引きこもりのやる夫がある日異世界転生するところから始まる。最初奇矯なふるまいと物言いでおかしくなった人だと思われたが記憶喪失という設定で当面乗り切る。手当てされたローゼン家はローゼン8姉妹(雪華綺晶と薔薇水晶含める)が父ローゼンの帰りを従者のやらない夫と共に待つ状況で、ローゼンの錬金術による開拓によって発展したが、ローゼンがいつになっても戻らない状態に加え行政素人の人間しかいなかったため住民はほぼ全て離散、自治体としては大陸の最果てで今にも消えそうな状態だった。敵の多いローゼンがいない状況で敵対する貴族や大地主が取り込み・取り潰しを図ろうとするなか、ローゼン村の再建と発展を求める。
というのが大筋。やる夫は当初口だけの不摂生者だった上に文明の利器にもある意味遠い存在の世界だった為、経験したことのない開拓・畜産などの肉体労働を行い村の発展を手伝う。基本的に怠けたいという精神性と、そういう環境に浸かりながらその自分を嫌悪する感情をもっていたため、ローゼン家の手伝いも当初難色を示していたものの、やらない夫の強制力(蹴り)によって手伝うようになる。とある事故によって世界の深淵とリンクしてしまったため魔法が使えるようになるが、それがやる夫の存在自体を脅かす事態に進む。
安価スレであり、基本的に誰と会話イベントを行うかでストーリーが進展していく。例えば水銀燈と会話すれば水銀燈に☆1プラスされ、>>1設定の値に達した時関係の変化がある、など。マサチューセッツ教という新興宗教(名前の通り、金糸雀を崇拝する。主神はみつ)を崇拝する武装組織から派遣されたアンデルセンはやる夫のコミュにとっても重要な存在で、戦い方指南や心構えを説く師匠のような存在となっている。
そうした安価によるキャラとのコミュによって周辺環境の変化も起こり、やる夫自身の精神もまた変わっていくところは長編スレである醍醐味を感じさせる。
ちなみにこのスレは現在も「やる夫スレ ヒロイン板」で連載中である。
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