福島第一原発事故に対する元幹部に対する検察審査会による裁判。
結果は想定通りだった。
検察役が弁護士とはいえ実際に審議し判決を下すのは現職の裁判官だ。
無罪は最初から決まっていることだ。
無罪を言い渡せる根拠を強引であろうと作文できればいいことだ。
これではまともに審議されたのかということだ。
3年前に15mの津波が想定されていた。
それを無視。
評価に値せずと、
事故を回避するためには原発運転を停止させるしかないと。
運転停止のためには手続き的にも技術的にも困難であったと。
判決文全文を読んでいないので何とも言えない。
手続き上の困難とは何なのか?
技術的な困難とは何なのか?
報道では触れていない。
原発は常に100%の出力で稼働させなければならない。
火力発電のように電力の需要によって出力を制御できるものではない。
核燃料棒を原子炉に入れて臨界点まで達して初めて出力が可能となる。
一度稼働が始まると需要の変動で出力の調整は簡単ではない。
とにかく一年365日100%の出力を維持しなければならない。
例え深夜に需要が減ってもだ。
だから深夜の余剰電力を使わせるためにあの手この手で「商品」を開発する。
深夜電力で湯を作る。
これなどもっともポピュラーであろう。