JH7UBCブログ

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徳一を尋ねて

2023-10-15 20:21:09 | 日記
 先日、「道の駅あいづ 湯川・会津坂下」内の農家レストラン「くうべぇる」で食事を終え、帰り際にふと案内カウンタを見ると『徳一を尋ねて』という文庫本が目に留まりました。


 著者を見て、ちょっと驚きました。30年以上前になりますが、職場の同僚だった白岩孝一さんだったのです。懐かしさもあり、さっそく1冊購入しました。

 徳一(とくいつ)は、平安時代に活躍した高僧で会津に仏教を広め、磐梯町の恵日寺や道の駅あいづの近くの湯川村の勝常寺などを開き、仏都会津の開祖と言われています。

 白岩さんは、ご自身がお住いの湯川村にある勝常寺とそこを開いた徳一についてライフワークとして研究を続けられてこられたようです。

 家に帰って、ざっと読んでみました。徳一に関する書籍、時代背景、古代仏教について丁寧に記載されています。几帳面な彼の性格のとおりだと思いました。ただ、徳一本人に係る記載は歴史上の記録が少ないせいもあり、控えめです。想像を避けあくまでも記録を元にしたためでしょう。

 白岩さんは、私より3歳上ですが、そのご活躍の様子が見てとれ、とても元気づけられました。
 

麗しの磐梯 松下俊彦先生を偲んで

2023-01-28 21:00:06 | 日記
 当ブログのブックマークに長い間リンクを貼っていた松下俊彦先生のブログ「麗しの磐梯」を久しぶりに見てみました。(現在はブックマークにはありません)

 一昨年の11月からブログが更新されていないので、何かあったのかなと胸騒ぎがしました。コメント欄を読んで昨年12月に76歳で亡くなられたことを知りました。やはり・・・・。

 実は、松下先生とは40年以上前に同じ職場で机を並べて仕事をした間柄でした。当時カリキョラムに「必修クラブ」という時間があり、松下先生と一緒に「自然観察クラブ」を数年間担当しました。

 自然観察クラブの内容は毎週、鶴ヶ城に行き、お城の中に自生する植物を観察しスケッチするというものです。生徒たちとお城の中をぶらぶらしながら様々な植物を観察して楽しみました。松下先生は、工業化学が専門でしたが、植物や昆虫に造詣が深く、様々なことを教えていただきました。

 「ほら、これが在来種のオドリコソウですよ。でも、最近は外来種のヒメオドリコソウがはびこってきましたね。」と説明を受け、お城の中は、あんなにも観光客が多いのに昔からの自然が保全されている場所があることを知ったりしました。

 それから月日が流れ平成14年(2004年)に偶然に松下先生の息子さんと職場が同じになりました。その時に息子がお世話になりますというあいさつ文を添えて先生が出版されたエッセイ集「麗しの磐梯」をいただきました。


 表紙のカバーを広げるとスケッチの全景を見ることができます。 
 エッセイも美文なのですが、こういったスケッチもたいへん上手に描かれました。

 このエッセイ集は、地元の新聞社などに投稿して採用されたものをまとめたもので、エッセイとスケッチで200ページを越えます。
 内容は、生活・文化・自然・教育・文芸・環境など多方面に渡り、感性豊かに上質な文章で書かれています。

 ブログにもエッセイ集にも多くの植物・昆虫(蝶が多いかな)が登場します。植物・昆虫の観察は先生の趣味でもあり、ライフワークでもあったと思います。ぜひ、ブログを見ていただきたいと思います。

 大きな病気をされながらも、畏敬の念をもって真摯に自然を観察されてきた先生もついに力尽きてしまったのかと思うと残念な気持ちでいっぱいです。先生のご冥福をお祈りします。ありがとうございました。

年越しそばを打つ

2022-12-31 18:00:53 | 日記
 そば打ちを覚えてから17年ほど経ちます。覚えたころは、けっこう頻繁に打ったのですが、最近は年に2,3回打つ程度になってしまいました。

 今年は、年越しそばを打とうと思ってそば粉を買ってきました。会津坂下町の「若宮ばくさく」のそば粉(6歩挽き)1kgです。


 私が習ったそば打ちは、会津坂下町の方法です。我が家は現在夫婦だけですので、5人前を打って2回に分けて食べることにします。
 そば粉100gで一人前(打つと150gになります)ですから、500gをはかり、こね鉢に入れます。当然そば粉100%の十割蕎麦を打ちます。


