まあ、順当に行けばまずお袋、次にわたしとなるのだけれど、お袋
ももう何年も仕事できるわけでもないし、わたしももう50だから
今更社長になっても20年できるか出来ないか。
そこで引っ張り出したのがわたしの息子。
まだ23だから当分出来る。
23歳じゃなめられそうであるけれど、後ろにわたしが後見人とし
て立つことで何とかなるだろう。
はっきり言って親父が死んだ時に息子に「なんならお前がやれ」と
言っていたので、昨日お袋とも話したがそういう風で行こうと。
いやあね、実のところわたしは社長なんかやりたくなかったので、
棚ぼたと言うか、ラッキー! と思っているんだけれどね。
登記の変更とかものすごく面倒で金がかかるので、やりたくなか
ったというのもあるし、病気がこれだから週6勤務なんて無理だ
し。
親父も当てにならん息子より孫にやらせておくほうがいいと思う
だろう、草葉の陰でウンウンとうなづいているのが見えるようだ。