ブータン幸せの理由～県女連総会 講話～

平成２７年６月１２日

静岡県商工会議所女性会連合会の総会が開かれました。

　　　

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　総会前の様子を　前の席から撮影

 

本総会で、昨年焼津女性会が幹事させて頂いた　県内交流会

焼津大会の決算報告をし、交流会幹事の任が終了しました

総会後は、

在東京ブータン王国名誉総領事　徳田ひとみ氏による

「ブータン幸せの理由（わけ）」　をお聞きしました。

徳田氏は　気品があって　お話が上手で　とても魅力的な女性でした

 　　　

みなさんは　GNH　という言葉をご存知かと思います。

恥ずかしながら、私は初めて耳にした言葉です。

 

第４代国王（以前ご夫妻で東日本の被災地をご訪問なさった現国王の

お父様）が　先代の急死により王位を継承した１６歳の時、

 

「どういう国をお造りになられますか？」の問いにとっさに

「私は、GNP（Gross National Product）ではなく　

GNH　――Gross National Happiness の高い

国造りを建国理念に掲げる」とお答えになったそうです。

そうです！有名な「　国民総幸福量」　のことなんです。

 

すべての政治は国民の幸せのために行われ、

「国民に何かあったら、僕が君たちを守るよ」とおっしゃるそうです

 

また、たとえば数学の教師に対して、

「あなたはブータンの子どもたちに数学を教えるのではない。

数学を通してブータンの国民の人間を形成するのです。」

ブータンの　教師は大人のお手本　なんだそうで、国内だけでなく

海外からもかなり質の高い教師を採用しているそうです。

歴史と国語以外は　英語で授業がされます　

 

生き方はとても　自由で、　離婚率がものすごく高いそうですが

再婚もとても気楽にされているそうです

が、どうやらブータンには　不倫　　という関係は成立しないようです。

一夫多妻制でもあり、多夫多妻も認められるそうです。

　　

 

欧米のセレブが　観光先に選ぶことが多いそうです。

ブータンに行くということは、「精神性の高いセレブ」としての

ステイタスなんだそうです

ブータンに　ものすごく興味が湧きました

是非　訪ねてみたいと思いました

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　文責　古谷光子