定年退職前後に『再開局』された方が多いので、こういうことを書くと『嫌味なヤツだ』と思われそうですが、あえて書きます。シャックは博物館ではありません。古いRIGをレストアするのが趣味の方はともかく、ただ単に思い出に浸って、通電しない古いRIG類をラックに並べておくのは、いかがなものかと。再開局して『いきなりの終活』とは言いませんが、7年後の『飽きて無線をやめてしまうのを前提』に、少しずつ断捨離されることをオススメします。
【写真:本人がやらないと、残された家族は大迷惑なのです】
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◆高齢者になっていることを、まず自覚しましょう。
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自分が20歳のとき、周囲の60歳は『おじいさん』でしたよね。
その『おじいさん』になっているのです。
おじいさんが、アマチュア無線を再開するのは『いい』としても、
無線を再開したばかりに、ガラクタだらけ・・・とはよく聞く話です。
1,欲に任せて、情報量は増加の一途
2,取捨選択が面倒になる
3,書籍、QSLカードの整理や分類も、面倒くさい
4,見直しなど、まったく行わなくなる
5,挙句は、利用も活用もしなくなる
私が『FT8/FT4等の運用でペーパーレス推進』は、紙カードを発行しませんし、
できれば『紙カードを送らないでほしい』のは、
最初から『断捨離しているから』なのです。
保険のつもりで電子カードを発行しつつ、
紙カードを送ってくる局は『ぜひ、ご一考願いたい』のです。
実際、整理がつかない状態になっていませんか?。貴局のシャックはいかがですか?。
1,収納用品を買わない。収納しようと思わないこと
2,収納場所を取らないようにする
3,必要とする人へ譲渡する
4,1年間使っていないものは『不要』として処分する
5,ジャンク市で売ってもらうのはOKだが、絶対にジャンクを買わない
本、資料、機器類がシャックを占領していませんか。
足の踏み場がない、生活し難い、ゴミ屋敷状態になっていませんか。
こうなれば、けっこう『重症』です。
DXCCも楽しいですが、60歳を過ぎてタワーを建てるなど、やめましょう。
1,使用中の機器(無線機、電源、測定器など)のみを残す
2,新規購入は、使用中の機器が壊れたときのみにする
3,使用中の機器類が壊れても修理可能なら、購入せず修理して使う
4,ラックは小さいものに交換する
5,使用しないもの、複数台あるもの、修理不能品は処分する
保管するにも『見えない費用』が発生しています。
仮に10畳の部屋を50千円で借りているとして、
シャックの機器類、資料類などが1畳分を占めているとすれば、
保管費だけでも、毎月5千円かかっている勘定です。
年間だと60千円もかかっているのです。
持ち家で家賃が発生していないという声もありますが、
ガラクタが増えると『レンタル倉庫』を借りる羽目に。
70歳までに、断捨離を終えましょう。
毎度おおきに。ほんじゃーね!!
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