 会津坂下町など会津方部では、十割そばを打つときは、「湯ごね」と言って最初に熱湯を入れて水回しをします。お湯の量はそば粉の状態によって変わりますので、握って崩れない程度までお湯を使って両手こすり合わせるようにしてお湯と粉を馴染ませていきます。練りあがりの状態は、耳たぶの固さ(柔らかさ)と言われています。

 次に少量の水を中心部に入れてかき混ぜ、それを核として練り始めます。初めはなかなかまとまらないのですが、少しずつ力を入れて練っていると粘りが出てきてまとまってきます。十分練り上げ状態が変わらなくなったら「ねりの仕事」終了です。この「ねりの仕事」が一番重要です。


 そば粉が練りあがったらビニール袋に入れて少し寝かせます。よくたばこ一服の時間と言います。

 次に「のしの仕事」をします。練りあがったそば粉をのし板の乗せてそば粉を延ばしていきます。会津坂下町の方法では、のし棒(桐で出来ています)がかなり太いのが特徴です。

 最初1.5cm程度の厚さまでは手で押してくるくる回しながら延ばします。次にのし棒でのしていくのですが、この時右左と交互に力を加えると、何ということでしょう、そば粉が自分でくるくる回りだします。これも会津坂下町の方法の特徴で、パフォーマンスとしても面白いです。

 ある程度の厚さになったら周辺のギザギザになった部分をナイフで切り落とします。このギザギザを残しておくと割れの原因になるからです。のし棒に絡ませながら数回延ばし、厚みが均等になるようにのしていきます。暑さ1.5mmになるように丸く延ばします。一般的には4画になるように延ばすのですが、十割そばでは切れやすいので丸く延ばしていきます。


 名人になるとまん丸に延ばせるのですが、私は修業が足りないので、こんな感じになってしまいます。

 これを4つにたたんで、次の「切りの仕事」に移ります。

 ごらんのように「打ち粉」は非常に少ないのも特徴です。打ち粉は同じそば粉を使っています。

 駒板とそば切り包丁を使って、1.5mm幅で切っていきます。この1.5mm角が食感が一番良いと言われています。因みに包丁は製材用のノコギリの刃から作られた安物ですが、けっこう使えます。


 約25cmの長さに切りそろえて箱に入れます。桐の箱も持っているのですが、このプラスチックの蓋がしっかり閉まるタイプが使いやすいです。右端の方は、丸くのすので、どうして出来てしまう短い部分です。

 これで十分5人前あります。夕方、さっそく茹でて食べたのですが、その写真を撮るのをわすれてしまいました。コシのしっかりしたのど越しの良い蕎麦でおいしくいただきました。

 今回は、会津の十割蕎麦の打ち方を紹介させていただきました。
 では、良い年をお迎えください。

2023.1.23 追記
 YouTubeに「若宮ばくさく」さんのそば打ち解説「会津十割そばのうち方」という動画が公開されています。実際の打ち方は、そちらを見てください。

ポポー

2021-09-22 14:37:46 | 日記
 昨日、JAよつば喜多方農産物直販所「いいでの里」に寄るとポポーが販売されていました。

 この果物、名前は知っていたのですが、食べたことはありません。袋に入って販売されていたのですが、梨に似たような甘い香りがただよってきます。買って食べてみることにしました。ちなみに7個入って500円でした。

 外観と大きさは、アケビのような感じで、一日常温に置いておいたら、かなり黒ずみました。


 皮は薄く、包丁で皮をむくと黄色い身が現れます。身は柔らかいです。


 切ってみると、大きな種が入っています。

 さて、味はどうでしょう。食べてみました。
 バナナと柿を合わせたような甘い味で、おいしいです。柔らかさはマンゴーにも似ています。

 種は柿の種に似ています。

 ポポーは、傷みやすいせいか、市場にはあまり流通していないようです。
 めずらしい果物を食べることができました。

本格的な雪

2020-12-19 15:55:08 | 日記
 こちら喜多方市熱塩加納町は、12月13日に初雪が降り、その後毎日10cm~15cm程度の降雪がありました。
 しかし、昨晩から今朝にかけては約40cmの降雪があり、今季一番の本格的な雪になりました。


 車もすっぽりと雪の中です。午前中に晴れ間がありましたので、約2時間雪片づけで汗を流しました。

 除雪作業のエクササイズを「ジョセササイズ」というらしいのですが、体重減らないなー・・・