。

同調点をもう少し上げたいのですが、ホイップ単体で垂直型として使用することも考えると、安易にエレメントを切断するわけには行きません。

普通は、まあこんなものと納得して、リグ内臓のアンテナチューナーで対応するのかもしれませんが、それでは面白くないので、SWRだけでも下げる方法を考えてみることにしました。

まず、RとXを調べてみます。



Rが90オームほどあり、LCマッチを試してみることにしました。

最初に、給電部にLを入れるLマッチを試してみました。

ワニ口付リード線を適当に丸めて、3種類のコイルを作って給電部に入れてみます。



一番、SWRが下がったのが赤いコイルでした。





SWRは1.0と完璧に下がりましたが、共振周波数が、50kHzも下がってしまいました。
これでは、ますますエレメントを切らなくてはならずBFです。

Lマッチを諦め、次はCマッチを試してみることにしました。

部品箱を探したら150pFのセラコンがあったのでとりあえず入れてみます。



おー、SWR=1.3まで下がりましたよ。共振周波数もほぼ変化なしです。



ここまでやったら、急に雨がひどくなったので、いったん撤収し、部屋でじっくり最適なコンデンサの値を計算することにしました。

エクセルを使って悪戦苦闘した結果、C=225pFが最適という結論になりました。
150pFでは、少し容量が足りなかったようです。



もう一度、部品箱を探してみたら、丁度良い220pFのコンデンサが見つかりました。



雨が止むのを待っていたら、外は真っ暗になってしまいました。
しかし、すぐにSWRを測ってみたくて、暗闇で作業をしました。



おー、SWR=1.05まで下がりましたよ。

7.02まで1.5以下ですので、CWならチューナー無しでも問題ないレベルです。
エレメントを切断しないですみました。

RXはこんな感じです。R=50オーム、X=0オーム、完璧です。



計算通りに事が運ぶと気持ちがいいですね。

さて、明日は久々に移動運用でもしようかな。

モビホ基台 MAV-1W を入手しました

2017-10-01 22:15:16 | アンテナ
オリジナル商品を精力的に開発・発売されている岐阜市のCQオームさんの『MAV-1W』を入手しました。

手持ちに同じ型のモービルホイップが2本あり、これを使ってV型ダイポールにすればお手軽に移動運用ができると思って、2年ほど前に、初代MAV-1が発売されてからずっと気にはなっていたのですが、基台にぶら下がったようなバランの取り付け方がイケてなくて購入を見送っていました。


<CQオームさんHPより>

先日、久々にCQオームさんのホームページを見たところ、改良型のMAV-1Wが発売になっていて、再び気になりだしました。

改良版は、Uボルトのサイズがワイド(W)になって太いマストに対応したのと同時に、Uボルトの裏側にボルトに干渉することなくバランが配置されており、見た目もイケるようになっていました。

価格のほうは相変わらずイイお値段でしたが、素人がステンレス板をここまで綺麗に加工するのは難しく、仕上がりと時間を買うことにしました。

そして、届いたものがこちらです。



よく見ると、ショップの見本写真と一部違うところがありました。
マストが触れる部分の板が2重になっています。



Uボルトのナットの締め込み過ぎで、プレートを「への字」に曲げてしまうのを防ぐための強度アップ対策と思われます。

しかし、プレートを追加するなら、もう一工夫二曲げしてこんな感じの凹型金具を兼ねたものにすれば、更に商品力がUP!するのではないかと思います。



ジャンク箱を探したところ、ちょうど良いサイズの凹型金具が見つかったので今回はこちらを取り付けました。
(ICOM AH-4の取り付け部品です。)



ちなみに写っている水道パイプ(VP30)は、通称「被せパイプ」です。
パイプの内径がちょうど4.5m伸縮ポールの先端が嵌るサイズなので、ポールの先端に被せれば工具無しで取り付けができます。

