アマチュア無線は『楽しい娯楽だ』と思っています。常々、私が書いているのは『業界人に一考してほしいな』と感じるのが『根っこ』にあります。430MHz帯・FM・呼出周波数周辺で聞こえてくる『交信の中身』が『教育システムの不備』に起因することが多いと感じます。上級資格がどうの、古い無線機がこうの。いつまでも『電気の娯楽』でいいのかな・・・と思っています。
【写真:28MHzのFT8で、オランダと交信した局のeQSL】━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◆特別な『何者』にならなくてもいいと思っています。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
アマチュア無線は、ややもすれば『破産』することがあります。
私は、幾度も『ムセン破産』を見てきましたし、
破産者のアンテナや機材を撤収している際にも、
債権回収業者とやり合ったことも、しばしばありました。
まずは『カネをかけないで、やれること』をやってみるのが肝要です。
知恵と工夫で『どうにかなるもの』です。
そのためには『知識』の『引き出し(ストック)』も必要です。
今の、アマチュア無線界は『上級資格&DXCC』しか選択肢がないのか?と、
ものすごく『不自由な娯楽に成り下がっているなあ』と感じます。
やりたくない仕事を退職して、やりたかったムセンをやる・・・。
・一生懸命勉強して
・そこそこ大学を出て
・まあまあの会社に入って
・一生安泰・・・
・定年まで、やりたくない仕事を続けて
・退職金を受け取り、年金を受給して
・やっと、やりたかったアマチュア無線に没頭できる・・・
こんな人、たぶんいないと思います。
すぐにできそうな運用をすればいいのに、
どうも、上級資格だの、カーボン釣り竿だの、ATUだの、
カネが使えるからと『ないものねだり』を手に入れる。
・ないものねだるな
・あるもの磨け
私は、こう思っています。
Top DXerという者にも『憧れ』は感じますが、
特段『なにもの』に『なる』という必要はないでしょう。
やりたくない仕事を長年続けてきた人は『忍耐力がある』と思います。
でも、そろそろ『ゆっくりしたら?』と感じます。
・ないものねだるな
・あるもの磨け
アマチュア無線も、所詮は『娯楽』ですから。
一番の課題は、従事者側ではなく、
メーカー、販売店、業界団体、無線連盟等が、
きちんとした『教育システムを構築すること』だと思っています。
なぜなら、教育システムに飼いならされた『茹でガエル』が顧客なのですから。
毎度おおきに。ほんじゃーね!!
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
※記事は、表現と言論の自由に則ったエッセイで、
公人を除き、登場する個人・団体名は全て架空のものです。
※時事問題については、筆者個人の考えです。
※SNSなどの他サイトへリンクやリツイートはご遠慮ください。
※X(旧Twitter)等、拡散性の高いSNSでのコメント合戦はお断りします。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
Copyright:(C)2024 Ota-Tadashi All Rights Reserved.
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
※下記の広告は本記事とは無関係です。