このSR500は初期型、2J2の製造番号120*番の、S
Rマニアに言わせると「大クランク」と言って、その後の50
0より大きなクランクが載っているエンジンを積んでいます。
二年前にもう、純正のアルミ細リムが腐ったりスポークがさび
たりみすぼらしくなったので、バイク屋(元ヤマハの開発の人
がやっているんです)に預けて、再度全バラして直してもらっ
たのです。
再度、と言うのは私が手に入れたとき一度全バラしていますか
らそれから相当乗ったことになります。
しかし、病気のせいで、載るのが辛く、バイク屋でやってもら
った後、ずっと預かってもらっていたのでした。
完成後、まさか車検まで取ってあるとは知らず、そろそろ取り
に行かなきゃいけないと思っていたところにバイク屋から電話
です。
「そろそろ車検切れるけどどうするー?」
え、車検とってあったの?んジャもう少し早く行けば良かった。
仕方が無いので(もう三月末で切れてしまったので)一度も乗
らずに車検ー引渡しです。
SRと言うと、走らない、雰囲気を楽しむ、とかそんなイメー
ジだと思いますが、乗ってみれば分ります。
特に400はダメだけど500は、特にCVキャブになる前の
もっと言えばドラムになる前の、左ディスクのに乗ってみて下
さい、走ります。
勿論、高速勝負じゃエンジンが回らないので750にも勝て
ませんが、重量はRZ250とほぼ同じ、まわらない代わり
に500ccの大きなトルクでグイグイ走ります。
峠なら上手い人ならTZR追っかけられますよ。
私はマニアではないので、悪くなったところは今出る部品で
補修しますのでフルオリジナルではないです。
なるべくオリジナルを残す方向で整備をしていっています。
例えば今回、オリジナルの証であるリヤの細リムは、腐った
ので綺麗なHリムに交換しました。
バイクなんて所詮バイク、乗ってなんぼのもの、そんなにオ
リジナルが良ければ乗らずに床の間に飾っておけ、というの
が私の持論です。
あったかくなったらたまに乗ってやろう。