だらしなく伸びた髪をそろそろどうにかしたらと長男に言い続けたところ、先日、何を思ったか「ねえ、イマが切ってくれる?」と申し出てきた。
(*イマとはヘブライ語で「お母さん」の意)
「それ本気で言ってるの?」と問うてみる。
実は、数ヶ月前に本人に頼まれて切ってあげていた時に、途中で長男と主人との間で口論が始まり、なぜか私も巻き添えに。
「なんだよ、これ!まるで女の子みたいじゃないか!!」と怒りの . . . 本文を読む
このところ長男の反抗期がいよいよ本格化してきていて、子供のためにと踏み留まっているイスラエルでの生活を投げ出したい気持ちになることが増えた。
どこに住んでいようとも子供が成長していく過程で反抗期を迎えるのはごく自然で健全なことなのだが、それに対処するだけの強さや冷静さが私には欠けていると痛感する。
日本の文化や伝統を後ろ盾にした育児がままならない環境で、息子からヘブライ語で強い口調で言い返され . . . 本文を読む
先週のこと。
長男が突然、ヨガをやりたいと言い出した。「娘の嫁入り」ならぬ「息子の弟子入り」である。
私が主人や友達とヨガ談義に花を咲かせていると決まって舌打ちをするような長男がヨガに興味を持つとは一体どんな風の吹き回しなのか。
話を聞くところによると、夏休みの空中ブランコでの体験が発端らしい。柔軟性が足りず、空中ブランコで挑戦した技を満足にこなせなかったことを引きずっているとのこと。
そして、 . . . 本文を読む
これは長男の空中ブランコでのキャッチの瞬間。
こちらは長女。
島の施設で毎日のように二人が楽しそうにやっているものだから、私もやってみたくなった。
案の定、下から見上げているほど簡単じゃないということを思い知らされる羽目に。
だいたいプラットホームに上がって行くことさえが相当のスリルで、プラットホームに立った時のあの恐怖は一体何ぞや。
高所がこんなに苦手になるなんて、ずいぶん . . . 本文を読む
昨日、娘が11歳の誕生日を迎えた。
思えば11年前のこの日、私たち母娘は二人して命の危機を乗り越えたのだった。
妊娠32週目、胎児は1500グラム前後だと推定される中での手術。こともあろうか、私が妊娠中に虫垂炎を患ってしまったからだった。
虫垂炎発症からかくかくしかじかを経る間、手術は2回にわたって行われ、生まれた赤ん坊はNICU(新生児専用の集中治療室)へ、私も同じく集中治療室へ。
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