じざいや的日常~きものがたり~着物が織りなす素敵な物語  

元町の着物屋・じざいやの紹介と着物で過ごす日々のこと。
犬猫や食べもののことなぞも織り交ぜて。

藍の絣。昭和?平成?

2017-05-25 20:56:12 | コーディネイト
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昨日、お客様とお話ししてたのですが
絣の着物に赤い八掛、赤い帯。なんとも昭和チック。
でも平成にだって赤い帯はあるのに なんで??というお話。
うーん・・・昭和ももう30年近く前の四半世紀以上前の昔になりました。
着物は形は変わらないし はやりすたりもなく長く着られる、とはいえ
やはりファッションではありますから 
はやりすたり、はあるのですよね。
特に友禅の色柄は時代によって変化します。
振袖なんか 見る人が見れば 何年代の柄、とか判りますし。
では 紬は変わらないのか、と言えば 時代による変化は多少はあります。
バブルの頃に お城とか妙にリアルな絣の大島紬があった、とか
それ以前では 藍地に赤っぽい花が飛んだの、とか。
そして何より昭和を感じさせるのは 赤い八掛ではないでしょうか。
かつて八掛けはお店にお任せのことが多くて
その場合 もう年齢で一律に20代までは赤、その後臙脂、金茶、共色。
と、年齢で勝手に色を決められてたのですね。
 
そして帯も娘には赤・朱色!柄はお太鼓にどどん!
つまり、こんな感じです。

着物は琉球絣。黒にも近い琉球藍が美しい絣です。
帯は縮緬の染名古屋。このなんの花だか分からないけど花、というのも昭和っぽい。
 
 
昭和の頃からでも産地を合わせる、というのはセオリーだったと思うので
琉球絣に花織の帯。

昭和だとたぶん、ここに柿色の帯揚げと帯締めを合わせちゃいますね。
帯揚げと帯締めを合わせる、というのもちょっと昭和っぽい。
今なら帯揚げは紫OR緑。帯締めは辛子色、で如何でしょうか?
 
そして。

程よく抜け感のあるのが今風かな、と思います。
 

松枝さんの久留米絣に 天蚕の帯のMA様。
絣を都会的に着こなしてる素敵な例だと思います。
 
 
 
そして6月のイベントのご案内です。
6/10(土)13時~18時
金春流能楽師である山井綱雄さんを講師にお迎えしての恒例能楽講座。
今回は能と謡を体験してみよう!
東京(新橋)横浜(関内)千葉(銚子)で毎月アマチュアの方を対象にお稽古をしている山井さん。
今回はじざいやで初心者向けに謡と仕舞いの簡単な手ほどきをして頂きます。
ゆ~~っくり動く能の所作が意外とハードな体幹へのトレーニングだったり
お腹から声を出すことでストレス発散になったり。身体に良い?能体験が出来ます。
ゆるゆる~~~とやってますので 時間内のいつ来て下さっても大丈夫です。
軽食と飲み物をご用意します。
参加費はお一人5000円。前日までに参加のご連絡をお願いいたします。
 
 

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