ありがとう、2010年

　いよいよ2010年も残すところ僅か数時間になりました。
　（日本時間では、あと1時間余りですね。）

　皆さんは一年の最後の一日をどんな思いで過ごしておられたのでしょうか。
　
　去りゆく一年に想いを馳せてみると、私にとって今年は本当にヨガとの関わりが深まった一年でした。


　春頃にテルアビブの街角でたまたま出会った日本人の女性に、知り合ってまもなくヨガを教え始めることになったことがまずひとつ。

　私にとって初めてのヨガ指導。うまくやれているのかいないのか、自分ではさっぱり分からないものの、ヨガ初心者という彼女が初回以来、週に一度、定期的にヨガのレッスンに通ってくださっています。

　誰かに教える、つまり、伝えるという行為を通して、それまで自分の中で曖昧だったものが曖昧なままでは済まされなくなる。結果、曖昧な理解をクリアなものにすべく、自分自身の学ぶ姿勢をより真摯なものに変えることができた気がします。
　
　
　そして、今年は「私もヨガを始めたよ」というお知らせが面白いほどたくさん届きました。

　日本を離れるあたりから「ヨガ、いいよ～」と散々言いまくっていたのが功を為したのかどうかは定かではありませんが、どんなきっかけがあったにせよ、遠く離れた大切な人たちがヨガの恩恵を受けているのかと思うと、そのたびに私の心は優しく温められるようです。


　それから何といっても、9月に日本で参加したDavid Swensonのティーチャートレーニング。
　
　ヨガ指導者としての知識やスキルだけでなく、ヨガのプラクティショナー（練習者、実践者）であることへの喜びを存分に味わうことができた一週間でした。今思い出しても何やら熱いものがこみ上げてきます。

　あの時、感動と共に得た確かなもの。それは言葉や形で表すことのできるものではありませんが、だからこそ、自分自身がヨガと携わっていく中で、一人でも多くの方に伝えたい。
　新しい一年を目前に、あらためてそのように考えています。
　


　今朝、ヨガの練習を行なった際、最後に心に浮かんだことを書き留めて、今年のブログを締めたいと思います。


　この一年間、良い時も、そうでない時も、私が元気な時も、苦しい時も、いつもそばにあり支えてくれたヨガに心から感謝。　
　私が今こうしてヨガの恩恵を授かることができるのは、何千年もヨガの伝統を絶やさずに紡いできてくれたヨギたちのおかげ。すべてのグルとその生徒たちに心から感謝。
　私がここに在ること。私を産み、育んでくれた両親、家族、友人、恩師、その他関わってくれたすべての人々に心から感謝。

　一年間、本当にありがとうございました。




ナマステ＆シャローム
Nozomi