早速、ベランダでテストをしてみました。まず、基台を伸縮ポールに被せた状態でパチリ。



ホイップをつけてみました。
先日導入したばかりの22mmF2単焦点レンズで撮影しました。
いい感じで背景がボケています。



マストを伸ばしてみました。



なかなか恰好が良いです。恰好の良いアンテナは飛ぶ気がします。

続いてSWRを測ったり、飛びのチェックをしたかったのですが、残念ながら今日はここまでです。

その理由は、、、

実は、ずっと同じ7MHz用だと思っていた2本のホイップのうち1本は14MHz用だったのです。orz

見た目も全長もまったく同じで、ずっと同じものだと思い込んでいましたが、基台にねじ込むときに、型名ラベルを見て大いなる勘違いに気が付きました。



ということで、7MHzのホイップをもう1本入手しないと先に進めません。
誰か14MHz用(HR14)を7MHz用に交換してもらえないかなぁ。

後半に続く

ミニマルチ2016年新年御年玉セール

2016-01-24 19:25:20 | アンテナ
ユニークなアンテナを多数発売しているミニマルチアンテナさんはお気に入りのアンテナメーカーでこれまで何本も購入しています。

直販で顧客情報をお持ちのためか、毎年、年賀状も届きます。



そのミニマルチさんが、毎年お正月に行っているのが「新年お年玉セール」です。
毎回、台数限定ではありますが、メーカーが「材料原価以下」と言われるお値打ちな価格で人気のアンテナが放出されます。
今年も多数の魅力的なアンテナが、普段見たことのない超特価で発表になっていました。

その中でも特に気になったのが、7MHzモノバンドロータリーダイポール「R401PX」です。

現用中のロータリーDP「RN4DX」は、7MHzに加えてWARC3バンドにも出られる非常にコンビニエンスなアンテナで、7MHzの飛びも、あのTGCネットに何度もチェックイン出来た実績を持つ素晴らしいアンテナですが、7MHzの拡張バンドではSWRが高くリニアの保護回路がすぐ働いてしまうため、もう少し帯域の広いアンテナにしたいと思っていました。
(昨年末にリグとリニアが壊れたのも、7MHzの拡張バンドで無理やり電波を出したのが原因のような気が・・・)

このR401PXは全長が13.8mもあり、RN4DXの11.8mに比べて2mも長くなるので少しでも帯域が広がるのではないかと考えました。
もちろんフルサイズがいいに決まっていますが、回転半径も長くなるので我が家ではこれが限界の長さです。

7MHzモノバンドなのでWARCには出られなくなりますが、最近ほとんどWARCに出ておらず、出たくなったらそのときまた考えようということで、メールで在庫を問い合わせました。
すると返事がすぐ来て、お年玉セール限定数2本のうちまだ1本残っているとのことで早速注文しました。

で、昨日、モノが届きました。



RN4DXのときは1m程の箱だったのですが、長いパイプが多いのか大きな箱が届きました。




早速、開封して取説を見ると、SWR曲線が載っていました。

SWR1.5以下の範囲が150kHzほどある感じです。
これなら中心周波数を300Hzほど上にずらして7.075付近にすれば、幅広く使えそうです。

思い立ったら吉日、すぐにでも上げたいのですが、この週末は記録的な寒波到来ということで断念しました。Hi

暖かくなるまで、いろいろ情報を入手しておこうと思います。

Google Earth

2015-04-04 09:32:10 | アンテナ
久々に、自宅周辺をグーグルアースで見てみました。

以前はちょうど自宅周辺上空を雲が覆っていて、ホワイトアウト?されていたのですが、いつのまにか画像が更新されたようで、きれいに見ることができました。

拡大していくと、なんと、タワー&アンテナの影が家の屋根にくっきり写っていました。
(一瞬、タワーが倒れて屋根をつぶしているように見えて びっくりしました。)




しかし、はっきり写っているなぁ。
実際のアンテナは、なんとなく白くエレメントが写っているだけですが、影の方は、マストトップの50Mhz8エレのエレメントまでしっかり見えます。


現用のアンテナはこちら ↓




直径20mmほどのパイプの影がわかるとはすごい解像度です。
これが民生利用されているということは、軍事用はもっとすごいのでしょうね。
恐るべしGoogle earth。