P300系と同じ程度の大きさにAPS-Cのセンサーと28mm
の固定焦点レンズが嵌ったとってもよく写るカメラ。
まあ、よくリコーの新しいAPS-CになったGRと比較されてい
たけれど、そのGRもGRデジタル4までのCCDとf1.8のレ
ンズを捨てちゃったしセンサーの大きさゆえリコーのカメラの売り
である1cmマクロも出来なくなっちゃったし今までのGRシリー
ズから一回り大きくなって、手に持った瞬間に「これはないわ」と
思わせるし何より今までの「あの色」が出なくなってフツーに写っ
てしまうようになってそれほど評価されなくなってしまった。
まあ、同じ28mm嵌め殺しと言う点で同じなだけでクールピクス
Aの方はGRとは土俵が違うと言うか、GRと比べるから遅いとか
使いにくいとか言われたのだけれど、普通のコンデジの中では高級
品で下手なAPS-C一眼レフより場合によってはよく写ると言う
28mmがいいならこれで決まり的なカメラになっているのだ。
何せキャッチコピーが「パームサイズマエストロ」だからな作品作
りのカメラなのだ。
操作系も別にニコン一眼レフ使っている人間なら慣れ親しんだもの
だし悪くはないし、旅行くらいならこれ一台で何とでもなってしま
う便利なカメラだ。
まあ、28mmってのが一般に売るには失敗だったと言うか、普通
の人なら35mmの方が使いやすいだろうからフィルムの頃のよう
に28mmと35mmの二本立てにすれば良かったのだがいくらA
PS-Cの単焦点だと言っても10万以上するコンデジがそう売れ
るとは思わないのでやらなかったのだろう。
わたし的には28mmにしてくれてありがとうと言う感じなのだが
商売的には35mmで作った方が売れたんだろうな。
28mmにしたがゆえに土俵の違うGRと比較されて損をしたと思
うのだが35mmならほぼ競争相手がいなかったからそれなりに評
価されたと思うのだ。
まあ、世の中カメラ人口の中で私のように28mm専門と言う人が
どれだけいるかの問題だが、別にスナップだって28mmより35
mmの方が使いやすいんじゃないかなあと思うのだけれどねえ。
28mmでグッと寄ってスナップできる人間って少ないと思うんだ
よね、35mmならまだ少し間合いが出来るからやりやすいんじゃ
ないの普通の人なら。
まあ、私はスナップであろうが旅行であろうが本来の記録写真であ
ろうが28mm一本で済んでしまうので28mm嵌め殺しと言うの
はズームしないだけそれだけいいレンズ設計してくれるので嬉しい
事だがまあ商売的には失敗するだろうな、と言うのは分かっていた
けどね。
目下の目標はD810についている18-35のズームを新しく出
た28mmf1.4Eに交換することなのだ。
Dfの方はDタイプの28mmが付いているしD810に付けてい
る18-35mmも28mmのところでズームは止まったままなの
でただの暗い28mmでしかないので何とかしたいのだ。
まあ、話はそれたがクールピクスAは28mm専門の私にとって丁
度良い便利なカメラなのである。
GRD4だとちゃんとした写真撮ろうと思わずメモ的にチョコチョ
コ撮るだけの感じになるけれどクールピクスAの方はちゃんと考え
て撮るからやはり土俵が違うのだ。
本日の種:フジフイルムXF1