今日は映画『ジェーンとシャルロット』を観に有楽町まで出かけた。
ヨーロッパ映画を映画館で観るのは、帰国中の楽しみのひとつ。
(何せ日本語字幕という強い味方がついている。)
作品はジェーン・バーキンの娘シャルロット・ゲンスブールが初監督をしたもので、
世界的に有名な母と娘の会話を中心に二人の関係性などが描かれている。
台本のない会話のはずなのに、詩的な言い回しが自然と繰り出されるところは、
さすがフランス人というべきか、それともゲンスブールの影響の深さ故なのか、
さすがだなぁと思わずにはいられなかった。
ただ、それを「素敵な母娘」とひと言で片付けてしまえるほどおめでたい話というわけではなく、
二人の関係性や境遇の複雑さ、感性の違いが見所と言えば見所かもしれない。
「母と娘」このテーマは私自身もふと考えることがあるので、母親の立場としても娘の立場としても重ねて見る場面が多かった。
母はもう他界してしまっているけれど、その分、娘との関わりについては、
宿題をもらったような気分さえしながら映画館を後にした。
Nozomi
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