じざいや的日常~きものがたり~着物が織りなす素敵な物語  

元町の着物屋・じざいやの紹介と着物で過ごす日々のこと。
犬猫や食べもののことなぞも織り交ぜて。

150年の歴史が生み出す帯。それが帯屋捨松。

2018-06-22 17:37:01 | 織の帯
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なんだかもういいや、とやさぐれているさくらこです。
それでも2位なんですけどねー

着物好きなら 大抵の方が聞いたことがある 帯屋捨松、の名前。
西陣に機場をかまえて150年を超えているそうです。
100年越えないと老舗の仲間に入れてもらえないという京都でも
100年を超える機屋さんはそうはおりません。

今日のご紹介はこれ。正倉院唐花。

失礼を承知で言ってしまえば どこにでもありそうな柄。。。
正倉院供物の中からヒントを得たものは沢山あり、元は唐、そしてペルシャなどから伝わり
日本文化の中で昇華された文様です。
幾何学模様から花文、動物など様々なモチーフが用いられ
大抵は繰り返しや放射線状に配置されます。
見ていてとても安定した心地よい文様です。

捨松さんのデザインは全てフリーハンド。手描きで起こされるそうです。
ちょっと前にもブログに書きました有機的な歪みが味わいとなる例です。
色も一色ではなく 重ねたり混ぜたりで深みを出しています。
この帯も一見 緑地にベージュの唐花文ですが ズームすると



柄の縁を縁どったり、ごく淡い濃淡で立体感を出しています。
この細かい芸というか こだわりが 捨松さんの真髄で帯の力です。

ビリジアンの緑はとても使える色で
緑は元々とても包容力のある万能色だと以前のブログでも書きました こちら

万能な緑でも 若草だと春っぽくなりますし
黄色みが掛かると秋らしくなります。
この深い緑は常緑樹の色ですから一年中の色です。
唐草も季節を表さずに使えますね(生地的に夏はダメですが)

この帯を見た時に 黄八丈にあわせたーい!と思いました。


黄八丈って意外と主張が強くて帯に困ってる方も多いと思いますが
そんな方の救済帯になってくれます。


こちらは本塩沢に合わせています。
すっきりとした組合せで単衣の時期にも。
歴史のある文様ですが とてもモダンで都会的に着こなすことが出来ます。

週末、見にいらっしゃいませんか?

 
 
 
 
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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (風子)
2018-06-22 21:17:55
これ 素敵ね。
見に行けないけど (~_~)
返信する
Unknown (さくらこ)
2018-06-22 21:38:21
風子さま。
ありがとうございます。
お好きだろうな、と思っておりました^^
紬にもお茶会にも便利帯ですよー

返信する

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